にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

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エロとじ 悦 :■アンソロジー

4799726625エロとじ 悦 (b-BOYアンソロジー)
アンソロジー
リブレ出版 2015-09-18

by G-Tools

エロとじ、これで第5弾ですね。
今回はまさかの特殊ネタに驚きました(笑)
■ラインナップ
秋山みち花(cut:稲荷家房之介)青野ちなつ(門地かおり)鈴木あみ(にゑ)櫛野ゆい(せら)砂床あい(加東セツコ)桂生青依(鳥海よう子)宇喜田ふゆ(にやま)華藤えれな(幸村佳苗)藍生有(石田要)いとう由貴(佳門サエコ)御堂なな子(山田2丁目)水戸泉(名取いさと)中原一也(高嶋上総)
【エロとじ 悦/アンソロジー/リブレ出版(2015年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
【あらすじ・感想など】
それぞれのあらすじと感想をサクッと。
私の満足度を 1 : ★ ~ 3 : ★★★ でつけてみました。

『眠りの森のノワール王』秋山みち花/稲荷家房之介
愛に溢れるアムール王国の王子・ブランシュは、魔女に呪いをかけられ百年もの間眠っている姫を救い出すため、北の果てにある城に向かった。
しかし、そこに眠っていたのは美しい男。
戸惑いながらも、魔法を解くために口づけをしたのだが…。

美女を助けるはずがそこにいたのは男で、しかも呪いを解くためだと言われてエロいことをされちゃう王子様の話。
おとぎ話風の構成なので、設定の細かい部分はツッコミ無用。
純真無垢な王子様の貞操が奪われていく性的な部分が、おとぎ話の清潔感とギャップがあってちょっと背徳感かな。
エッチは甘いです。
個人的には少々刺激が足りなかったので、もっと攻に頑張って欲しかったです(笑)

『秘蜜の遊戯』青野ちなつ/門地かおり ★★★
日本画で栄華を極めてきた西園寺家で使用人として働く環は、先代の愛人の子。
三男の大河にモデルを頼まれ、指導されるうちに恋人として抱かれるようになっていたが、それを長男・朝日に知られてしまい…。

大河も朝日も日本画家ですが性格は正反対で、自由奔放な大河に対して、朝日は生真面目な長男気質。
ふたりにとって環は年が離れた異母弟で可愛がられてきたのですが、朝日が別邸に移り住んでから、大河がいつの間にかその身体を手に入れてしまっています。
朝日は大河と環の淫らなエッチを覗き見て、怒りつつも欲情が燃え上がっていく。
環視点で話が進むので、淫らな自分を見られている羞恥を楽しめ、かつ、朝日の沸々と沸き上がる性的興奮が熱のように伝わってくるのが感じられて、ドキドキです。
このあとちょっとで弾けてしまいそうな緊張感が萌え。
残念ながら3Pには至らないのですが、短編ならこれでちょうどいいのかも。
続きが読んでみたいです。
もちろん3Pで! 
朝日はきっと、蓋を開けてみたら大河も真っ青な変態さんだと思います(笑)

『花嫁と水晶の恋』鈴木あみ/にゑ ★★
双子の妹の身代わりとして、女の姿に化け志鷹の元に嫁ぐことになった真汐。
しかしそれを承知で志鷹は結婚すると言い…。

使用人の息子として昔は一緒に暮らしていたけれど追い出され、その後、真汐の家が困窮した時に現れた志鷹。
融資の代わりに真汐の妹を要求してきた志鷹に、親はその場しのぎで真汐を妹に化けさせ送り込んだという、身代わり花嫁もの。
男の真汐だと気付いてもそのまま話を進め、真汐の身体を強引に開いた志鷹に、最初は戸惑っていた真汐ですが、徐々に志鷹の言葉に絆され子供の頃の気持ちを思い出していきます。
白無垢で産卵プレイとかさせている割に、言葉は甘くて、志鷹の気持ちが分かりやすいので全体的には甘い雰囲気。
花嫁ものに特別萌えがあるわけではないけれど、エロさと甘さが良い塩梅で面白かったです。

『触手☆クエスト』櫛野ゆい/せら
1年前、仲間と共に魔王を倒し、英雄となったアレックス。
しかし、その魔王が復活したという噂がたち、アレックスは再び旅に出たのだが…。

