にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

この世のふたり :くも

482968559Xこの世のふたり (Canna Comics)
くも
プランタン出版 2014-09-26

by G-Tools

淡々とした中に潜む色気にジワジワやられます。
この雰囲気、とても好み!
【この世のふたり/くも/カンナコミックス(2014年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
妻が不倫相手と心中してしまった作家、きさらぎ。その不倫相手の愛人であった、むつみ。面白半分に騒ぎ立てる世間に辟易として、けれども、一人で居るのは嫌だったふたりは、共に暮らし始めた。食事をし笑みを交わして一緒に寝る、少し自堕落ながらも平凡な生活。いつしかそんな生活に耽溺していたことに気づき、きさらぎは不安に陥り始めて……。

【あらすじ・感想など】
妻に不倫の末心中されてしまった、小説家のきさらぎ。
街で偶然出会ったむつみは、不倫相手の愛人だった。
複雑な繋がりでありながらも惹かれ合い、現実から逃れるようにふたりは一緒に暮らし始めるのだが…。
という、心中した女の夫と、心中した男の愛人(男)の話です。
舞台は明治から大正あたりの日本。
お互い相手に心中されてしまったふたりですが、亡くなった相手への愛情はもう冷めていて、悲嘆に暮れているわけではありません。
むしろ騒ぎ立てる周囲の雑音を煩わしく思っている。
波長が合ったふたりは自然な流れで関係を持ち、一緒に暮らすようになります。
でも、心の空白を埋めるようにして、依存に近い形で始まった関係に、お互いに不安を募らせていくように。
きさらぎは、いつでも出て行っていいんだよと言いながらも、若くて美しいむつみが冴えない自分との暮らしに飽きる事を恐れています。
そして、むつみはそんなきさらぎの不安に対して不安になっている。
最初はなし崩しに始まって、ふたりとも来る者拒まず去る者追わずというタイプなのかと思いきや、その後の心の揺れがちゃんと描かれていました。
それによってキャラに血が通い、話に奥行きが出ていて、最後まで面白かったです。
端から見ていると不安になる必要がない事が分かるのですが、年長者のきさらぎが先回りしていろいろと心配し、悩んでいるのが微笑ましくてよかった。
むつみの一生懸命な姿も可愛い。

見た目は草食系っぽいふたりですが、割とすぐに肉体関係にいたっています。
エッチシーンが意外と多くてドキドキしてしまった!
肌色が多い訳でもアングルが絶妙な訳でもないのに、視線や表情がなんだかエロくて萌えます。
受攻逆のパターンが云々とあとがきにありましたが、確かにこのふたりならそれもありですね~。
それはそれで美味しい。
っていうか、数年後リバればいいんじゃないかな!
妄想が膨らみます。むふふふ。

ということで、くも先生の新刊。
表情の変化も少ないし、セリフやモノローグも少なめで全体的に淡々としているのですが、間がいい味を出していてジワジワきます!
露出少ないのに色気がある。
昼ドラばりのドロドロ設定&展開なのに、ほっこりまとまっているのが素敵。
JUNEっぽい雰囲気に可愛らしさが加わって、独特の魅力に繋がっていますね。
くも先生、以前椹野先生原作のコミックスもよかったけれど、オリジナルもすごく好みでした!
今後も期待です!
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2014.10.21 00:07 | くも | trackback(0) | comment(0)
            












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