にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

スポンサーサイト :スポンサー広告

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | TB(-) | コメント(-)

狼たちの秘密, 狼たちの遊戯 :五百香ノエル

4829624876狼たちの秘密 (プラチナ文庫)
五百香 ノエル
フランス書院 2010-08-10

by G-Tools

苦手意識のあった五百香先生ですがこれは大ヒット!
女装エッチシーンは絶品でした。萌えた。
【狼たちの秘密, 狼たちの遊戯/五百香ノエル/高橋悠/プラチナ文庫(2010, 2012年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
僕の可愛い変態刑警……
猟奇犯罪専門チームの刑事・ソジュンは、マフィアの幹部であるユーリと愛人関係にあった。被虐的なソジュンとサディズムを隠しもつユーリは、互いの複雑な立場と感情を受け入れ、逢瀬を重ねていた。一方で繁華街で起きた凄惨な殺人事件の捜査に追われるソジュンは、ユーリの助言をもとに犯人に近づいていく。そして犯人の加虐性に気づいたソジュンはある人物と接触し――!?


【あらすじ・感想など】
21世紀後半、自然災害などにより世界は疲弊し、多くの国が海に沈んだ。
SO合金と呼ばれる新たな合金の発明により、戦争に明け暮れていた世界は秩序を取り戻し、水上都市である「特区」が生まれた。
汪蘭特区の捜査一課特別刑事部特殊犯罪専門班、別名「特刑」の刑事であるイ・ソジュン警長は、凄惨な猟奇殺人事件を担当することになる。
連続して起こる事件を追う中で、ソジュンはニールという大学生と出会うが…。
という刑事の話です。
温暖化で地球の自然も秩序も崩壊した架空の世界が舞台。
人工的に海の上に作られた都市である特区の自治はうまくいかず、大陸からも見放され、その結果マフィアが大きな力を持つようになっている。
ソジュンは警察官でありながらマフィアの幹部であるリム・ユーリエヴィチの愛人であり、それは警察組織の中でも暗黙の了解になっています。
元々ふたりは警察学校で知り合っていて、紆余曲折を経て恋人同士となり、卒業後立場が大きく変わっても関係は続いている。
その関係にはふたりの性癖が大きく影響しています。
ソジュンの被虐性とユーリの加虐性、どちらも表に出さないよう心の奥に隠し持っていたそんな性癖によって惹かれ合い、離れられません。
過酷な過去を捨てイ・ソジュンとして新たな人生を送っているソジュンは、自分が自分であるために、マフィアであるユーリの世界で生きていく事は出来ない。
一方のユーリもまた、自分の生きてきた世界を捨てる事は出来ず、政略結婚で子供を作りながらもソジュンと愛人関係にある。
様々な矛盾をはらみながらも、ふたりは危うい関係を続けています。
そんな刹那的な関係の奥にある互いへの執着が、ソジュンの色気や魅力に繋がっているのかなと思います。
お互いに繋がりを絶たないために痛みを受け入れている、そんな姿が潔くていい。
猟奇殺人事件は、ソジュンのそんな性癖が加虐的な犯人を惹きつけ、ニール自らソジュンの前に現れます。
でも、カリスマ的存在で周囲の人間を動かしているニールはなかなか尻尾を出さず、ソジュンはニールを挑発することに。
犯人捜しというよりは、ニールとの駆け引きが中心。
次第にニールの化けの皮が剥がれて変態性が表に出てくると共に、ソジュンとユーリの関係がどんなものなのかが分かる形で話が進んでいきます。
ニールも相当変態だと思いますが、ソジュンとユーリがインパクトあるので結果的にふたりの引き立て役になっている。
なんだかニールの複雑な変態性が可哀相になってきました。
ソジュンとユーリがそれぞれ特殊な性癖を持ちつつも割れ鍋に綴じ蓋で相性ピッタリなのに対して、ニールには満たしてくれる相手がいなさそう…。
出会いやここに至る過程は過去の出来事としてサラッと流されていますが、読めば読むほどそこが知りたくてたまらなくなりました。

