にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

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赤のテアトル :緒川千世

4396784147赤のテアトル (Feelコミックス オンブルー)
緒川 千世
祥伝社 2017-04-25

by G-Tools

破滅の匂いただよう依存関係にどうしてこんなに惹かれてしまうのか。
最後まで萌えが詰まった1冊でした!
【赤のテアトル/緒川千世/onBLUEコミックス(2017年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
昼は気丈な社長 夜は淫らな娼婦
パリのファッション界で、一躍名を馳せた女性靴ブランド・アバルキン。その急成長の裏には、秘密があった。それは淫らな肢体とむせ返るような色香で業界人を惑わす、美しき青年社長・ユーリの枕営業…。そんな娼婦まがいのことを夜ごと繰り返すのも、すべては愛しい側近のゴーストデザイナー・アダムの夢を叶えるため。彼を繋ぎとめられるなら、たとえ利用されていても構わないと気丈に身体を差し出すユーリだったが―――。


【あらすじ・感想など】
母が亡くなり、女性靴ブランド・アバルキンを継いだ息子のユーリ。
デザイナー兼経営者である一方、自らピンヒールを履き、美しい容姿を武器にして広告塔としてもカリスマ的な存在として注目されている。
しかし、ファッション界で一躍名を馳せた裏では、有力な支援者に自らの躯を差し出すユーリの枕営業、そしてゴーストデザイナー・アダムの存在があった。
アダムを手に入れるために自らを犠牲にし、課せられた役割をこなすユーリだったが、その心は次第に追い詰められていき…。
という、華々しいファッション界で活躍する裏で、乱れた生活を送る美貌のカリスマ・ユーリと、その心を支配しているアダムの関係を描いたストーリーです。
強気な姿勢と美しさで人々を魅了し、裏では男たちをその身体で手玉に取り、そんなユーリの存在によって支えられているブランド・アバルキン。
それをマネージメントしているのは、側近でゴーストデザイナーであるアダムと、叔父で副社長のミハイルのふたり。
男たちの様々な思惑が入り乱れるストーリーです。

移民で貧しい生活のなかデザイナーを夢見ていたアダムの才能に目をつけ、拾ったのはユーリの母で先代の社長兼デザイナーである・ユリヤ。
アダムはユリヤのツバメとなり、ゴーストデザイナーとなってブランドの復活を支えていたけれど、ユリヤの死によって出ていこうとしていた。
反発しながらも密かに想いを寄せていたユーリはそれを阻止すべく、自らアダムの駒となり、アバルキンを背負うことを選ぶ。
アダムが欲しているのは自分のハイヒールを履いてくれる人。
ユーリは自分がアダムにとって人形であることを分かっていながらも、どんどんアダムに依存していきます。
でも、どれだけ頑張ってもアダムはユーリ自身を見てはくれない。
愛情は歪み、ユーリの精神を蝕んでいく。
そしてついに、ユーリの心もアバルキンの戦略も崩壊していくのですが…。
読んでいて、もう萌えが高まってドキドキしっぱなしでした。
私、こうした破滅へ向かっていく依存関係がすごく好きです。
どう転んでも救われなそうな展開だし、肉体的にも精神的にもドロドロで痛いのですが、そこがいい。
危ういながらもギリギリのところで成立していた形が、ふとした瞬間、ふとした出来事で崩壊していく。
どうしてこんなにドキドキさせられるのか。
まるでジェットコースターのようです。
「果実は腐れば腐るほど甘く香る」
というセリフがありましたが、まさに萌えもそれ。
破滅の予感が高まるほどに惹きつけられてしまうのですよ。
なかなかこの手の作品に出会わないので、「これを待ってたー!」と心躍りました。
ただ、この萌えの高まりを最後まで持っていけるかどうかは、結構難しいです。
力業できれいなハッピーエンドに持っていかれても、後味の悪いバッドエンドに持っていかれても、どちらにせよ上手く展開してくれないとここまでの萌えが台無しで興醒めしてしまう。
どこに落としどころを持っていくのかが重要だと思うのですが、今回はびっくりするくらいあっさり。
残りのページ数的にもうひと山あるかと思ったのに…。
でも、大事なのはここからでした。
「まさかそこ?!」という展開があり、意表をつかれたし、萌え爆発!
私は知らない方が楽しめると思うので、ここでは伏せておきます。
いやはや、このエピソードがあるかないかで、全然印象違いますから!
序盤の展開からは想像出来ない、萌えと癒やしがうまく共存した結末でした。

