にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

眠り男と恋男 :座裏屋蘭丸

4799726099眠り男と恋男 (ビーボーイコミックスデラックス)
座裏屋 蘭丸
リブレ出版 2015-07-10

by G-Tools

はぁ、大好きです座裏屋先生。
バラエティに富んだ、萌え満載の短編集でした!
【眠り男と恋男/座裏屋蘭丸/BBC DX(2015年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
商売仲間で一緒に部屋を借りているロイスに、その症状が出たのは2週間前の夜。ジュードは以前から想いを寄せているロイスに、もう7回も体を奪われていた。体に火をつけられながらも、「ロイスは異性愛者なのだから、期待をしてはいけない」と自分に言い聞かせる。投薬治療で治る病気だと知っていながら、ジュードはロイスに切り出せずにいたが――。

【あらすじ・感想など】
『眠り男と恋男』
『眠り男と恋男 -その後-』

4年前から一緒に仕事をしているジュードとロイス。
ジュードはゲイで、密かにロイスに想いを寄せているが、ノンケのロイスとの関係を進展させるつもりも、気持ちを伝えるつもりもない。
けれど、睡眠中に性行動に走る病気に罹ったロイスは、夜ごとジュードのベッドにやってきて…。

という、仕事仲間のふたりの話。
ロイスはジュードとセックスしている事を全く覚えておらず、ジュードもそれを教えないまま密かな関係が続いていきます。
好きだから拒めないけれど、このままではダメだとも分かっている。
そうした中で、記憶はなくても身体に残る痕跡を不審に思ったロイスがようやく自分の病気に気が付きますが、お互い恋愛感情には触れないまま、身体の関係は続いていくことに。
ロイスはノンケということもあるし、仕事仲間としてジュードとこれからも共にいたいという気持ちはあるので、関係について踏み込んだ話が出来ずにいる。
一方で、ジュードはロイスが好きで失いたくないので、自分からは何も言えず、期待してはいけないと自戒しつつ身体の関係を続けています。
外見も普通に男らしく、ゲイ仲間相手にはサバサバした態度を取るジュードが、ロイスに対しては相手に気付かれないよう健気な行動をとっている。
そのギャップがかわいい…!
セックスの最中の表情とか、これはロイスが堕ちるのも納得ですよ!
エロかわいい。
病気のせいで記憶がないままセックスをしているという状況が、ふたりをちょっとした事で疑心暗鬼にさせています。
どちらかというと思い詰めるタイプのジュードはヘタするとシリアスになりそうなのですが、相手が思った事をすぐ口にしちゃう性格のロイスなので、ねっちっこくならず良い塩梅でした。

『優しいディナー』
レストランのオーナー・霧野に口説かれ、偏食を直すという口実で身体の関係を続けている葵。
霧野に好意を寄せながらも、過去のトラウマが原因で恋愛に踏み込めずにいて…。

食べる仕草って、ちょっとエロティックですよね。
それが存分に描写されていて、色気たっぷりでした。
そのムンムンとした色気と、純粋でサラッとした印象の葵とのギャップがよかったし、最後、葵のちょっと困ったようなはにかんだ笑顔で〆られていたのが効いていました。

『夜を逃げる』
子供の頃の事故のトラウマから、夜の暗闇が苦手なハル。
そんなハルとセフレの関係を続けているユーゴは、密かにハルへの想いを胸に秘め、毎晩のようにハルの部屋を訪れている。
ユーゴの本気の想いを感じ、離れようとしたハルだったが…。

年下ワンコなユーゴと、ツンデレな女王様タイプのハルという組み合わせ。
トラウマ持ちのハルが強気な態度の裏に弱い部分を持っている事をちゃんと分かっているうえで、ユーゴが頑張っているのがいいですね。
そんなユーゴが、ここぞという場面で強気に出て女王様を強引に押し倒し、本音を引き出す展開がよかった!
アンソロのテーマが尿道責めという事もあって、そんな道具を活用したプレイが登場しています。
大好き…!!

『太陽と秘密』
旅行者のコーディに口説かれ、恋に溺れたカイト。
でも、コーディは妻と子供がいることを告げ帰国してしまった。
1年後、カイトの前に再びコーディが現れ、話があると言ってくるのだが…。

雰囲気的に、東南アジアか中南米あたりの舞台設定?
年齢は明示されていませんが、10代半ばくらいのアジア系の少年と、20代半ばから後半くらいの白人の青年というカップルです。
ビバショタ!
妻子持ちの旅行者に弄ばれて傷心のカイトですが、再会したコーディに怒っているのは、コーディをまだ好きだから。
好きだからこそもう傷つきたくなくて突き放した態度を取っている。
でも、コーディは関係を修復するため頑張ります。
まぁ、そんなカイトに誠意見せるつもりなら、いくら焦れても無理矢理セックスするのはどうかと思いますが…。
しかもあんな場所で!
我慢しなさい!
と思わず突っ込みましたが、でも恥じらうカイトを目の前にして暴走するのも仕方ないのかもと思うくらい、カイトの表情は可愛かった…!!
そして日に焼けた少年の身体って、どうしてあんなにエロいのか。
その背徳感がたまらなくエロでした。

『待つ花』
神に仕え、性的な事は一切禁忌である一葉。
地主である鬼崎は、密かにそんな一葉と強引に身体の関係を持っていて…。

強引な関係に対して、拒絶する態度を取っている一葉ですが、一方で禁忌に縛られ自由のない生活の中で、鬼崎の存在に救われている部分もあります。
鬼崎も、そんな一葉の心情を理解しているが故に、嫌がる一葉にアブノーマルなプレイをしかけ、我を忘れるような快楽で理性やしがらみから解放して心を自由にしてあげている。
言葉にはしないけど伝わっている気持ちに萌え。
外界から孤立させられ、因習はびこっていそうな教団の雰囲気も妄想がかきたてられていいですね!
小説だと時々見かけるけれど、漫画だとあまりない設定な気がします。
短編だからこその余韻が素敵。

--
ということで、座裏屋先生2冊目の単行本は、R18アンソロジーに掲載された作品をまとめたものでした。
所々読んでいた短編はありましたが、こうしてまとめて読む事が出来て嬉しい!
前作に引き続き、期待を裏切らない萌え満載の1冊で大満足。
今回は男らしい受あり、細身の女性的な受あり、ショタあり、そして和洋混在のバラエティに富んだカップリングでした。
ちなみに、初出がR18本なので、局部の修正はかなり多いです。
というか、真っ白。
元の状態を知っていると残念ではありますが、あえてR18設定で出しているアンソロなので、その付加価値を考えるとこのくらいの修正をしないと意味がないのかなぁとも思います。
ただまぁ、個人的には萌えに露出や描き込み具合が直結しているわけではないので、萌え的にはあまり気にはなりませんでした。
私が漫画より小説派だからという事もあるのかも。
小説だと視覚的には見えない部分がほとんどですしね。
私の場合、そこまでの過程や関係性が大事で、特殊プレイ好きだけどそれは想像で賄えばそれで十分だったりします。
あ、でももちろん、R18本を出してもらえるのは嬉しいですよ!
エロたっぷりな話が読めるし、そういう場があるからこそ輝く作家さんもいらしゃるだろうし。
企画はこれからも続いて欲しい。
そして、修正が入っても単行本化をどんどんして欲しい…!

座裏屋先生、現在は雑誌の方で連載もされているようだし、今後も益々楽しみです。
大好き。
挿絵のお仕事もお待ちしております!
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2015.07.26 23:52 | 座裏屋蘭丸 | trackback(0) | comment(0)
            












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