ドラクエみたいな世界観の中、勇者が触手に襲われるという、タイトルそのままの内容です(笑)
目の前に昏睡させられた仲間がいる中で、リーダー的存在の自分が襲われているという、助けを求めようにもプライドで躊躇してしまうという状況。
お決まりの触手プレイに翻弄されているところで、一番の仲間であるレナードが目を覚ましてしまい、羞恥心マックスな中ついにイッてしまう。
必死に我慢していたところで限界を迎える展開、いいですね。萌えますね。
ただ、私はこのタイプ(正義感強い猪突猛進型)の受にあまり萌えないので激萌え!とまではいかなかったのですが、好きな人にはすごくツボに嵌まる話なのだろうなと思いました。

『ひみつのみずたまり』砂床あい/加東セツコ ★★★
真面目な優等生・蝦名がもらしてしまう場面に遭遇してしまい、さらに授業中の蝦名の不自然な様子を目にした久瀬。
蝦名の秘密を知った久瀬は、写真をネタに、秘密のトレーニングを強引に蝦名にさせるのだが…。

緩い高校生活を送っている久瀬と、すました顔の真面目くん・蝦名。
蝦名の秘密は、ストレスで自律神経がおかしくなったために尿意を長時間我慢出来なくて、授業中おむつをしているというもの。
…失禁に加え、まさかのおむつ登場です!!!
いやはや、びっくり。
世の中にそういうプレイを喜ぶひとがいるとは知っていましたが、まさかBLで読むとは思いも寄りませんでした。
私、失禁は萌えるのですが、それは相手を目の前にして生理現象を強制される事で羞恥心が高まるという部分に萌えるので、おむつはちょっと違うんだよねと序盤は思っていました。
でもなるほど、排泄行為で恍惚となるまでの過程や表情を楽しむものなのですね!
それに気付いたら萌えが理解出来ました。
確かに、猫が用を足す時の恍惚とした表情はかわいくてつい見てしまう…。
最初はおむつ姿の受ってどうなのよ?とも思いましたが、久瀬がトレーニングと言いつつ密かに欲情していく過程や、真面目な蝦名の心と身体が調教されていく過程に無理がないので、意外にも萌えまくりでした。
開けてはいけない扉を開けてしまった…。
でも、あまりに特殊すぎて、今後このプレイを読む機会に恵まれることはないような気がします(笑)

『淫乱』桂生青依/鳥海よう子 ★★
ひとりの相手と付き合うのが性に合わない、淫乱で面倒くさがりな橘。
同じ会社で働く後輩の椎原に告白されたのを断るものの、セフレとして身体の関係は持っていた。
ある日、人気のない夜の会議室で盛り上がっていたところに、突然同期の桐島が現れて…。

口止めのため、半ば強引に桐島も淫らな関係に巻き込み3Pに。
好きなのに自分だけのものにはなってくれない年上の女王様・橘に、椎原はどうにか振り向いてもらおうと一生懸命です。
そこに桐島が突然入り込んだ事でライバル心が燃え上がり、いつも以上にハッスルして橘に気持ちよくなってもらおうと頑張る椎原。
一方の桐原は、冷たい視線と言葉を送りながらも、橘の身体を弄ぶ。
そして、桐原の登場に全く動じず、むしろ男が増えたことに大喜びなのが橘。
橘の淫乱っぷりが突き抜けていて気持ちいいくらいでした。
椎原も桐原も、そんな橘に翻弄されながらも愛おしく想っているのが伝わってきてよかったです。
バイブに加え二輪挿しありの3Pで萌えエロたっぷり!

『幽冥に咲く』宇喜田ふゆ/にやま
両親に売り飛ばされ、その家の娘の替え玉となり、生贄として恐ろしい大猿と言われる猳国に差し出された廖恵。
そこに現れた赤い体毛の大男は、廖恵が男である事に気付き怒るのだが…。

半獣のような男と、生贄の少年の話。
怒った猳国に力尽くで犯され、最初は悲しみに暮れていた廖恵ですが、次第に身体はそれを快楽に変えていき、やがて心も絆されていくという展開。
異種姦とか体格差とか、萌え要素はありつつも少々物足りなく感じたのは、廖恵が意外とすんなり馴染んでしまったからかな。
この手の展開は、もっと肉体的に酷くされている方が私は好みです。

