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BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

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蘭陵王 :山藍紫姫子

4596744327蘭陵王 (ハーレクイン・ラブシック)
山藍 紫姫子
ハーレクイン 2014-10-24

by G-Tools

ハードカバーで出ていた「蘭陵王」の新装版。
ハーレクイン・ラブシック、装丁や挿絵がとても好み!
【蘭陵王/山藍紫姫子/座裏屋蘭丸/ハーレクイン・ラブシック(2014年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
“僕の心は凍っている。誰も愛さない、愛せない――"
気まぐれに彼を拾ったダンサーの性の玩具にされ、歪んだ快楽を植えつけられた。やがて仕込まれたバレエで頭角を現すも、その美貌ゆえに、場末の劇場で男たちに一夜の肉悦を与える獣に堕とされた――捻じれた運命に弄ばれて、心を閉ざす天才的バレエダンサーの玲司が、初めて男に甘やかされて愛にすがるとき。もう心は凶暴な毒に蝕まれているとも知らずに――
ボーイズラブ界のカリスマ、山藍紫姫子の最大の問題作にして最高傑作が、ハーレクイン・ラブシック創刊号に登場!


【あらすじ・感想など】
キドバレエ団の花形ダンサー・土御門玲司。
舞楽『蘭陵王』を元に創作されたバレエ『陵王』を売りにしていたこのバレエ団は、裏で『陵王』を模した売春を行い、玲司の身体も売られていた。
ある日、バレエ団の団長・木戸と後援会長・桐生恵理子が何者かに殺さるという事件が起こる。
恵理子の夫で刑事の桐生勲は、密かにその事件を追っていた。
恵理子が亡くなる直前に呼んだ「レイジ」という言葉、そして遺品の中にあった写真から、桐生は事件に疑問を抱いていたのだ。
椎名という偽名を使い玲司に接触した桐生だったが、次第に玲司に溺れ、玲司もまた桐生に心を寄せるようになっていく。
しかし、新たな殺人が起こり、桐生は玲司に疑惑を持ち始め…。
という、ダンサーと刑事の話。
1994年にハードカバーで出版された作品の新装版です。
旧版と比べていないので改稿等があるかどうかは分からないのですが、あったとしても大筋は同じで大きな違いにはないと思います。
以前ハードカバー版の感想も書いていて、見返してみたらネタバレ的な内容まで含んだ感想が書いてあったので、今回は大きなネタバレは避けてみました。
にしても、前回の感想が8年も前でびっくりですよ!
時間の流れが早い…。

あらすじに登場するのは玲司と桐生だけですが、最終的にはもうひとり佐野という男が加わり、三角関係に近い、桐生を挟んだ愛憎関係で繋がっています。
玲司と桐生は元々恵理子の死がきっかけで出会い、夫と妻の浮気相手という関係から始まりますが、一目会った瞬間から桐生は玲司に堕ちている。
恵理子の死の真相を知っても、桐生は玲司を憎めずにいる。
玲司も桐生を愛していますが、愛しているからこそ、玲司は自分の秘密を知られた事で桐生との関係を断つことに。
そして、それが桐生の親友である佐野の復讐に繋がっていきます。
佐野は桐生の同僚で親友、そして恵理子の兄でもある。
桐生を愛していたけれどそれを伝える事無く、妹と結婚後は、親友として、義理の兄として近くで見守っていこうとしていた。
しかしその想いは事件により崩れ去り、怒りは玲司に向けられます。
玲司を監禁し痛めつけ、支配下に置きながらも佐野の心は満たされません。
玲司と佐野は、桐生への愛という繋がりで互いの狂気的な心をぶつけ合い、そして歪んだ関係に堕ちていく。
それぞれに複雑な事情を抱えた男たちの関係が、とても淫靡で退廃的。
憎しみと愛情が絡み合い、ぐいぐい話に惹き込まれました。
譲れない一線がありながらも精神的に不安定で快楽に弱い玲司と、そんな玲司を救いたいと願い、自らも癒やしを求めている桐生。
そして、一途な桐生への想いと玲司への狂気的な執着を募らせていく佐野。
それぞれ情熱的でありつつも異なるタイプの3人が、どこへ堕ちていくのか。
再読でしたが、改めてドキドキしながら読み進めました。
表紙が3人の関係を端的に表していますね。

エロスもたっぷりです!
孤児だった玲司は幼い頃から木戸に身体を開発されてきたので、その身体は快楽に弱くとても淫ら。
この設定、王道ですがとても萌えます。
その過程をもっと詳しく知りたい!!
プレイは山藍先生の作品的には特別目新しいという事はないですが、多作品よりは流血多くて暴力的な描写が多いです。
BLとしては特殊なプレイが多いので、慣れていない方はご注意くださいませ。
桐生と玲司のエッチシーンは甘いです。
ただ、他はモブ相手に陵辱されるシーンが多く、佐野と玲司のエッチはとにかく暴力的で激しい。
特にフィス○ファックがすごかった…。
とにかくもう、エッチシーンに限らず血のニオイがプンプンしている作品ですね。
ちなみに、個人的に一番萌えたのは、お湯を入れて……なシーンでした!!
なかなか出てこないけれど、この手のプレイは受の羞恥極まる過程がとても私の萌えに突き刺さるのでもっと読みたいです…!

ということで、新しく創刊されたレーベルであるハーレクイン・ラブシックから出た、山藍先生の「蘭陵王」新装版でした。
元々好きな作品だったのですが、挿絵の雰囲気もピッタリで、大満足!!
座裏屋先生の挿絵、大好き。
それに加え、このハーレクイン・ラブシックは装丁が凝っているので、山藍先生の作品の魅力を存分に引き出す1冊になっているなと感じました。
表紙カバーと帯が一体化していて煽り文句が画に被っているのはちょっと残念ですが、紙質もしっかりしていて、カバーを取った状態でも本がとても綺麗です。
創刊ラインナップにあるもう一冊も明日美子先生の表紙が素敵だし、チラシにある第二弾の作品予告も葛西先生の挿絵が美しい。
絵師さんのチョイスにこだわりが感じられて好感度大。
そして、何と言ってもどの作品もJUNEっぽいお耽美なニオイがしているし、エロスたっぷりな予感でワクワク!!
昔の作品の新装版と、海外のゲイ小説(MM)を日本のBL作家さんが超訳(意訳してBLとして読みやすくするって事?)した作品を出していくレーベルという事かな。
MMって全く読んだことがないのでどんなものなのか分からないのですが、リアルなゲイカップルの感覚に近い話なのかしら。
一般小説の翻訳物の小説は何冊か読んだことありますが、背景にある文化や風俗が違っているせいかいまいち行間が読めなかったりして、独特の雰囲気を感じます。
その距離感がよかったりするのですが。
BLだとどうなんだろう?
超訳されたらその辺りの違和感はなくなるのかも?
興味津々。
もう1冊も購入したので、読むのが楽しみです。
割とすぐになくなってしまったけれど、以前あったKAREN文庫に近い印象ですね。
消えてしまって、好きな路線だっただけに悲しかった…。
ターゲットの年齢層高いとなかなか難しいんだろうか。
兎にも角にも、ハーレクイン・ラブシック、方向性は私の好みに合っているように感じるので、今後の展開に期待!!
しっとりエロス、愛憎エロスなお耽美BLがもっともっと読みたいです!
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2014.10.26 23:55 | 山藍紫姫子 | trackback(0) | comment(0)
            












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