にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

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攣哀感情 二重螺旋 (3) :吉原理恵子

4199003991攣哀感情 二重螺旋3 (キャラ文庫)
吉原理恵子
徳間書店 2006-06-27

by G-Tools

わーん、待ってました!!
もう続編は出ないだろうと、内心諦めていたのですが…。
発売日に向けて前作を復習し、準備万端。
正直、冷静に面白いかどうか判断できません。
私はもう尚人の存在、そして円陣先生のイラストで萌えまくってしまうので(笑)
これまでの流れはこちら→「二重螺旋」「愛情鎖縛 二重螺旋 (2)」
【攣哀感情 二重螺旋 (3)/吉原理恵子/円陣闇丸/Chara文庫(2006年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!!
兄の雅紀に「好きだ」と告白されて以来、より甘く淫らになった悦楽の時間―。その濃密な愛に支えられ、連続暴行事件の怪我から復学した尚人。ところがそんな尚人に、同じ被害者の一年生・野上が急接近!!いまだ心の傷が癒えない野上は、尚人にだけなつき、頼ってくるのだ。野上に嫉妬と危惧を覚える雅紀は、「おまえは俺だけ見ていろ」と抱きしめて!?背徳のディープ・エクスタシー。


【あらすじ・感想など】
前作で連続暴行事件に巻き込まれた、篠宮家の次男・尚人(17歳)。
それにより篠宮家の過去が公になり、世間から好奇の目で見られるようになってしまったが、尚人は高校に復学していた。
しかし、同じ高校の後輩・野上は、怪我は軽かったものの心の傷が癒えず、未だ登校できずにいた。
周りの大人達は、野上が立ち直るための手助けを、尚人に求めるが…。

今回、大筋の流れはラブストーリーではありません。
尚人と雅紀の関係は、前巻のラストで雅紀が「好きだ」と告げたことで、ある意味安定期に突入してます。
尚人は戸惑いつつも、雅紀を受け入れています。
この巻では、野上の事件が大きな流れで、尚人、雅紀、裕太、そして沙也加、それぞれの心理描写が進んでいきます。
分厚い割には、物語としては余り進んでいません。
ひたすら心理描写中心なのですが、バシバシ視点が変わっていくので、必要以上には重くないと思います。
前作比で言えばですが…(^_^;)

周りの他人からしてみたら、暴行事件にあったのにもかかわらず、早々と復学してきた尚人は強いと思うのはしょうがない事かもしれません。
でも、尚人は家庭内の問題に直面し、自分と向き合ってきたから得たのであって、当然初めから強い精神力を持っていたのではありません。
野上が事件の被害にあったことは、本人の責任ではないし、確かにそれは不幸な出来事。
それでも、立ち直るには自分の努力が必要なのです。
野上は尚人に依存することで、そこから逃げているのですが、その矛盾が次第に自分を追いつめ、新たな事件を起こしてしまいます。
尚人自身も、尚人の周りの友人や雅紀、裕太も、野上の依存に危惧を抱いていたにもかかわらず、それを止める事は出来ませんでした。

野上は間違った方向に突き進みますが、一歩間違えば誰だってそうなる可能性はあるよなー、と思います。
結局、自分が変わらなきゃ何も変わらない。
それが分かっていたって、目をそらしたい時ってあるんだよなー…。
あぁ、痛いわ。

尚人に降りかかる災難は、毎回結構ヘヴィー。
でも、最終的にそれを癒してくれるのは、雅紀。
(雅紀自身が災難の原因だった場合もあるのですが…)
血が繋がってる分、無条件の強い絆があり、さらに恋愛感情があるのですから、怖いもの無しですね~。
前巻のレビューで「心の通じ合ったエッチが読みたい」と書きましたが、この巻では思った以上に二人の関係がそれに近くなっていて、安心しました。


は~、一応ここまで冷静に書いてきましたが、もう限界。
ぐはっ、尚人―!
かなり萌えキャラ。
普段のしっかりした態度と、雅紀に攻められてる姿のギャップがたまらん!
この大人に成りきる前の年頃もたまらん!
イラストもサイコーです!
カラー挿絵の2枚目が大好きです!
すでに何度も読み返してます。部分的に(笑)
吉原先生、円陣先生、ごちそうさまでした。

このシリーズ、初めはどうってことなかったのですが、なにやら何度も読み返したくなるような魔力があり(笑)、現在では相当好きです。
続編出るのか?
また何年も先なのか?
長期戦覚悟だな。
そう思うと、読み終わるのがもったいなくてしょうがなかった(笑)
大学生になった尚人とか、読みたいです。
来年辺りお願いします、吉原先生~!!

