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やがて恋を知る :葵居ゆゆ

4840154066やがて恋を知る (フルール文庫 ブルーライン)
葵居ゆゆ
メディアファクトリー 2013-09-12

by G-Tools

表紙(挿絵)&あらすじ買い。
受のダメ男っぷりが酷いですが、三角関係は美味しかったです!
【やがて恋を知る/葵居ゆゆ/秀良子/フルール文庫(2013年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
安曇には週に一度、秘密の「ご褒美」がある―それは、義兄である杉沼から与えられるみだらなお仕置きと、その帰り道で会社の部下・史賀に優しく甘く抱かれる時間。初恋のひとでもある杉沼がもたらす痛みを伴った快感と、史賀から向けられる真摯な愛情の間で、安曇の心は揺れ動く。快楽に弱い自身の身体を厭うあまりに、愛し愛されることに臆病になり心を閉ざしてしまった安曇を救うのは果たして―。

【あらすじ・感想など】
安曇春之は大人しくて目立たない普通のサラリーマン。
でもその地味な生活の裏には、妻が居ながらも、義兄で大学の先輩である杉沼裕之と部下の史賀海正、ふたりと肉体関係を持つ淫らな生活がある。
杉沼から妻を裏切った仕置きを自ら望んで受けながら、一方で史賀の優しい快楽にも溺れる自分の弱さを嫌悪している安曇だったが、その誘惑を手放せずにいて…。
という、ふたりの男と浮気している男の話。
安曇はゲイである事を自覚していますが、それを封じて生きていこうと、性癖を隠して女性と結婚しています。
杉沼は安曇の妻の兄で、大学時代のサークルの先輩。
結局自分の性癖を抑えきれず浮気してしまい、相手が男性である事は隠せたものの浮気は妻にばれてしまう。
その際、密かに大学時代から杉沼に想いを寄せていた安曇は、浮気をしない代わりに仕置きして欲しいと杉沼に頼みます。
それ以来、週に一度秘密の関係が続いていますが、杉沼は「仕置き」を超えた事はせず、1年を過ぎた頃には嫌々という態度をあからさまに示すように。
歪んだ形とは言え好きな相手から受ける淫らな行為に興奮すると同時に、安曇は自己嫌悪や寂しさを抱えていて、そんな時に偶然秘密を知られてしまった史賀とも肉体関係を持つ事で、持て余した自分の感情を支えている。
ふたりの男との関係が続く中妻との関係は冷え切るばかり。
安曇は自分の弱さ故の事態だと自己嫌悪に陥りつつも抜け出せません。
一方、安曇との歪んだ関係の中で杉沼は安曇に嵌まっていく自分を自覚し、そんな自分にブレーキをかける為に、安曇へ冷たい態度を取っている。
史賀は、大人しい上司と思っていた安曇の意外な一面に驚きながらも次第に惹かれていきますが、杉沼しか見ていない安曇と、肉体関係以上になれずにいる。
安曇さん、ダメ男すぎる…。
知れば知るほど安曇は酷くてずるい男なのですが、その危うさや弱さを知った相手は放っておけなくなってしまい堕ちてしまうんですよね。
草食動物のように見えて、快楽に弱くて貪欲。
そのギャップに加え、掴めそうで掴めないその心が相手を惑わしている。
安曇は、自己評価が低く常に自分を卑下しているけれど、それは自己愛の裏返しであり、結局自分の事しか見えていないわけですよ。
妻だけじゃなく、杉沼と史賀を苦しめている事を知りながらも、自分の弱さをいい訳にして、自分からは何も変わろうとしない。
自分ばかり見て相手と向き合おうともしない。
一番の被害者である妻との関係を改善しようともせず、自分のダメさを嘆くばかり。
恋愛結婚だったみたいだけど、一体どんな流れでこのふたりは結婚したんだろう…。
途中、何度か「ふたりとの関係を切って、欲望を捨てて生きていこう」と安曇が考えている場面があるのですが、その度に「意志の弱いお前に出来るわけがないだろ!」と突っ込んでしまいましたよ!
実際出来てないわけですが(笑)
ひたすら受け身で快楽に流されて続け、自己憐憫に浸るばかりの安曇にイライラさせられる事は間違いなし!
でも、何故か憎めないんですよね…。
巻き込まれた人は災難でしょうが、読み進めるうちに愛着のような、同情のような気持ちが沸いてくる不思議。
いや、身近に居たら絶対迷惑だし、やっていることは酷くて肯定はできませんが。
諦めの境地に至るのかな。
安曇の快楽に対する弱さは、ブラックホールのように相手を引き寄せ、のみ込んでしまう。
その引力に捕まった杉沼と史賀は、形はどうあれ幸せになっているから結果オーライなのかしら。
ただ、3人でいちゃいちゃするのはいいけど、周囲に迷惑をかけず、最大の被害者である安曇の妻の存在を忘れず、心のケアをしっかりしてあげて欲しいなと心から思います…。

濡れ場は盛り沢山!
安曇が快楽に弱いドMなので、求められると所構わず盛ってる。
打擲されたり、射精管理されたり、道具もいろいろ登場しています。
安曇さんってばほんと変態!
これ、無自覚とは言え絶対に酷いお仕置きされるようにふたりを仕向けてますよね!
その罠に嵌まって悶々としている杉沼と史賀がかわいそうになってきます。
まぁ、ふたりには申し訳ないけれど、そんな関係が萌えポイントなわけですが!
淫乱ドM、たまりませんね。
3Pシーンは1度しかないのですが、もっと読みたかったです!
もっと苛められて泣かされてぐずぐずになっちゃえばいい!

ということで、秀先生の表紙が以前から気になっていたこの作品。
あらすじを読んだら3Pのにおいをキャッチしたので手に取ってみました!
主人公の安曇がダメ男すぎるので、このキャラを受け入れられるかどうか、諦めの境地に至れるかどうかが評価の分かれ目かなと思います…。
個人的には、安曇がいつまでも自己憐憫に浸っていたりしてイラッとするし、妻に対する行動は許せませんが、3PBLものとしては楽しめました。
過程はともかく、3人の関係は萌えます。
行動の是非には目をつぶり、背徳感から生まれる興奮や、淫乱受が溺愛される関係、閉鎖的でインモラルな関係などを楽しむつもりで読むならば、充分満足出来るのではないかなと。
秀先生の挿絵の効果も大きい!
フルール文庫は表紙が素敵な作品が多いですね~。
読んだことのない作家さんもちらほらいらっしゃいますが、あらすじ次第で手に取ってみようかなと思います。


--余談--
フルール文庫は紙媒体の雑誌ベースではなく、ネット連載(連載時は無料)から文庫化される形態です。
ちなみにBLはブルーライン、TLはルージュライン。
私は単行本派なので好きな作家さんであっても連載時は読まないのですが、ちらっとフルール文庫のサイトを覗いてみたら連載以外も充実していてびっくりしました。
コラムとかもあって面白い!
ターゲットの年齢も高めだし、益々気になるレーベルだなと感じました〜。
→公式サイトはコチラ

■電子版
B00F5MTIUGやがて恋を知る【電子特典イラスト付】 (フルール文庫 ブルーライン)
葵居 ゆゆ
KADOKAWA / メディアファクトリー 2013-09-13

by G-Tools

2014.03.12 00:12 | 葵居ゆゆ | trackback(0) | comment(0)
            












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