にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

梔子島に罪は咲く :綺月陣

4813010415梔子島に罪は咲く (SHYノベルス)
綺月陣
大洋図書 2004-12-20

by G-Tools

うはー!!
なんなんですか、コレは。
す、すごい…
史上最強の受です。間違いないです。
こゆい作品をたくさん読んできた私ですが、こんな受初体験ですよ。
しっかし綺月先生、すごい個性ですねー。

このお話、元はピアスです(納得)
そしてイラストは高緒拾さん。
…鬼畜決定ですね(笑)
【梔子島に罪は咲く/綺月陣/高緒拾/SHYノベルズ(2004年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!!
「女は間に合うとるんなら、若い男の子はどうです?」高校時代の友人に誘われて、人気デザイナーの諏訪は梔子島を訪れる。さびれて、なにもない…梔子だけが美しい島は、昔より人身売買を生業とする者が暮らす女郎島であった。女たちを買う友人をよそに退屈しきっていた諏訪は、旅館の仲居からこっそりと男娼の存在を耳打ちされた。びっくりするほど美しい少年がいる、と。その場を抜け出すための口実として少年に会いに行った諏訪だったが、いつしか少年に溺れてゆき…。


人気デザイナーの諏訪(攻・30歳)は、ある日友人に連れられ訪れた梔子島で、身体を売る少年・崇生(受・14-5歳?)に出会う。崇生に一目で心を奪われ、再度島を訪れた諏訪は、何も知らない崇生の世界を広げてやるため、そして自分のモノにするために、東京に連れて行く事に。しかし、外の世界に馴染めず、さらに常に身体を求める崇生をもてあまし、崇生は島へ帰ってしまう。連れ戻すため、島を訪れるが…。

すごいのですよ、この崇生君は。
強い匂いを発し虫を惹きつける梔子の花に重ねられて書かれているのですが、途中まではそんなきれいなものではなく、さながら食虫植物といった感じです。
男の精を吸い尽くし生きています。
BLワールドの男たちは絶倫揃いですが、崇生につきあいきれる奴はいないのではないかー?
この作品の中で、発情していない崇生を探すのが大変。
崇生の言う「離れないで」は、「常に挿れてて」ということなんです。
ヒエー…怖いよー…(T_T)
マンションで一人自慰にふけっていた場面、怖すぎ。

対する諏訪さん。
崇生に出会って、溺れ、泥沼です。
今まで「執着」がテーマの本は何冊も読んできたし、それなりに毎回恐ろしいくらいの執着を見てきたのですが…。
山藍作品も水原作品も、すごい執着だったんですけど…。
何が違うって、この本、諏訪さん視点なんですよ。
その狂って我を失っていく姿が、痛くて痛くて…。
もう序盤から、破綻一直線。
社会的立場まで捨て、堕ちるところまで堕ちます。
一方的に執着される受側から書かれる話とは、全然違います。
まぁこの話の場合、執着される側は喜んでいるわけで、さらに執着という名の愛情を求めているので、単純に比べられるモノではないですけど。

攻視点のBLって少ないですよね。
攻に感情移入はなかなかしづらい(腐っても女子ですから…)。
かといって、今回受の崇生に感情移入するのはもっとムリ…。
最後には駒野視点といったところか?(笑)

キャラが強烈すぎて、ストーリーにあまり触れてませんね…(苦笑)
この作品、2部に分かれています。
前半は諏訪が堕ちていくまで。
後半の「回帰」は、二人が梔子島の腐敗した生活から最後には抜けだし、諏訪は生きていく希望を見つけ、崇生は諏訪との心のつながりを知っていくお話です。
後半部分がなかったら、はっきりいってこの話、後味悪すぎで好きになれませんでした。
が、後半ようやく二人は心も体も結ばれ、希望の持てるラスト。
うまくいきすぎてる感もありますが、私の心もすっきり晴れました!
絶望感漂うこの話を、よくこんなキレイにまとめたなと、感心。