私、このシリーズをレビューした後驚いたことが。
レビューしたのはかなり前なのにもかかわらず、アクセス解析していると、毎日のように「二重螺旋」が検索ワードに出てきます。
ちなみに、「間の楔」もほぼ毎日あります。
(文庫版の感想を求めているのかもしれませんが)
吉原先生は、私の中ではJUNE全盛期の作家さんというイメージだったのと、上記の作品が今時のBL路線ではないと思っていたので、驚きました。
BLのブランクが長かったので、吉原先生の立ち位置が、現在のどのようになっているのか把握出来ていませんでした。

ふー、ようやくレビュー出来てスッキリ。
こういったお話を、がっつり書ける吉原先生、やはり大御所ですな。
これからもバリバリ活躍して下さいませ!


血縁関係覚え書き
shinomiya.png

■シリーズ
「二重螺旋 -二重螺旋1-」
「愛情鎖縛 -二重螺旋2-」
「攣哀感情 -二重螺旋3-」
「相思喪曖 -二重螺旋4-」
「深想心理 -二重螺旋5-」
「業火顕乱 -二重螺旋6-」
「嵐気流 -二重螺旋7-」
「双曲線 -二重螺旋8-」
「不響和音 -二重螺旋9-」
「千夜一矢 -二重螺旋10-」
「悋気応変 -二重螺旋11-」

■外伝(単行本)
「灼視線」

■ドラマCD
「二重螺旋」
「愛情鎖縛」
「攣哀感情」
「相思喪曖」
「深想心理」
「業火顕乱」

二重螺旋 (キャラ文庫) 愛情鎖縛―二重螺旋〈2〉 (キャラ文庫) 攣哀感情 二重螺旋3 (キャラ文庫) 相思喪曖―二重螺旋〈4〉 (キャラ文庫)
深想心理 二重螺旋 5 (キャラ文庫) 業火顕乱 二重螺旋6 (キャラ文庫) 嵐気流  二重螺旋7 (キャラ文庫) 双曲線 二重螺旋8 (キャラ文庫)
不響和音―二重螺旋〈9〉 (キャラ文庫) 千夜一矢: 二重螺旋10 (キャラ文庫) 悋気応変: 二重螺旋11 (キャラ文庫)
灼視線 (二重螺旋外伝)

Chara CD Collection「二重螺旋」 Chara CDコレクション 愛情鎖縛 二重螺旋2 Chara CD Collection 攣哀感情 二重螺旋3 
Chara CD Collection 相思喪曖 二重螺旋4 Chara CD Collection 深想心理(しんそうしんり) 二重螺旋5 BLCDコレクション 業火顕乱 二重螺旋6
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2006.06.30 10:30 | 吉原理恵子 | trackback(3) | comment(6)
            

こんばんは、BL×B.L.リングでご一緒させていただいているものです。先日レビューを挙げましたのでTBさせていただきました。
…JUNE全盛期ですか。流石に私はその頃は知りませんので最も長く活躍されている方の一人という認識こそあれそこまで古い人(…)だったとは思わず…でも言われてみれば10年前には既にそのお名前を知っていたなぁと思い出しました。
うちも『二重螺旋』『子供の領分』ともに検索ヒット数が多いです。『間の楔』や『渇愛』もエントリ多くなるのでしょうかね…(笑

私は野上については意図的にスキップした感想になってしまいましたが、読めば読むほど色々と思うところがある一冊でした。野上についてはガキ領の堤大悟とは違った料理の仕方をしてくれることと期待しています。が、そうですねぇ…立ち直るという視点…母親による比較対象が家から学校と言うシェルターに逃げ出した尚人だったのはやはり気の毒だったとしかいえないと思うのです。…独断。あれは野上は母が悪い!(苦笑

図に乗って長々と失礼致しました。ではでは。

2006.06.30 23:32 URL | 硝子 #SjaT3f8U [ 編集 ]

