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やぎさん郵便 (3) :草間さかえ

4799727303やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)
草間 さかえ
リブレ出版 2015-11-21

by G-Tools

終わってしまった……最後までとても面白かったです、大満足!!
これからも、きっと何度も読み返してしまうだろうなぁ。
【やぎさん郵便 (3)/草間さかえ/シトロンコミックス(2015年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
1通の恋文で人生を狂わされた男たち…花城、廣瀬、有原、澤。絡まり合った運命の糸は解かれ、それぞれのしあわせを見つける4人の未来は…。花城と澤の出会いを描いた番外編「東京行進曲」と「やぎさん郵便」から数年後の後日談を大量描き下ろしで収録!

【あらすじ・感想など】
『マッチ売り』から『やぎさん郵便』と続いているこのシリーズ。
出版社社長の花城と大学生の廣瀬、花城の部下の澤と廣瀬の同級生である有原という2カップルが登場します。
有原が廣瀬に宛てた恋文の前半部分が廣瀬に、勇気が無くて渡せなかった後半部分が偶然澤に拾われた事で始まった4人の恋愛物語。
紆余曲折を経て、ついに…

『やぎさん郵便』24,25話
最初は澤の意地悪から始まり、有原が振り回されている関係だった澤と有原。
健気な有原が嫌だと言いつつ依存していくのかと思いきや、いつしか精神面で形勢逆転しています。
有原は大人しくて受け身な性格だけれど、その分悩みや迷いを自分の糧にしてきたのだろうなぁと、澤や花城を見ていて気付きました。
澤や花城は強くあろうとして自分の弱さから目を逸らしていたり、平気な振りをしていたりするだけで、実は脆い部分があるんですよね。
まぁ、そこがかわいいんですけど!
澤はそんな有原の優しい強さに触れたことで、それまで抱えていた恋愛に対する複雑な感情が溶かされ、新たな一歩を踏み出すことが出来ます。
有原の天然だけど鋭い感性はすごい。
一旦自分の気持ちを受け入れたら一気に優しくなる澤にも、それを嬉しそうに受けとめている有原にも、ほっこりさせられました。

一方、花城と廣瀬は、恋愛面ではすでに出来上がっていますが、花城の引きずっている過去にどう決着を付けるかが問題でした。
花城も、澤とはまた違った意味で恋愛に対して複雑なトラウマと心の傷を抱えていて、性的にも奔放にやってきた期間が長いので、なかなか大変です。
ドSのようでいて実はドMな花城の性格は、澤以上にとらえどころがない。
そんな花城が、廣瀬との出会いで自分の過去や現在の状況にしっかりとけじめをつけないといけないと、自ら動いていくのがよかったです。
花城らしい、ちょっとスパイスの効いたやり方ではありますが(笑)
廣瀬は花城に振り回されっぱなしだけれど、ワンコのように常に生真面目に花城への想いを伝えようとしていて、そんな廣瀬だからこそ花城も惚れたんだろうなぁ。
花城の淫乱さをしっかりと受けとめている、廣瀬のむっつりスケベなところがかわいかったです。

花城も澤も、昔から関わりのある周囲の人たちが優しく見守っていて、愛されているなぁと胸があたたまりました。

『かごめかごめ』
大学入学後、ダメ男につかまって肉体的にも精神的にも限界に来ていた有原が、廣瀬の裏表のない優しさで救われる過去エピソード。
ちょっと切ない話ですが、よくよく考えると、幸薄そうな有原の色気に全く気付かず、その状況に何も疑問を持たない廣瀬もすごいですよね。
廣瀬の素直さに感心してしまった(笑)

『東京行進曲』
澤の花城との出会いから、その後、花城の会社を手伝うことになるまでの話。
澤のひねくれた性格はここから来ていたのか…と納得のエピソードですね。
そして、若い頃の花城が!とても一途!!!
社長の顔は出てきませんが、全くもてるタイプではない事は確かです。
そんな社長だけど花城にとっては盲目的な愛情の対象であって、社長が出征後も、心はずっと社長に持っていかれてしまっている。
花城も澤も、報われなさすぎて切ない。

『ゆりかごのうた』
社長不在のまま花城と澤で仕事を進め、軌道に乗ってきた頃の話。
ドライな言動をしながら、相変わらず社長の事となると虚勢も張れない弱さを見せる花城に、澤が平気な顔の裏で傷ついているのが痛い。

『続・東京行進曲』(描き下ろし)
大団円その後の4人の日常の一幕。
過去編を読んだ後だけに、たわいもない日常のやりとりの中で、幸せそうな姿が胸にしみます。
ほっこり。

--
ということで、ついに『マッチ売り』『やぎさん郵便』のシリーズが完結です!
大好きなシリーズだったので、読みたい気持ちと読み終わりたくない気持ちが入り交じり、何度も行ったり来たりしながら最後のページをめくりました。
面白かった…!
大満足。
…でも、もう続きが読めないのは寂しい…。
ここに登場する4人、それぞれ個性は違うけれど、みんな強さと弱さが混在し、とても魅力的でした。
私が一番好きなのは、性的に奔放だけれど純粋で一途で寂しがり屋の花城です。
もう存在自体が萌え!
と言いつつも、途中からどんどん澤の不器用さが可愛くなってきて、さらにふたりの相手である廣瀬と有原がいてこその花城と澤の魅力だと思うと、もう、4人とも欠かせない存在になっていきました。
昭和初期という時代背景もあって、時代の流れに翻弄されている部分があり仄暗さも垣間見えつつ、現代とは異なる価値観や世相から伝わってくるレトロ感が、草間先生の作風にマッチしていて素敵。
少し時間はかかりましたが、4冊で過去編含めしっかり読めて嬉しかったです。
感想を書く前に既刊を読み返して、改めてこのシリーズ大好きだなと感じました。
何度も読み返したくなるし、その度に新たな発見がたくさんできる作品ですね!
草間先生、素敵な作品を届けていただき、ありがとうございました!!

■シリーズ
「マッチ売り」
「やぎさん郵便」
「やぎさん郵便 (2)」
「やぎさん郵便 (3)」

マッチ売り (CITRON COMICS) 
やぎさん郵便 (シトロンコミックス) (CITRON COMICS) やぎさん郵便 2 (シトロンコミックス) (CITRON COMICS) やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)
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2015.11.30 01:28 | 草間さかえ | trackback(0) | comment(0)
            












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