説明するまでもなく、エロは超濃厚です。
っつーか、どこ開いてもやってる気が…(^_^;)
腐敗臭漂いそうなくらい、ねっとりドロドロ。
ですが、それを上手くまとめていて、全然下品ではない(と思う)。
かなりキワモノだと断言しときます。
万人受けはしません。
鬼畜好きなかたにはオススメです(笑)


高緒先生のイラスト、今回も絶好調です。
以前、水原先生の「夏陰」で高緒先生に初めて出会いました。
モザイクのかかったカラーイラストに衝撃を受け、「これは自主規制なのか、出版社規制なのか…」と疑問だったのですが…。
この本で判明。
『高緒拾 表紙・口絵・モノクロ担当(モザイク含む)
自主規制だったのか!!
…っつーか、そんな注意書き必要か?!
(みんな疑問に思っていたってことなのか…?)
どこまでもやってくれます、高緒先生(笑)
【追記 2006.12.21】
この本では自主規制かもしれないけれど、ピアスの方はレーベルの方針なんだと思います。
ピアスはどれもモザイクありなので。(ちなみに、カバーを取るとモザイクの無いバージョンがある)

関連記事
2006.05.02 22:10 | 綺月陣 | trackback(2) | comment(4)
            

こんにちはー
読了したのでTBさせていただきました。

ホント濃厚!でもって泥沼。
諏訪さん的立場だと、底なし沼に堕ちていくようでした。
が、崇生が思ったほど悪い子ではなかったので、よかったんだかどうなんだか。
個人的には悪い子の方が好きなので、よい子だった崇生にはちょっと失望してしまいましたけど。

>発情していない崇生を探すのが大変

…笑いました。その通りすぎて笑いました。

2006.12.20 18:34 URL | ナルミ #w6XFEYVU [ 編集 ]

ナルミさん、こんにちはー。

ついにこちらも読まれましたか!

>個人的には悪い子の方が好きなので、よい子だった崇生にはちょっと失望してしまいましたけど。
このレビューを改めて見ましたが、この頃よりも自分は相当腐ってるなぁということを再認識しました(笑)
今ならナルミさんの意見に賛成です。
ここまできたらとことんやって下さい!っていう気持ちですね。

TBありがとうございました。
こちらからも伺わせて頂きますね!
ではでは。

2006.12.21 13:56 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]

[初めましてv-16
いつもにゃんこさんのレビューを拝見して参考にさせていただいています

「梔子島に罪は咲く」は
最近 本屋で少し立ち読み。。。のつもりが
勢いに乗っかってほぼ最後まで立ち読んでしまい(ナナメ読みですがね(^^);)
大変印象に残ってたのと にゃんこさんの詳細が面白かったので
コメント残させていただきます♪

突然 不躾に失礼しました

が また拝見させて下さいね!

2007.01.16 01:08 URL | ねこたま #- [ 編集 ]

ねこたまさん、こんにちは!

この本を立ち読みで読み切ったのですか!
すごいですね~。
私は無意識に顔がにやけてしまうので、本屋でチラ見するのもドキドキしてます(笑)
この作品、なかなか衝撃的ですよね。
忘れようにも忘れられません(苦笑)

お立ち寄り下さり、ありがとうございました!
かなり偏った感想になっているとは思いますが、これからも気が向いたら覗いてやって下さいませ。
コメントありがとうございました。
それではまた。

2007.01.16 11:54 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]













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『梔子島に罪は咲く』
梔子島に罪は咲く綺月陣/高緒拾 大洋図書シャイノベルス 2004.12人気デザイナーの諏訪は、神宮参拝がてらに雅楽を聴こうという高校の同窓会旅行へ参加していた。ファッションショーに和テイストを取り入れようとインスピレーションを求めてのことだったが、東京に居を構

2006.05.02 23:42 | 月と凌霄花

梔子島に罪は咲く≪綺月陣≫
挿絵、大好きな高緒拾さんです。エロいです、凄いです、堪らんです(*´Д`)ハァハァゆえに、開いては閉じ。開いては閉じ。何度も繰り返しつつ、なかなか読む方にいかなかったという事態に陥りつつ、ようやく読了。

2006.12.20 18:26 | naruming Diary

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