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従者にあらず :椹野道流

4829625635従者にあらず (プラチナ文庫)
椹野 道流
プランタン出版 2013-11-13

by G-Tools

「されどご主人様」のスピンオフ。
攻かと思っていた兄弟子・ローテルは受でした!
【従者にあらず/椹野道流/ウノハナ/プラチナ文庫(2013年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
パン屋のホルガーは、毎晩やって来る客の魔法使い・ロテールが気になっていた。
無表情で無感情な彼に戸惑うものの、その惨憺たる食生活を聞いて、放っておけなくなる。
拒絶するロテールを「親切の押し売りだ! 」と説き伏せ食事をさせ、頑固で面倒な奴と思いつつも、せっせと世話を焼いた。
そして酔ったロテールが露わにした脆い素顔に、たまらない気持ちになって抱き締め……。


【あらすじ・感想など】
父親のパン屋を継いだホルガーは、無骨ながらもパン作りにやりがいを感じていて、町の住人たちにも信頼されている。
ただひとつ気になっているのは、毎晩遅くに現れ昨日の売れ残りを買っていく無口な男の客の存在。
美味しいパンを食べてもらいたいともどかしさを感じていたホルガーが思い切って話しかけてみると、その男・魔法使いのローテルは食べ物の味に興味がないと言い出して…。
という、パン屋と魔法使いの話。
「されどご主人様」で主人公・カレルの兄弟子として登場していたローテルと、ローテルの工房の近くでパン屋を営むホルガーが、今回の話の主人公です。
定期的な休みがあるわけでもなく、仕込みを含めて朝から夜まで働いているホルガーは、町にいる魔法使いの事を全く知りません。
ローテルがパン屋に来るようになったのは父親の代の頃で、詳しい経緯も知らない。
毎日美味しいパンを焼いているパン屋のプライドが、毎晩固くなったパンを買っていく男への興味に繋がっていきます。
黒いローブを目深に被っている無口な男が魔法使いだったと知って驚くものの、同時に知る事となったローテルの食生活を放っておけなくなってしまい、ホルガーはローテルの世話を焼くことに。
そんな中で、無口で無表情だったローテルの内面を垣間見たホルガーは何故か心が揺れるが、その気持ちが何なのか判断できないでいます。
舞台となっている世界は中世ヨーロッパ的な雰囲気で、魔法使いが村の医者であり祈祷師のような存在として受け入れられているという設定。
必要とされていて、尊敬もされているけれど、穢れを引き受けている魔法使いは俗世界に交わることは出来ず、孤独な存在です。
ローテルはそんな孤独や、自身の恵まれていなかった子供時代、そして厳しく禁欲的な魔法使いの修行生活を、不幸だとは思っていません。
それが当たり前と思っている。
なので、生きていく上で「美味しい食事」は必要なく、飢えなければいいと本気で考えています。
それが、美味しいパンを焼く事を生業としているホルガーには衝撃で、半ば意地になってローテルの世話をするように。
魔法使いとして人々に頼りにされている存在なのに、自分のことに関しては全く無関心で無垢なローテルが、徐々に可愛いく見えてくる不思議。
見た目は可愛らしい雰囲気ではないし、ホルガーと同じ30歳前後で若くもないのに。
後半の恋愛感情を自覚する辺りの展開が少し展開早すぎかなという気はしましたが、ローテルが人間的な感情を認識していく流れは微笑ましくてよかったです。
食事って大事ですよね!
「美味しい」と感じる心は、他の情緒にも繋がっているなと思います。

椹野先生の作品にはよく美味しそうな料理が出てくるのですが、今回もまた…!
パンプディングめちゃくちゃ美味しそう!
食べたくなります。
私は普段パンよりご飯派なのですが、そんな私でもそそられる焼きたてのパンたち。
文字だけなのに何故こんなに心惹きつけられるのか…。
明日はパン屋に行こう、そうしよう!

ということで、魔法使いのシリーズ第2弾で、「されどご主人様」のスピンオフ。
攻だと思っていたローテルは受でしたね(笑)
弟弟子カレルから見たらローテルはしっかりした大人だし魔法使いとしても上なのですが、内面は無垢でかわいらしい人でした。
淡々としているローテルは一見可愛げがないのですが、内面とのギャップに嵌ってしまったホルガーの気持ちがよく分かる(笑)
単体で読んでも理解出来ますが、カレルという第三者から見たローテルを知った上で読んだ方が楽しめるのではないかなと思います。
このシリーズは世界観が好きです。
これからも続くのかな?
ローテルもよかったけれど、カレルとスヴェインのその後が気になります!

■シリーズ
「されどご主人様」 スヴェイン×カレル
「従者にあらず」 ホルガー×ローテル

されどご主人様 (プラチナ文庫) 従者にあらず (プラチナ文庫)
関連記事
2013.11.22 00:46 | 椹野道流 | trackback(0) | comment(0)
            












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