『縛めの回帰』華藤えれな/幸村佳苗 ★★★
二重スパイとして活動していた頃、同じ陣営のスパイに囚われ、拷問を受けたルスランは、その時の事が密かに忘れられずにいた。
平和が訪れ、今では秘密組織で事務的な仕事をしていたが、そこにかつて自分を拷問した男・シドレフが上司として現れて…。

ハッキリ書かれてはいませんが、世界観的にはドイツが舞台。
東西に別れ冷えた関係が続いていた頃、ルスランは日々張り詰めた中で活動していたスパイで、味方に敵と間違われ拷問を受けた事があります。
それは裸にされ、緊縛されるような性的な拷問で、ルスランはそれにより自らに眠っていた欲望を知ってしまう。
今では妻子もいる平和な日常を送っていて、そんな本性から目を逸らして生きているルスランの前に現れたシドレフに動揺しつつも、過去を否定する。
シドレフはルスランの身体を責め、本性を認めさせようとするのですが…。
身体は悦んでしまっているのに、それを否定しようとギリギリの精神状態で頑張るルスランの葛藤が美味しい!!
SMは、もちろんそのプレイ自体も萌えるのですが、そこにあるふたりの関係性や背景がすごく大事だと思うのです。
その下地作りが丁寧にされているのがとてもいい!!
硬質な世界観とエロのギャップに萌え。
ルスランのノーブルな表向きの顔がシドレフを前に崩れていくのが、読んでいてドキドキしちゃいました。
最終的に自らを受け入れた時の、Mスイッチ入ったルスランがエロくて素敵です。

『執愛リベンジ』藍生有/石田要
ホストクラブで、ナンバーワンの座を後輩のジンに奪われた流星。
以前流星が言った「トップになったら何でも言うことを聞いてやる」という約束を覚えていたジンに、脱ぐ事を要求され…。

ホスト同士の話。
後輩ホストの要求に軽い調子で合わせているうち、ジンとの因縁が明らかになっていきます。
うーん、私、どうもホスト同士のカップルに萌えがないというか、男らしい受が基本的にあまり得意ではないので、萌えきれませんでした。
あ、エロは藍生先生お得意の尿道責めありますよ!!

『被虐の悦び』いとう由貴/佳門サエコ ★★
会社では口もきかないほど避けている倉本と、密かに関係を持っている宮川。
ある弱みをネタに、強引に関係が続いていたのだが…。

ライバル関係にある男に、女装セックスをさせられているというリーマンもの。
普通のセックスに飽きていた倉本は、嫌がる男を女装させて犯すのを望み、弱みを握られ言うなりになるしかない宮川を自分の都合で呼び出しては関係を持っています。
今では日常的に女性の下着やコルセットまで着けさせられているほど。
嫌がりながらも、宮川自身、そうした被虐的な行為によってストレスが解消されている事も実は気付いています。
表面上は反発し合いながらも、実はお互いに求めるものが合致していて、あえてこの関係を保っているという歪さがいいですね。
近い将来、バランスが崩れる時が来そうですが…。
エロは、先述した女装はもちろん、産卵プレイや鏡に写しながらのプレイ、尿道責めなど盛り沢山!

『先生と野獣』御堂なな子/山田2丁目
学校では、真面目な教師と、その指導に反発する不良な生徒という関係だけれど、学校の外では恋人同士の理人と侑也。
どんなに好き合っていても、裸の背中を見せようとしない侑也だったが…。

という、教師と生徒の秘密の関係もの。
ヤクザの子供である侑也はそれで周囲から避けられている、という事情はありつつ、基本的にラブッとしているふたりの話なので甘いです。
不良の侑也の甘えっぷりがかわいい。
ストーリー的にもプレイ的にも少し刺激が足りないのが残念。

『悪い大人』水戸泉/名取いさと ★★★
亡くなった高校時代の友人の子供・出流を引き取り、育てている島崎。
そこにはある目的があって…。

親子的な依存関係にある少年に、淫らな調教をしている男。
その背景には、出流の父親・出雲と島崎の特殊な関係があります。
思春期ならではの不安定さと残酷さが入り交じった、綱渡りのような関係。
13年前、結局それは破綻してしまい、島崎は出流に果たせなかった想いをぶつけているのですが…。
なんという歪んだ純愛!
自覚がないところがまた島崎の心の傷の深さを表しているのだろうなぁ。
JUNE感たっぷりのこの短編、とても面白かったです!!
水戸先生、流石ですね。
エロもとっても歪んでいて、出流の喘ぎ方とか全然上品じゃないのですが、それが意外にもいい味を出していて素敵。
言葉でこの雰囲気を上手く伝えられないのがもどかしいです。
短編くらいの分量が一番合っているかもしれないけれど、番外とかで調教過程やその後のいちゃいちゃ(表面上は歪んでいる)な関係を垣間見たい!