そんな過去の話が、2作目の「狼たちの遊戯」です。
当時からマフィアの後継者候補のひとりとして腫れ物扱いされていたユーリと、警察学校時代寮の同室になったソジュン。
「イ・ソジュン」という人間として新しい人生を歩み始めたばかりで、探られたくない過去を持っているソジュンは、ユーリと距離を置こうとします。
でも、ユーリは強引に関わってくる。
1作目を読んでいると、ソジュンの印象がかなり違っていて、ユーリとの出会いがどれだけ影響があったのかよく分かります。
ユーリは性格は同じですが、頭は良くても精神的に幼くて情緒不安定気味。
1作目では恋愛面でも仕事面でもすっかり安定期に入っているふたりが、最初はこんな不器用で幼かったなんて!
愛おしさが増しました。
ユーリもソジュンも自分の性癖をまだうまくコントロール出来てないので、暴力行為も多く結構血生臭い話です。
これが1作目だったら続編は手に取らなかったかも。
大人になったふたりの関係を知っているからこそ、過去の痛さが美味しい。

エロはとっても濃厚!
ふたりの場合、SMと言っても、例えば緊縛とかボンテージとか視覚的にいかにもなプレイはしていません。
プレイというより精神的な部分で加虐嗜好と被虐嗜好が満たされている感じなので、セックスの最中の雰囲気自体はとても甘い。
2作目では流血沙汰にもなっている場面がありますが、1作目は所謂SMのイメージとは少し違う、激甘ないちゃいちゃが繰り広げられています。
表ではしっかりした大人なのに、ふたりになると途端にスイッチが入る。
序盤そのギャップに戸惑いましたが、徐々に慣れて、最後にはそんなイッちゃったふたりの姿に萌えるようになっていました。
セックスって基本的にふたりだけの閉じられた行為なので、ノーマルでもアブノーマルでもふたりが楽しんでいれば何でもありだと思うのです。
表の姿とのギャップがあればあるほど、ふたりの関係の関係の深さが感じられてドキドキさせられる。
そんな濃厚なセックスを覗き見して大興奮し、冷静さを欠いて大失敗したニールの気持ちが痛いほど理解出来ました(笑)
女装エッチシーンはとても美味しかったです!!
排泄とか言葉の選び方がストレートだったり、あんあんタイプの喘ぎ方だったり、描写が結構えぐかったりして受け付けない人もいるかもしれませんが、私はそこが萌えツボでした。
体液のにおいが伝わってきそうな生々しさがエロい。

ということで、なんだか長々と書いてしまいましたがとにかく面白かったです。
この興奮をうまく言葉に出来ないのがもどかしい!
文章も世界観も独特。
一般向けの小説なら時々こんな雰囲気の文章に出会うけれど、BLではなかなかないタイプですね。
JUNEや山藍先生に近い印象を受けました。
堅めの表現で最初は読みづらさを感じたけれど、慣れるとその奥にある熱さや色気が見えてきて嵌まりました。
この殺伐とした中にある淫靡なにおい大好き。
五百香先生は数年前に読んだ作品が苦手でそれ以来手を出していなかったのですが、今回は大ヒット!
ソジュンがとても好みのキャラで萌えました。
正義感の強い堅物刑事かと思いきや、ユーリとの危うい関係や性的に開発されまくった過去など、美味しい背景がどんどん見えて惹きつけられる。
萌えエロもいっぱいで大満足です。
ごちそうさまでした。
しかし、気になっていたユーリとの出会い編は読めたけれど、まだまだ知りたい過去や未来がいっぱいです。
ヤクザのじじいに囲われていた頃のソジュンを!
2作目と1作目の間にあっただろう数々の修羅場を!
この先あるだろうふたりの危機を!
そして、もっとふたりのいちゃいちゃを読みたい。
続編あることを願っています!

■シリーズ
「狼たちの秘密」
「狼たちの遊戯」過去エピソード

狼たちの秘密 (プラチナ文庫) 狼たちの遊戯 (プラチナ文庫)
関連記事
            












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://macnyanko.blog22.fc2.com/tb.php/1235-305f6611

最近の記事

プロフィール

Author:にゃんこ
漫画も読むけれど、やっぱり小説が好き! 小説を中心にBL本の感想を書いています。

このBlogについて:Read me

日記&一言感想
→ にゃんこ雑記
お知らせ用twitter
お知らせ
中の人はこちら
つぶやき

Twetter

RECOMMEND

参加させていただいています!

【このBLがやばい!2019年度版】
(漫画中心に小説、CD含めBL全般)

【はじめての人のためのBLガイド】
(ほぼ漫画のみ)
はじめての人のためのBLガイド

作家さん別感想記事リスト

Comment

Trackback

サイトリンク

BL Novels TB

BL Comics TB

BL×B.L.People


お役立ち


with Ajax Amazon

メールフォーム

基本的にレスは雑記の方でしています。数日経っても応答がない場合は送信エラーの可能性があります。「取扱説明書」を参照してください。

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSフィード

| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。