にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

4199008616憎らしい彼: 美しい彼2 (キャラ文庫)
凪良 ゆう
徳間書店 2016-12-16

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こんなに気持ち悪い「不審くん」がかっこいいなんて…。
今回も清居がかわいかったです!
【憎らしい彼 -美しい彼2- /凪良ゆう/葛西リカコ/Chara文庫(2016年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
目深な帽子に怪しいサングラスとマスク。付いた仇名は『不審くん』。新進俳優の清居の熱心なファン──その正体は、同棲中の恋人・平良だ。気持ち悪いほど愛を捧げてくるくせに、「俺は清居を引き下げる愚は犯さない」と、甘えたくても察してくれない。どうしてこんなヤツ好きになったんだ…? そんな時、業界屈指のカメラマンが平良を助手に大抜擢!! 清居より仕事優先の日々が始まってしまい!?

【あらすじ・感想など】
高校時代、対照的な存在だった清居と平良がつき合い始めて半年あまり。
今では清居は若手俳優として名前を知られ始め、平良は大学生となり、相変わらず清居を盲目的に崇拝する平良に清居が呆れながらも穏やかな日々が続いていた。
そんな中、平良は大学のサークル活動を介して有名カメラマンの野口と知り合い、アシスタントのバイトを始めることに。
清居はゴシップ騒動に巻き込まれ、ふたりのすれ違いが大きくなっていくのだが…。

「美しい彼」の続編です。
吃音症で内向的な性格の平良が、高校時代から崇拝していた清居とつきあうことになるまでも紆余曲折がありました。
普通なら引いてしまうくらいのストーカー男の平良なのですが、清居はそんな平良の執着を必要としていて、ふたりの関係はうまく噛み合っています。
ただ、前作の後半でもあったように、このふたりの力関係は意外にも平良のほうが上、というか、平良は自己完結した自分の世界で生きているので、結局清居がそれを汲み取って寄せていかないといけない。
清居は平良に振り回されてるけれど、それでも好きだし、自分には平良が必要だと思っているので、なんだかんだで恋人同士におちついています。
…が、うまくいっている時は呆れながらもそれで成り立つのですが、清居に気持ちの余裕がなかったり、平良が大事な場面で間違った表現で気持ちを伝えてしまったりすると、途端に関係は不安定になってしまう。
平良の自己評価はとても低いです。
だから、底辺にいる自分が神のように崇めている清居と恋人同士であることが、奇跡だと思っているし、いつか終わりがくると思っている。
そうなった時に再び1ファンに戻れるように、常に一歩引いています。
清居はそれがもどかしくて、寂しくて、悲しい。
平良のその気持ちは分からないでもないけれど、清居からしてみるとどれだけ好きと伝えても、同じ目線にこない平良に不安が募るのは当然ですよね。
そして、平良の言葉の選び方が残酷すぎて!
本人的にはちゃんと理由があるし、平良の性格を考えたらそれも理解できるけれど、恋人にそれを言われたら悲しすぎるセリフがちらほら出てきます。
こんな変人相手に、それでも好きだから突き放せず傷ついている清居が可哀相になってきました…。
どうしても清居に共感してしまいますが、今回の読み所は、平良の成長ですね。
「羊の皮を被ったオレ様」と言われてしまうような、頑固さを持っている平良。
マイワールドからどう外の世界へ足を踏み出していくのか。
幸運なことに、平良には素質も才能もあり、人の縁にも恵まれているのに、いつまでも卑屈な思考から抜け出そうとしない。
その思考は幼い頃から思春期にかけての経験に起因していて、そう簡単に変えられるものでもないのも分かる。
分かるけどもどかしい!
終盤、ようやく脱皮の時を迎えて、前向きになっていく姿にホッとしました。
清居よかったね…!

トラブルはありますが、ふたりのいちゃいちゃっぷりも堪能出来ますよ!
鏡のシーン、恥ずかしがる清居がかわいすぎて萌え悶えました。
羞恥プレイ万歳…!
平良はいろいろと変態欲求を内に秘めていそうなので、これから遠慮せずどんどん出していって欲しいです(笑)

ということで、「美しい彼」続編も面白かったです!
前作に引き続き清居の度を超した変態っぷりがブラック方向にならず、程良いシリアス度合いに清居のかわいさで、甘くて幸せな読後感にまとまっていました。
攻がこんな変人なのに(笑)
噛み合わないふたりの会話が、「変人の思考だとそうくるのか…!!」という驚きでいっぱいでした。
凪良先生すごいなと感心しきりです。
でも、平良ほどまで酷くないにしろ、他人の言葉の裏にある思考が理解出来なくて相手に腹が立つ経験は、私も何度もあります。
自分の常識に当てはめ「あり得ない!」と怒ってしまう。
平良は極端な例ですが、お互いの理解を深めるには、相手のことを知ろうとする姿勢が大事だなと改めて感じました。
ストーリーも萌えも大満足!

2017年の最初の感想は凪良先生の作品になりました。
記事を見返してみると、2015年も凪良先生の「美しい彼」で、2年があっという間でびっくり。
今年も萌えを求めてたくさん読んでいきたいです!

■シリーズ
「美しい彼」
「憎らしい彼 -美しい彼2-」

美しい彼 (キャラ文庫) 憎らしい彼: 美しい彼2 (キャラ文庫)
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2017.01.09 12:49 | 凪良ゆう | trackback(0) | comment(0)
            












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