にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

4403523935ビューティフル・ガーデン (ディアプラス文庫)
安西 リカ
新書館 2015-12-09

by G-Tools

萌えツボいっぱいで悶えた…!
「がっつく年下と余裕の年上」設定、大好きです。
【ビューティフル・ガーデン/安西リカ/夏乃あゆみ/Dear+文庫(2015年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
新進プロダクトデザイナーの倫は、新たに手がけることになったキッチン用品シリーズのプロジェクトで、メーカー担当者の伊東と知り合う。ゲイを公表している倫は直感で彼を同類だと確信するが、伊東は過剰にそれを否定した。嫌悪感もあらわな彼の反応に苛立ち、倫が嫌がらせ半分からかい半分で誘惑してみたところ、伊東に獣のように激しく求められ…?心ふるえる年下攻エモーショナル・ラブ。

【あらすじ・感想など】
中縞倫は、ゲイである事を公言しているプロダクトデザイナー。
ある日、大手家庭用品メーカーの仕事をすることになり、担当となった若手社員・伊東高広に同類の気配を察して興味を持つが、頑なにそれを隠そうとする様子に、苛立ちを覚えていた。
からかい半分に伊東を誘惑し、身体の関係を持つのだが…。
という、身体の関係から始まる話。
倫は容姿端麗なやり手の若手デザイナー。
ゲイである事を隠しておらず、恋人はいないけれど相手には困らない生活を送っていて、それなりに遊び慣れています。
伊東を見てすぐに同類だと察するのですが、伊東は倫がゲイだと知った途端過剰な反応を示し、どうやらゲイである自分を受け入れていない様子。
そんな態度に苛立ちを覚えた倫は、自分の色気を駆使して誘惑し、伊東も激しく倫に欲情して身体の関係を持ちますが、事後、伊東は怒り出してしまう。
今まで必死に抑えてきた同性への性欲を解放させられた責任を取れと伊東は迫り、プロジェクトが終わるまでの期間、セフレになる事に。
そうして関係が始まりますが、仕事では真面目な態度をとっていたのにプライベートでは一変し、ぶっきらぼうな物言いで、倫を「あんた」呼ばわりするような遠慮のない態度を取る伊東との時間を、倫は次第に心地よく感じるようになっていきます。
伊東の方も、倫にどんどん惹かれていく。
お互いの気持ちに気付いているけれど、ふたりが恋人となるには大きな問題があり、好きだけれど離れなければいけない事も分かっている。
自分との関係を隠す相手とは恋人になれない。
そう決めている倫は、ゲイである事を隠し続けてきた伊東の事情を知っていて、恋人になれない事を分かっているのに、惹かれる心は止められません。
それは倫のポリシーを知っている伊東も同じ。
一見、そんなに悩むくらいなら譲ればいいじゃないかと思うようなポリシーですが、そこには倫の苦しんできた過去や葛藤があります。
それを譲ったら、今までの自分は何だったのか。
そう思う倫の気持ちが痛いほど分かるだけに、切なくてたまりません。
カミングアウトの問題は、BLを読んでいると珍しくないけれど、本人だけの話ではなく、家族や周囲を巻き込んでしまうことになるので難しいですよね。
世間の理解もまだ不十分で、個々の事情にもよるので、正解なんてありません。
倫だって、それはよく分かっている。
分かってはいても、譲れないのです。
別れたままでは終わらないので、ここからこの問題をどうやって解決し、ハッピーエンドに持っていくのか?
不安になりつつ読み進めていたのですが、この後の展開がすごくよかった。
「妥協」と「尊重」は同義語。
そんな言葉にハッとさせられました。
物事を考えるとき、ネガティブな発想しかできないままだと、大切なものを見失ってしまう。
自分の気持ち次第で見え方が一変するのだと、そんな当たり前のことに気付かされ、霧が晴れていくような気持ちになりました。
派手な演出やドラマティックな仕掛けがある話ではありませんが、心をギュッと鷲掴みにされる部分が所々に隠れていて、グイグイ惹き込まれる。
前半が倫視点でセフレから恋人になるまでの話。
後半が伊東視点で、倫の過去のトラウマの解決も含め、関係が深まる話。
こうして書くといろいろ盛り沢山に感じますが、ポイントをしっかり押さえていて、ペース配分もいいので、スッキリまとまっていました。

ふたりのキャラもすごく好み!
あとがきに「がっつく年下と余裕の年上」とあってそれだけでも十分萌え設定ですが、それに加え、色気たっぷりな倫が私の好みのツボすぎて!!
年下攻を色気で誘惑して、自分のペースで進めていくけど途中からがっつく攻の勢いに翻弄されていく…初っ端からそんな大好物の展開で萌え転げました。
しかもトラウマ持ちとか、サバサバしているように見えて実は寂しがり屋とか、強さと脆さのバランスが素敵。
一方の伊東も、倫との相性バッチリな年下攻でした。
無理なく倫の心を解いていく程良いやんちゃさと甘え方。
仕事ではちゃんと切り替えて真面目にやっているところがまたいい。
この性格、絶対弟だなと思ったらやっぱり兄がいましたね。
倫に惚れまくりなところも好感度大。
そして、年下の伊東ががっつきまくりなので濡れ場も大盛り上がりでした!
伊東が興奮しすぎで先にいっちゃったりするの、かわいいですね(笑)

ということで、安西先生の新刊とてもよかったです!
ストーリーもキャラも好みど真ん中。
切なさたっぷりの内容で泣かされ、萌えエロで悶え、最後まであますことなく萌えが詰まった素敵作品でした。
あとがきに「年下の情熱にほだされる年上受」とか「経験少ないけど慣れた振りしちゃう年上受」とか「年下攻が数年後肉食系に変身」とか、安西先生の萌え設定が出ていましたが、どれもこれも美味しそうなのでぜひ書いてください…!!
安西先生、ごちそうさまでした。
次の作品も楽しみにしています!
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2015.12.13 23:09 | 安西リカ | trackback(0) | comment(0)
            












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