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暴君王子の奴隷花嫁 :かわい恋

4576140647暴君王子の奴隷花嫁 (二見書房 シャレード文庫)
かわい恋
二見書房 2014-05-26

by G-Tools

勢いのある萌えエロが読みたい時にピッタリ。
残念な部分がありつつも、それを上回る萌えで楽しかったです!
【暴君王子の奴隷花嫁/かわい恋/藤村綾生/シャレード文庫(2014年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
物みたいに抱いて欲しい。立場を叩き込んで、性具として扱って―。エーグル・ドール学園。生徒の情報を徹底的に秘匿し保護するセレブ御用達のボーディングスクールへ「特待生」として入学した潤也。しかし特待生の実態は、一般生たちの欲望のはけ口となる性奴だった。限度を知らない凌辱の中、意思を裏切って開発されてゆく体。そんな潤也を独占したのが某国王子のバースィルだった。支配者然とした態度と強い精力に被虐の悦びを覚え、悲しみ戸惑う潤也だが、同時に別の感情が芽生えてきて―。

【あらすじ・感想など】
病を抱える母の治療費のため、異母兄に薦められるままエーグル・ドール学園の奨学生として編入することになった潤也。
しかし、そこで待っていたのは、生徒達の性欲のはけ口として弄ばれる日々だった。
絶望の中、ある日学園に転入してきた中東にある国の第二王子だというバースィルに、「専属の恋人」となれと命じられるのだが…。
という、全寮制の学園を舞台に、傲慢なアラブの王子の性奴隷になる話です。
海外の某国にあるこの学園は、世界中から富裕層の子息達が集まり、徹底した秘密主義で生徒達の生活を守る特別な男子校。
各学年に2人ずついる「特待生」は、全寮制生活の中で溜まる生徒達の性欲のはけ口を発散させるために、全生徒共有の性奴隷という役割を持つ生徒です。
高額な奨学金がもらえるため、様々な家庭の事情を抱えた子供が、役割を理解した上で身売りのような形で入れられていて、逃げ出す事は出来ません。
そのひとりとして入学した潤也は、自分を厭う異母兄に騙されたと知りつつも、母の為ただれた学園生活を受け入れている。
バースィルの専属になってもそれは変わらず、潤也には選択肢はありません。
ただ、校医のカイ・ヤンに助言されるまま、バースィルとの行為の最中「好きだ」と言葉にしているうちに、もともとあった惹かれる気持ちが徐々に大きくなり、いつしか特別な感情を抱くようになっていきます。
一方、転入生のバースィルは、人を従える事が当たり前の生活を送ってきた典型的なアラブの王子で、性奴隷として潤也を扱うことに何の疑問も持っていません。
反発する他の生徒を力でねじ伏せ、有無を言わさず潤也を自分専属にします。
でも、強引に事は進めていますが、バースィルはそうした振る舞いが当たり前になっているだけで、性格が悪いわけではありません。
自分のものである潤也を好きに扱いながらも気遣いはみせるし、「好き」と縋ってくる潤也を可愛くも思っている。
傲慢な性格ではありますが、バースィルが学園にやってきたのには事情があり、心に傷も抱えています。
誰に対しても心を開こうとしなかったバースィルは、潤也との生活の中で次第に変わっていくのですが…。
惹かれ合っていても互いの気持ちに気付いていないふたりは、嫉妬やすれ違いでなかなか簡単には結ばれません。
強引に関係を強要される中で相手の抱える背景を知り、心も堕ちていくというパターン、BLでは珍しくないですよね。
そして、性奴隷公認の全寮制学園という設定からして、エロ重視の話である事は間違いない。
この手の話はエッチシーン盛り沢山なわりに、心理描写が単純だったり突っ込みどころ満載だったりして、可もなく不可もなくな読後感な事が私は多いです。
この作品も、最初からエロ満載で飛ばしていたので、そのパターンかなと思いきや……思いがけず面白くてびっくりしました。
ひたすらエロエロだし、嫉妬や気遣いから修羅場という展開も目新しくないのに、潤也とバースィルの心理描写が上手く嵌まっているんですよね。
潤也の行動が卑屈すぎないのがいいです。
自ら身を引こうとしたり、諦めに至る過程や背景が納得出来るものだったので、ふたりの気持ちが理解出来ました。
好き合っているのにふたりとも不器用でもどかしい。
激しいセックスの裏で苛立ちや切なさが垣間見えて、萌えも倍増!
テンション上がりました。
………が。
最後、それ?!
強い心を持つ潤也がその選択肢を選んだ理由がよく分からなかったです。
ページが足りなかったんでしょうか。
ここまでうまくまとまっていたのに、勿体ないです。
うーむ。

しかし。
兎にも角にもエロはこれでもかというくらいてんこ盛り!!
エッチシーンは数えてみたら9回程ありました。
輪姦、産卵プレイ、媚薬、3P、花嫁衣装エッチに山芋に、他にもいろいろあってプレイ満載です。
元々共用の性奴隷ということでモブ姦や衆人環視が当たり前だし、強引なので、この手の描写が苦手な方にはオススメしません。
私は大好物なので美味しくいただきました。
かわい先生、結構容赦ないですよね!
もっとやれ!
受が快楽で我を忘れて飛んでいる描写、大好きです!
羞恥心と快楽のバランスが絶妙で、萌えツボに嵌まりまくりでした。

ということで、かわい恋先生です!
まだ単行本がこの作品と、今月出たスピンオフの2冊しかないのですが、アンソロ(「エロとじ 淫」「鬼恋」)で読んでいて今一番注目している作家さんです。
読んでから数ヶ月経っていて、上に書いたように萌えまくりでテンション上がっていた中での意外なラストに、ちょっと消化不良な読後感だったので感想を書くのを保留していたのですが、スピンオフも面白かったので今回感想を上げてみました。
萌えエロ場面は何度読んでも美味しい!
改めて読んでみてもやっぱり最後は納得いかないのですが、萌えがそれを凌駕していて、好きな気持ちが勝りました。
私の好みに嵌まりまくり。
萌えツボは人それぞれなので、万人受けはしないと思いますが…。
ちなみに、新刊のスピンオフは校医で登場したカイ・ヤン先生が生徒の時の話です。
そんな過去があってのこの人柄なのかと、ちょっと印象が変わりました。
アンソロでかわい先生に出会っていなかったら、アラブとか花嫁に特別興味がない私は、きっとこの作品、手に取ることも、あらすじを読む事もなかったなと思います。
ラストはともあれ、期待を超える萌えエロは大満足!
かわい先生、私の中で今ではすっかり西野先生、丸木先生に並ぶ萌え補給作家さんになっています。
どんどん単行本出て欲しい!!

■シリーズ
「暴君王子の奴隷花嫁」
「学園性奴〜番う双子の淫獣〜」

暴君王子の奴隷花嫁 (二見書房 シャレード文庫) 学園性奴 ~番う双子の淫獣~ (二見書房 シャレード文庫)
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2015.05.31 01:34 | かわい恋 | trackback(0) | comment(0)
            












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