にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

threesome :榎田尤利

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榎田 尤利
リブレ出版 2015-03-19

by G-Tools

「erotica」に収録されていた『10x3』の続編です。
ヤクザ受3P、美味しくて萌え悶えました。
【threesome/榎田尤利/円陣闇丸/リブレ出版(2015年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
快楽主義で女好きの極道・辻良典は、あるきっかけから、男ふたりと肉体関係を持つようになった。切れ者弁護士の財津と、使い走りの舎弟・菊池―ふたりから鬱陶しいほどの愛を捧げられながらも、辻が愛するのは常に自分だけだったが…。大人気エロティック短編集「erotica」内の続編が、長編書き下ろしで登場。

【あらすじ・感想など】
和鴻連合会の下部組織・辻堂組のトップである辻良典は、無類の女好き。
しかし刺激を求めて組長の娘に手を出し、それが組の顧問弁護士である財津に知られてしまう。
財津は甥であり辻の舎弟でもある菊池と共に、身体の関係を求めてきた。
快楽に流され、関係を続けている辻だったが…。
「erotica」に収録されていた『10x3』の続編です。
『10x3』では最初に関係を持つ場面が書かれていて、この続編はその後の話。
優男で仕事も出来る辻は女に不自由はしていませんが、何事も自分中心で快楽主義者なので、本気で付き合っている相手はいません。
女だけでなく男のファンも多く、菊池もそのひとり。
辻に心酔し、酷い扱いをされてもめげることなく仕えています。
ある日、菊池は辻が火遊びで組長の娘に手を出したことを知り、伯父の財津に相談。
辻に惹かれていた財津はそのネタを使い、菊池と共に辻と肉体関係を迫ります。
なんだかんだ言いつつも快楽を得た辻はその後もその関係を続けていて、セックスでは受け入れる側になっていますが、財津と菊池に屈しているわけではありません。
快楽には弱くても普段の辻の傲慢なオレ様っぷりは変わらない。
財津と菊池との関係は、強い自分を演じる必要のない息抜きのようなものだと、辻は言葉にはしませんが思っています。
そうした中で、今回ある事件が起こり、辻の認識に変化が訪れる事に。
菊池のワンコっぷりがコミカルで、財津も辻も飄々としているので軽減されていますが、話の内容は軽くないです。
愛情と憎しみは表裏一体。
過度の執着は、財津と菊池のように報われる事もあれば、破滅に繋がる事もある。
読み終わった後、萌えと共にやるせない寂寥感が残りました。
愛情にはいろいろな形があって、相手に受け入れられてもらえず、伝わることもなく、報われない愛情だってたくさんあるわけで…。
切ない。
そうした状況の中、甘い言葉はなくても成り立つ3人の関係もある。
きっかけは快楽でも、そこから切り離せない関係に至るのは、理屈じゃなく必然なのだなと感じる展開でした。
それが相性というものなのかしら。
最後まで辻は素直に本心をふたりに明かしませんが、自分に向けられているのが恋愛感情だと分かっても拒まないなんて相当心許しているし、言葉にしなくてもふたりを受け入れているのが伝わってきてよかったです。
辻は分かりにくい性格だけど、普段ツンツンなのでちょっとデレただけでも「あれ?」と相手に伝わってしまうので、ある意味分かりやすいですね。
そのデレをちゃんと気付いてあげている財津と菊池にニヤニヤしちゃいました。
菊池はそうでなくても過剰に脳内変換していそうですが(笑)

元々「erotica」の話だけあってエロもしっかりエロいです!!
ついにワンコ菊池の巨根にも出番がやってきました!よかったね!
挿入してからの快楽に理性とか強がりとか吹き飛んでいる辻もエロエロで素敵ですが、それに加えて挿入までの描写がたっぷりあって美味しい。
萌え滾る…!
そして、最初は本意じゃないという顔をしているのに、負けず嫌いもあって最終的に自ら乗っかっていく展開になっている辻がかわいいです。
ふたりの攻に前も後ろも、上も下もぐちゃぐちゃにされている受という構図だけでも美味しいですが、そこにキャラの関係性萌えも加わると最強ですね!
3P大好き。

ということで、榎田先生の新刊です。
元の短編『10x3』は2012年に出た「erotica」に収録されていますが、その時は萌えたけど他の短編の方がインパクトがあり、私はそこまで特別な思いはありませんでした。
でも、こうして続編が出てキャラや関係性に深みが出ると、また違った印象で、すごく面白かったです。
萌えツボなヤクザ受と3Pがいっぺんに楽しめるなんて素敵すぎる!
あ、ただエッチシーンは甘いですが全体的に暴力沙汰が多いので、その手のシーンが苦手な方にはオススメしません。
作品としては、暗さやドライな部分があるからこその面白さかなと思いますが。
ラブコメに寄りすぎない重さが、たっぷり濃厚エロを惹き立てていて萌えました。
財津だけでも、菊池だけでも成り立たない、個性の異なる3人だから成り立つ関係がよかったです。
辻のツン過多なツンデレ具合もいい。
そしてそして、そんな萌えを円陣先生の挿絵がさらに盛り上げていますよ!
挿絵はキャラそれぞれ単体の画中心です。
数的に少ないのもあって物足りないと思いきや、読み終わってみるとすごく効果的で、印象的でした。
カバー下も素敵なのでお見逃しなく!
単行本で価格はお高めですが、「erotica」と並べることが出来るし、円陣先生の綺麗な画が堪能出来るから、まぁいいかな…。
兎にも角にも、最近あまり新作の出ない榎田先生のBL作品に読む前からテンション上がっていましたが、期待を裏切らない素敵な萌え作品で大満足です!
次の作品も早く読めるといいなぁ。
心待ちにしています。
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2015.04.06 01:26 | 榎田尤利 | trackback(0) | comment(0)
            












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