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朧小路の恋の花 :かわい有美子

4883864294朧小路の恋の花 (Holly NOVELS)
かわい 有美子
蒼竜社 2014-05-26

by G-Tools

京都弁萌えを堪能出来る1冊でした。
かわい先生と京都弁の組み合わせ、大好物!
【朧小路の恋の花/かわい有美子/宮城とおこ/Hollyノベルズ(2014年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
光希は子どもの頃から顔見知りだった吉澤に、祇園の路地でばったり出くわした。久しぶりに再会した吉澤は高級料亭の板前になっていたが、相変わらず無愛想で素っ気ない。そのうえ光希に煙草がにおうから「そばに寄るな」とすげない態度だ。男が姉の美代春を好きだという噂があったことを思い出した光希は、意趣返しに姉に似ている自分の容姿を利用して、朴念仁の吉澤をからかってやろうと思いつく。だが吉澤は予想外に真摯で優しい男だった。―京都・祇園を舞台に絡み合う、駆け引き上手な男と恋に不慣れな男の恋のおはなし。

【あらすじ・感想など】
祇園にある、人気芸妓・美代春がオーナーのカフェバー「桜月夜」。
店を任されているの美代春の弟・宮川光希は、今は亡き母で美人芸妓として名を知られていた美代篠の美貌を受け継いだ容姿と愛嬌で男女問わず人気があり、店は小さいながらも繁盛している。
ある日、近くの有名料亭の板前が女性とトラブっている場面に遭遇した光希は、それが子供の頃の顔馴染みである、1つ年上の吉澤克也だと気付いた。
無愛想な吉澤との10年ぶりの再会は最悪の印象だったが、意趣返しに誘惑しているうち、次第に吉澤の意外な優しさに気が付いて…。
という、京都を舞台にした話です。
ふたりとも祇園で生まれ育っているので、当然京都弁。
母も姉も芸妓で花街育ちの光希は、色気を操るのがうまく愛嬌もあり、自分の魅力を利用してカフェバーを切り盛りしています。
言い寄ってくる相手も多く、その中の何人かとドライな関係を持っていますが、誰とも本気の付き合いはしていません。
一方の吉澤は、有名料亭で修行中の板前で、職人気質の無口な朴念仁。
長身で顔も格好いいけれど、そんな性格がなかなか相手に理解されず、つきあっても長続きしないし、自分から積極的にいくタイプでもない。
光希のように愛想でその場を流したりするような努力は一切しないので、最初は光希と全く噛み合いません。
意趣返しで誘惑してやろうという光希の思惑は、そんな吉澤相手になかなか思ったようには事が運ばず、軽い気持ちが徐々に変化していきます。
一緒に夕食を食べたりするようになると無愛想な中にある優しさに気付かされ、いつの間にか無自覚の内に吉澤に惹かれている光希。
光希の積極的な誘惑で身体の関係を持つようになって、吉澤の存在は益々大きくなっていくのですが、光希は今までと違う自分に気付きながらも認められないでいる。
そんな中である事件が起き、光希がずっと抱えていた負い目や弱さを吉澤にぶつけてしまった事で、ふたりの関係が変わっていくという展開。
吉澤相手に最初は余裕を持っている光希が、次第に本気になっていく様子が伝わってきて、ドキドキさせられます。
光希は自分の色気をよく分かっていて、男相手の恋愛の駆け引きの経験も豊富。
でも、それは光希が対外向けに作っている外面の「光希」だから上手く演じられていたのであって、自分でも気付かないうちに内面まで揺り動かされている吉澤相手には通用しません。
罠に嵌めるはずが、その前に自分が恋愛の落とし穴に嵌まってしまってる。
吉澤は鈍そうに見えてそうではなく、実は結構光希に惹かれていて、光希の意地っ張りな性格にも気付いているのですが、光希はそれを知るはずもなく…。
翻弄されている光希が可愛くて仕方ない!
誘惑が上手くいって身体の関係を持ったのに、そうなってみると自分の気持ちを持て余し、吉澤がどう思っているのか気になって仕方なくなってしまい、益々深みに嵌まっていってしまう。
そうして今までみたいにドライなセフレ関係で満足出来ない自分に戸惑ううちに、姉にも見せていなかった、光希自身も自覚のなかった繊細な一面が表に出てくる流れがよかったです。
光希がどんどん愛おしくなってくるし、それを受けとめている吉澤の気持ちが、光希視点で話が進んでいても伝わってきました。

身体の関係が先行するので濡れ場は何度もあります。
精神面と連動してコントロールが効かなくなっている光希の身体がエロい!
誘惑しているはずが、いつの間にか快楽に翻弄されている姿に萌え。
特に最後、エッチになると抑えが効かなくなって吉澤に甘えている光希がめちゃくちゃかわいいです。
これはもう吉澤の性欲爆発ですよ。
私の萌えも爆発しました。
このエロかわいい光希をどうしてくれようか!はわわー!

ということで、かわい先生の新刊です。
かわい先生の京都弁ものと言えば「いとし、いとしという心」が真っ先に思い浮かびますが、他にも京都を舞台にした作品がいくつかありますよね。
京都弁はそれだけで萌えツボですが、かわい先生のしっとりとした作風と合わさると相乗効果でさらに萌えます。
今回、何人もセフレがいて一見するとビッチな光希ですが、舞台設定や宮城先生の挿絵の効果もあってか、不健全な印象はないです。
むしろ、そのビッチで慣れた態度の裏に隠れていた初心で繊細な部分が見えてきて、外面とのギャップに萌え転がりました。
動揺する姿がかわいい!
そしてエロい!
本編後に収録されている短編は吉澤視点なのですが、無表情の裏で実は光希に惚れまくっている様子や、光希が心を許している様子が伝わってきてほっこりしました。
お互いの家の事情もあるし、続編が出たら嬉しい。
京都いいなぁ。
方言の中でも京都弁は私の中で別格です。
物静かな男も、ビッチな男も、無骨な男も、京都弁で話されるとそれだけで萌えキャラに格上げされる不思議。
その柔らかいようでいて人を踏み込ませないような雰囲気が萌えに繋がるのかな。
隠されている本音を暴きたくなる…!
色気があるのでBLに合いますよね。
京都弁萌えを堪能出来る1冊でした。
大満足!
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