にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

夜が蘇る :英田サキ

4829622954夜が蘇る (プラチナ文庫)
英田サキ
プランタン出版 2005-08-10

by G-Tools

初プラチナ文庫。
うわっ、ユギ先生のイラストがキラめいております。
秋津の裸が眩しいッ!
英田先生のヤクザモノはこれで制覇…のはず。
【夜が蘇る/英田サキ/山田ユギ/プラチナ文庫(2005年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!!

情人を亡くし、虚ろな日々を過ごす元警視の探偵・秋津は、極道の久我に口説かれる。「もっと俺を受け入れるんだ。できるだろう?」組み伏せられた秋津は、自分の身体に潜む雌の部分が、逞しい雄を求めて疼き出すのを感じた。けれども、情人を忘れられない。そしてなにより、失う悲しみにはもう耐えられない。必死で拒むが、共に事件を追ううちに、傲慢なくせに優しい久我に心かき乱されて……。悦楽に溺れる夜が今、蘇る──傷を抱えた男たちの、あやうい恋情。


【あらすじ・感想など】
秋津芳人(36歳・受)はエリート刑事であったが、2年前に幼馴染みでヤクザであった情人・羽生を亡くした事をきっかけに警察を辞め、人捜し専門の小さな探偵事務所で働いていた。
事務所の所長で恩師・八奈美の知り合いである久我仁一郎(34歳・攻)は、溝口組の若頭。
用もないのに度々事務所に出入りする久我を秋津は気に入らないが、ヤクザがらみの事件を追うために、やむなく力を借りることに。
久我は見返りに、自分の前で男に抱かれろと要求するが…。

設定的に「さよならを言う気はない」の逆バージョン。
ヤクザ×元刑事の探偵。
どっちもありですけど、こっちのほうが王道ですね。
しっかし、イラストの秋津が36歳に見えない…。
ユギ先生のマンガに出てくる、美形の30代っていつも若い。
いや~でも、大人の美形が秋津ぴったりなので満足ですよ。ムフフ。

では本編に戻りますか。
秋津が抱かれるところを見ていた久我ですが、結局最後まで見ていることができず止めさせてしまいます。
そんなことがありつつも、秋津は久我と共に事件を探ることに。
そして、秋津に惚れたと言う久我。
久我は秋津の過去を知っていた。
久我に惹かれていく秋津だが、死んだ羽生のことを忘れることができず、ヤクザである久我を受け入れることができない。
しかし、久我を失いたくない。
「羽生のことを想っているお前を、俺が丸ごと抱いてやる」
「お前の夜を全部俺にくれ」
という久我に、秋津は新しい人生を歩むことに決めたのでした。

このお話、あとがきによると、元は同人誌で出した短編で、その後続編や番外編をサイトで掲載していたということです。
今回大幅に加筆されているとはいえ、元々これ以外の番外編もあるわけで、そのせいかこの作品だけではキャラやエピソードが中途半端な感があります。
高彦、羽生なんかは結構曲者っぽいので、気になってしょうがない。
久我についてももっと掘り下げて欲しかった。
この文庫のボリュームで1冊にまとめるにはこれが精一杯、というのも理解できるのですが、少々欲求不満。
あと、今回の事件、英田先生の作品としては物足りない。
だって矢坂怪しすぎなんだもん(笑)
この作品がダメなのではなく、英田先生のヤクザモノのレベルが高いから、相対的に評価が落ちたかな。
これが初英田先生だったら、きっともっと満足してました。

あーでもでも、秋津と久我のやりとりは「やっぱ英田先生だね!」って感じ。
漫才のような掛け合い(笑)
これがあるから、英田作品はリズムがあって読みやすい。
「大根」云々(下ネタ)を、エッチ後(しかもかなりシリアスな雰囲気の絡みだった)の二人が話してるのがウケる(笑)
それまでの切ない雰囲気とのギャップがたまらんです。
それにしても、久我は槙にどこまで話してるんでしょうね~(^_^;)
槙も結構気になるキャラだったな…。

なんだかんだ言っても、結構好きかもこの作品。
続編とか読みたいなぁ。
同人誌ではあるみたいだけど、商業誌には発表されないんだろうか…?
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2006.07.13 09:45 | 英田サキ | trackback(0) | comment(0)
            












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