硝子さん、こんにちは。

コメントレス遅くなってすみません。
確か、「M」にもコメント頂いた記憶が。
JUNE方面への貴重なご意見、ありがとうございます~!
吉原先生は「間の楔」や「幼馴染み」あたりが代表作かな?と思ってましたので、それが連載されていた20年ほど前が全盛期なのかなと、勝手に思ってました。(私もリアルタイムで読んでいるわけではありませんが)
吉原先生は現在でも、自費ドラマCD出していたりと精力的に活動されているようで、その熱意には感心しきりです。
予想通り、このレビューにアクセスが大量に来ました(笑)
この作品、皆さん好きなんだなと、嬉しくなります。

さて、この作品についてですが、
>あれは野上は母が悪い!
ですね。やっぱ、そこですよね。
でもこんな親、現実に沢山いるんだろうなと思うと、やりきれない気持ちでいっぱいです。
まあ、野上には心を許せる友人もいないようだし、兄弟もいない、というのは尚人より不幸だとは思いますが。
良くも悪くも、正面切ってぶつからないと解決しないですよね。

ではでは、コメント&TBありがとうございました。
そちらにもおじゃまさせて頂きます☆

2006.07.03 11:51 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]

こんにちは、にゃんこさん。

>今回、大筋の流れはラブストーリーではありません。

ですよね~。なぜかいきなり安泰期の二人・・・
恋愛の部分は大幅カットされてるのにやることだけは濃いのがらしいなぁ~と。

>大学生になった尚人とか、読みたいです。

そこのとこ、すんなり尚人は進学するのか非常に気になっているのですが・・・
どう雅紀が説得するのか、ヤッパリ身体に利かせるのか注目してるんですけどねぇ。
意外と頑固な尚人がどう出るか・・・ですね。

あとがき辺りでチラッと次刊を匂わせてくれれば、安心なんですけど。
何年でも待つ覚悟はありますから、気長に待とうと思ってます!
先にTBだけさせてもらったっきりでスイマセンでした。
3もTBさせていただきました、ありがとうございました!

2006.07.04 10:13 URL | 櫻井サクラ #- [ 編集 ]

サクラさん、こんにちは~。

>なぜかいきなり安泰期の二人・・・
悪いなりにも安定期突入してる感じですね。
でも、思った以上にやることやってる二人には、初め驚きました(笑)
2巻ではあまり最後までやってなかったような気がするのですが…。
今回の雰囲気は、それが当然のようになってましたね。
それにしても、二人のエッチは一回が長そうだ…(^_^;)

ではでは、こちらからもTBさせていただきました~。
TB、コメントありがとうございました!

2006.07.04 12:40 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]

にゃんこさん、今日は!

遅まきながら、漸くこのシリーズに手を出したので、TBさせて下さいまし!

巷の噂通りにヘヴィーな作品でしたが、ガッツリとした「重さのある展開」は読み応えがあり、すっかりこの世界に嵌ってしまいました。(笑)

>普段のしっかりした態度と、雅紀に攻められてる姿のギャップがたまらん!
この大人に成りきる前の年頃もたまらん!

私もあまり若い子は得意ではないのですが、尚人には萌えてしまって大変でしたよ。

にゃんこさんも記事に認めていらっしゃいますが、「大人に成りきる前の年頃」の不安定さがガッツリと出ていておいしかったです。

CDの方も(色々な面で)凄そうなので、追々手を出してみたいと思います。(笑)

ではではまた!

2007.03.01 11:34 URL | ハスイ #MMIYU.WA [ 編集 ]

ハスイさん、こんばんはー。

ふふふ、ついにこのシリーズ制覇されたのですね。

>巷の噂通りにヘヴィーな作品でしたが、ガッツリとした「重さのある展開」は読み応えがあり、すっかりこの世界に嵌ってしまいました。(笑)
ヘヴィーですね、篠宮家に降りかかる災難は。
近親相姦というだけでも暗いのに、そこに至るまでの過程が重くて、皆雁字搦めになってますよね。
いつの間にか目が離せなくなり、気がつけばズッポリ嵌ってました。

そして、ついにCDに手を出してますが…
イイですよ!
2,3は2枚組で内容もお値段もボリュームありますが、かなりオススメです。
三木さんステキです!
機会があれば是非どうぞ!

TBありがとうございました。
ではでは~。

2007.03.02 01:24 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]













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59冊目『攣哀感情―二重螺旋3(吉原理恵子)』
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