ユーリが身体を張っているので、エロ方面もしっかり盛り込まれています。
相手がエロオヤジなシーンも多いので好き嫌い分かれそうですが。
私はモブ姦嫌いじゃなし、SM描写も大好物なので、存分に楽しめました。
アダムがその様子を側で見ているところもまた美味しい。
それにしても、ユーリが一方的に依存しているのかと思いきや、アダムも相当です。
心のストッパーの外れたアダムがやばい。

ということで、緒川先生の作品です。
私はこれ以外は「カーストヘブン」を読んでいて、それ以外に確かもう1冊かわいい雰囲気の何かを読んだことがある気がするのですが…全然記憶が残っていない。
緒川先生はかわいい路線と痛い路線の振り幅が極端ですね。
私は痛い路線の方が好き。
今回の作品は、同じ痛い路線でも雰囲気は全然違っていて、「カーストヘブン」より理不尽さがなくて読みやすいです。
駆け足ではあるけれど、この1冊でしっかりまとまっているし、意外性もあって、最後まで萌えが詰まっていました。
依存関係、美味しいですね。
退廃的な話に緒川先生の絵柄が合わないのでは?という意見もあるかもしれませんが、私は全然気にならなかったです。
もちろん、例えば中村明日美子先生の絵柄だったらもっとお耽美だったろうなとは思うけれど、緒川先生の絵柄だからこその良さもあると思います。
兎にも角にも大満足。
自覚していたからこそ覚悟を決めていたユーリと、自覚しているようで自覚していなかったアダム。
そして魅力的な脇キャラたち。
依存関係の変化がとても面白かったです。
ストーリーもエロも、私の萌えツボにクリーンヒットな作品でした!!
2017.07.02 18:28 | 緒川千世 | trackback(0) | comment(2)
            

にゃんこさん、こんにちは。
20代のころからお邪魔し続け、なんともう37歳になりました笑
にゃんこさんとは萌えが似ているので、ありがたいナビゲータで、本当に自分のbl全盛期(?)はにゃんこさんとともにあった気がします。今もときどき、おじゃましては何かおすすめあるかしらん? と楽しみにしています。昨年は座裏屋さんを知ることができ、興奮しました。今回の漫画もすごく面白かったです!
今、迷っているのが、「はらだ」さんです。話題の方のようなので、にゃんこさんが読まれていたら感想を伺ってみたいと思いました

2017.07.22 23:25 URL | モグ #- [ 編集 ]

モグさん、こんにちは

わー、私もモグさんと同年代ですよ!
ガッツリBLに嵌まって以来、あっという間に時間が過ぎて気付けば40が近づいていました(笑)
私も全盛期は過ぎて以前より読む量は減っていますが、時々新規開拓しようと新しい作家さんの本を読んでいます。
はらだ先生は「やたもも」を読んだことがあります。
ただ、主人公のキャラが私の好みから外れていたので、それ以降は手に取っておらず…。
ビッチ系の生活能力低い受(読んでいくともちろんそれだけじゃありませんが)が苦手でなければ、エロもガッツリあるのでよいかもしれません。
人気のある作家さんなので、いろいろ読んでみたら私の萌えツボにも嵌まる作品があるかも!
機会があったら再チャレンジしてみようかと思います。

コメントありがとうございました!
ナビゲーターとして多少なりともお役に立てていたなら、とても嬉しいです。
更新ペースは落ちてしまいましたが、また気が向いたときにでも是非おいでくださいませ(*^_^*)
これからも萌えを発信していきたいです。
ではでは!

2017.07.30 19:48 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]













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