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BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

4344830881彷徨者たちの帰還 ~守護者の絆~ (リンクスロマンス)
六青 みつみ
幻冬舎 2014-06-30

by G-Tools

今回のモフモフは攻!
このシリーズ、始まりはどうあれ最後は皆いちゃいちゃしている姿に癒されます。
【彷徨者たちの帰還〜守護者の絆〜/六青みつみ/葛西リカコ/リンクスロマンス(2014年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
帝国生まれでありながら密入国者集団が隠れ住む『天の国』で育ったキースは、聖獣のことも騎士のことも知らずに育った。生来の美貌のため、キースは幼い頃から性的な悪戯を受けたり襲われたりすることが多く、人間不信に陥っていた。そんな折、成人の儀式で光り輝く繭卵を見つけ大切に保管する。数年後、孵化した聖獣に驚くキースだが“対の絆”という、言葉も概念も分からないまま誓約を結び、聖獣をフェンリルと名付け、育て始めるのだが―。

【あらすじ・感想など】
帝国から逃れた人たちが隠れ暮らしている村で育ったキースは、拾い子で村の人たちと容姿も異なっているために疎外され孤立していた。
ある日、森で不思議な卵と出会い、数年後に生まれた獣の子供に驚きながらも心を通わせ、やがてかけがえのない存在になっていく。
フェンリルと名付けた不思議な獣は、驚くことにしばらくすると人の形にも姿を変え言葉を交わす事も出来るようになるが、それが帝国では貴重な存在である「聖獣」だと村人は気付き始めていた。
キースはフェンリルと共に村から逃げ出すのだが…。
シリーズ4作目。
今までは攻が繭卵を見つけて騎士になる展開でしたが、今回は繭卵を見つけたのは受で、しかも「対の絆」や「聖獣」について何も知識のないところから始まります。
キースが育ったのは、帝国内にありながら帝国の支配から逃れてきた人たちが暮らしていて、帝国の情報は一切遮断されている村。
拾い子のキースは肌や髪、目の色が村人とは違っていて、帝国は悪と刷り込まれている村人たちに疎まれています。
さらに、男ながらも美しい容姿のキースは、性的な対象にされていて常に気を張った状態で、誰のことも信用せず生きている。
孤立無援状態のキースの前に現れた謎の獣は、そんなキースの心に癒やしと生きる意味を与え、獣が人の姿になるという驚きの生態を知ってもその愛情は変わらない。
それどころか、守るべき存在という気持ちはさらに強くなっていく。
一方のフェンリルは、村を飛び出し、つらい逃亡生活を送る中で心も身体も成長し、やがて守られるだけでなく、キースを守りたいという意識が強くしていきます。
そうした中でふたりは魔物に遭遇し、怪我をしたキースは聖獣と騎士たちに助けられるのですが…。
何も知らなかったふたりは、自分たちの正体を知って当然のことながら戸惑います。
しかも帝都の情報を全く知らず野性的な生活を送っていたので、帝都の豊かさや、敵意のない周囲の人たちとの関わりに驚くばかり。
元々人当たりがよく社交的なフェンリルはすぐに馴染んでいきますが、長年の人間不信でキースはなかなか警戒心を緩めることが出来ません。
そして、人との関わりが増えたことで、お互いに今までにはなかった感情に気付かされる事に。
独占欲や嫉妬心の元を辿れば…ふふふ。
このシリーズではお馴染みのループにはまり込んでいくふたりに、思わず顔がにやけちゃいますよ。
端から見たらだだ漏れなふたりの様子を、先輩カップルたちが見守っている構図がいいですね!
性格や来歴が違っても、強い絆で結ばれたふたりが向かう先は同じなのだなぁとしみじみ思いました。
もちろん、その後のいちゃいちゃぶりも例外無し(笑)
補佐官で彼らを間近で見ているセリムの呆れっぷりが微笑ましかったです。

今回はもふもふ攻!
自らは発情しない聖獣とどうやってエッチするのかが問題…かと思いましたが、考えてみると今までのもふもふ達も別に快楽を得てないわけじゃないんですよね。
スイッチを自分で入れる事が出来るか出来ないかの違いなわけで、男性機能に問題はないのです。
という事は、つまり誘い受…!
誘い受とか襲い受って大好きなのですが、奔放な性格ではない、大人しい受が自らという状況は益々萌え度上がります!
キースは大人しそうに見えて内面は結構潔いですが。
最初はリードしていたキースがスイッチの入ったフェンリルに翻弄されていく姿にドキドキでした。
ちなみに、今回モブ姦シーンがあります。
割とあっさりな印象ですが…モブ姦萌えな私はもっと詳しく知りたかったです!
挿絵のキースが美人過ぎて悶えました。

ということで、シリーズ第4弾は聖獣攻!
無邪気でやんちゃなフェンリルの成長も、美人なのに野生児な一面を持つキースが徐々に周囲に心を開いていく過程も、どちらも可愛くてよかった!
今回タイトルに「代償」が入っていませんが、今までのカップルもしっかり登場しているので代償シリーズの番外というわけではなく、本編の一部だと思います。
前作を読んでいないと「対の絆」の設定や世界観が掴みづらいので、未読の方は順番にどうぞ!
脇のカップル達の馴れ初めを知っていると面白さ倍増です。
最後のインペリアル勢揃いで聖獣愛を披露し合っていたり、聖獣たちがじゃれあっているシーン、なんだかくすぐったいけれど微笑ましい気持ちにさせられました。
まるで猫トーク中の自分を見ているようで(笑)
葛西先生の挿絵も素敵で、今回も面白かったです!
すでに次作の予定も決まっているという事なので楽しみ。
今度はどんな「対の絆」が登場するのかな?
待ち遠しい!

■代償シリーズ
「忠誠の代償〜聖なる絆〜」 ヴァルクート×キリハ
「誓約の代償〜贖罪の絆〜」 ギルレリウス×リュセラン
「奪還の代償〜約束の絆〜」 リグトゥール×カイエ
「彷徨者たちの帰還〜守護者の絆〜」 フェンリル×キース

忠誠の代償 ~聖なる絆~ (リンクスロマンス) 誓約の代償 ~贖罪の絆~ (リンクスロマンス) 奪還の代償 ~約束の絆~ (リンクスロマンス)
彷徨者たちの帰還 ~守護者の絆~ (リンクスロマンス)
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2014.07.12 19:58 | 六青みつみ | trackback(0) | comment(0)
            












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