『溺れた純愛』中原一也/高嶋上総 ★★
1年ほど前からダイオウイカが揚がるようになった海辺の町に住む、一郎と櫂。
子供の頃から身体が弱かった一郎にとって、友人の櫂は眩しい存在だった。
その櫂が、「ダイオウイカを生け捕りにしたらお前に言いたいことがある」と言い残し、海で行方不明になってしまい…。

海辺の田舎町で暮らす、ふたりの青年。
言葉にはしないけれど、お互いに大切な存在である事は感じていた最中の櫂のその言葉に、一郎は密かに櫂が自分と同じ想いでいるのかもと期待しています。
でも、櫂は消えてしまった。
(ちなみに、ダイオウイカは通常死んだ状態でしか揚がらなくて、生け捕りというのは不可能に近い事らしいです。初めて知った)
櫂を探すため、ひとりで船を出していた一郎の前にダイオウイカが現れるという謎の展開だったのですが…。
そもそもダイオウイカに襲われている場面から始まっていて、どこに着地点があるのかよく分からないまま話が進んでいたのですが…。
そう繋げて、そこに着地するのかーー!
と、驚きました。
ダイオウイカ責めはまぁ扉イラストからして分かるし、触手ものは大概人間相手じゃないのでその一種だと思えば許容範囲なので、イカに対する心の準備は出来ていてそんなに驚かなかったのですが、その展開は読めなかったですよ!
なかなかの突き抜けっぷりでした。
ある意味新鮮。
そこに萌えは…………ないですが(笑)
触手好きな人は萌えるのではないでしょうか、多分!

--
ということで、エロとじ第5弾ですよ!
もう5冊目という事に驚きました。
3年連続で出ているので、このまま恒例企画で残ってくれるといいなぁ。
今回は作家さんのラインナップがこれまでと比べて若干弱めかなと感じましたが、私が普段読まない作家さんが多かったというだけで、世間的にはそんなことはないのかもしれません。
とか言いつつ前回の感想を見返したら、同じ事書いていました(笑)
小説だとなかなか知らない作家さんにチャレンジするハードルが漫画より高いと思うのですが、そんな時、新規開拓にアンソロはちょうどよいですよね!
ちなみに、前回はかわい恋先生に嵌まって、それ以来作家買いしています。
あと、ここ最近エロとじの短編が書き下ろし加えてノベルス化した作品がちらほらあるので、続きが読める可能性があると思うと嬉しい!
今回は、3P間近の興奮に萌える青野先生の作品、SM関係を素敵なシチュエーションで盛り上げていた華藤先生の作品、歪な純愛と調教がJUNE感たっぷりに繰り広げられていた水戸先生の作品、この3作品の続きが読んでみたいなぁと思いました。
そして、特殊ネタが楽しめるのも短編の魅力ですね。
ダイオウイカなんて、おむつよりさらに他で読む可能性低いと思います…。
プレイ萌えを楽しむのもよし、シチュエーション萌えを楽しむのもよし。
一気に読むと萌えにむせかえるので、何回かに分けて読むのがオススメです。
感想を書くのも普段以上に時間がかかってしまいました…。
こんな長文になり、読みづらくてすみません。
何はともあれ、今回もご馳走様でした!

■エロとじシリーズ
「エロとじ」
「エロとじ Vol.2」
「エロとじ 艶」
「エロとじ 淫」
「エロとじ 悦」

エロとじ―b‐Boyアンソロジー エロとじ VOL.2―b-BOYアンソロジー 
エロとじ 艶 (b‐Boyアンソロジー) エロとじ 淫 (b‐BOYアンソロジー) エロとじ 悦 (b-BOYアンソロジー)

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