にゃんこのBL徒然日記

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何度でもリフレイン :安西リカ

4403523714何度でもリフレイン (ディアプラス文庫)
安西 リカ
新書館 2015-02-07

by G-Tools

前作に引き続き、切なさと甘さたっぷりで面白かったです!
安西先生大好きだ。
【何度でもリフレイン/安西リカ/小椋ムク/Dear+文庫(2015年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
ずっと忘れられずにいた大学時代の恋人・佳史と、仕事先で再会した真下。十年経ち、彼は大企業の役員となっていた。別れの前後の記憶が辛すぎて、必要以上の関わりを避けたい真下に対し、佳史は昔と変わらぬ情熱を向けてくる。世間知らずで甘えたがりだった佳史も、今やすっかり仕事のできる大人の男。それを眩しく思うと同時に気後れを感じる真下は「友達でよければ」と佳史との付き合いを受け入れるけど…?

【あらすじ・感想など】
大手商業施設への新規出店コンペに参加した真下裕通は、そこで、今では大企業の役員として働いている大学時代の同級生で恋人だった高坂佳史と再会した。
10年前、家庭の事情もあり大学を中退し、高坂とも別れた真下。
再会した高坂は、今でも好きだと告げてきて…。
という、再会もの。
大学時代、ふたりが別れたのは母子家庭だった真下の母が病気で亡くなった事がきっかけで、育った環境や経済的なすれ違いが表面化した事が原因です。
その後大学を中退した真下は精神的に不安定な時期を乗り越え、今の会社で働くようになり安定した生活を送っています。
大企業の御曹司である高坂は、大学を卒業後海外で経験を積み、今では若いながらも役員として働いている。
お互いに、社会人として充実した日々を送っている中で再会し、複雑な感情を抱きながらも、傷つけあった過去を話題に出来るくらいには気持ちの整理は出来ているつもりだった。
でも、傷ついた過去があっても、10年を経ても、やっぱり好き。
お互いにそう思っていて、高坂は言葉にしてちゃんと伝えているけれど、真下はそれを受け入れる事が出来ません。
10年前の悔恨、以前とは違いすっかり大人の男になっている高坂への戸惑い。
好きだから突き放せず友達として再び付き合うようになりますが、真下はどんどん追い詰められていきます。
好き合っているならさっさと付き合えばいいのに…と序盤はもどかしい気持ちでいっぱいでした。
でも、10年前の別れの背景を知ると、それも仕方がないかなと納得出来ました。
唯一の家族だった母親の死に直面して余裕がない状況の中、まだ大学生で、しかも裕福な家庭で育った高坂とすれ違ってしまった経緯は理解出来る。
育ちの違いや金銭感覚の違いって、関係が順調なときは些細な事と思っていても、一旦関係がぐらつくと、その違いが決定的な破綻に繋がる要因になり得ると思います。
男同士なら尚更。
これが社会人の時だったら乗り越えられる事もあるでしょうが、18歳の大学生には厳しいでしょうね。
結果的に高坂に酷い事をしてしまった負い目があるので、何事もなかったように恋人同士に戻る事が出来ません。
それに、お互いに夢中になって愛し合っていた、無我夢中で求め合っていたあの頃のような関係にはもう戻れない。
若かったからこそ、その時だったからこそのトキメキやワクワクであって、それは28歳になった今では取り戻せないんですよね。
恋愛に限らずですが、年を重ねるとそれをしみじみと感じます。
今の年齢だからこそ共感出来るという面が大きいので、自分が学生の頃にこれを読んだら、どう感じるのかな。
ただ焦れったいだけだったかも。
高坂と友達になるなんて無理なのに、応える気はないと言いつつ曖昧な態度で高坂の側にいようとする真下を、ずるいヤツだと思ったかもしれません。
今の私は、焦れったい一方で切なさが募り、真下が本音を晒すシーンや最後のシーンでは思わず泣いてしまいました。
そして、前半が切ない分、後半の高坂視点のその後のエピソードが甘くてよかった!
高坂の真っ直ぐな気持ちが伝わってきて、微笑ましいです。
家柄良く仕事が出来てイケメンで包容力があって甘え上手。
こうやって書くと高坂は出来すぎなくらいハイスペックだけど、それが嫌みじゃないので好感度大でした。

濡れ場は特別多くもボリュームあるわけでもないです。
でも、なんだかやたらと萌えた…!
安西先生の描写が私の好みと合っていて、萌えツボにささりました。
背面座位よいですね、むふふふ。
攻視点のエッチシーンの描写も大好き!

ということで、安西先生の新刊です。
前作は付き合って10年になるカップルの話、今作は10年後に再会したふたりの話で、状況は違えど、どちらも長い時間かけて好き合っているふたりの話ですね。
雑誌掲載分と書き下ろしという二本立てになっているので、ひとつの話自体はそんなにページ数が多いわけではありません。
でも、話の作りが丁寧で読んだ後の充実感がしっかりあるし、甘いエピソードとのバランスもとてもよいので大満足!
萌えもたっぷり!
安西先生好きだなぁ。
次作も楽しみです!
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2015.02.22 20:13 | 安西リカ | trackback(0) | comment(0)
            












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