にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

4796404910熱砂と月のマジュヌーン (GUSH NOVELS)
木原 音瀬
海王社 2013-09-19

by G-Tools

あの話をどうまとめるのかなと思ったら…!
笠井先生の挿絵がとても美味しかったです。
【熱砂と月のマジュヌーン/木原音瀬/笠井あゆみ/GUSHノベルズ(2013年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
絶え間なく雄に穿たれ、心とは裏腹に快感に噎び悦ぶ体。この爛れた淫獄から逃れられるのはいつの日か―。石油王だった父親が倒産と同時に失踪し、寄る辺のないファウジはその美貌に目をつけられ、奴隷オークションにかけられてしまう。あられもなく恥部を晒され屈辱に震えるファウジを高値で買い取ったのは、見ず知らずの男。彼の紳士的な態度に安堵するが、連れられた館で待っていたのは耐え難い恥辱の日々だった。枷をつけられ服は与えられず、夜には淫らな狂宴で男達の性の玩具となり…!?

【あらすじ・感想など】
石油王の父を持ち、裕福で自由気ままな生活を送っていた美貌のファウジ。
しかしそんな生活は、父親の会社の倒産により終わりを告げる。
父親の失踪で奴隷として売られ、屈辱的な扱いを受けたファウジは、ラージンという若い実業家に性奴隷として買われた。
食事や生活は奴隷と思えない扱いだが、服は与えられず、夜ごと金持ちたちが集まるパーティで性的な奉仕や奴隷たちとのセックスを強いられる日々が続く。
ファウジの世話係であるハッサンは我が侭で口の悪いファウジに辟易しながらも、ファウジに生きる希望を与えるため、偽りの愛を囁くのだが…。
というアラブもの。
舞台はアラブの国で、ファウジの父親もアラブ人ですが、母親が白人だったためにファウジの容姿は白くこの国では異質です。
ハッサンは奴隷出身で、ラージンに拾われた黒人。
ラージンはある目的のためにファウジを買っていて、ハッサンや他の使用人たちも同じ目的があるため、ファウジは屋敷の中で孤立無援です。
いや、ファウジの場合、性格が酷すぎてどこに行っても嫌われるでしょうけど。
その自己中心的で高慢な性格故に招いた事態でもあるのに、ファウジは全く反省したりせず、ひたすら自己憐憫とラージンたちに対する反発しか示しません。
差別意識も強くて、自分も奴隷なのに他の奴隷に対しての態度がひどい。
精神的に弱って自殺未遂したりもしますが、基本的に性格は変わりません。
ハッサンがラージンに言われてファウジに気のある素振りをし出すと、途端に調子に乗ってハッサンに見せつけるように他の奴隷といちゃいちゃしたり。
愛を試そうとしているんでしょうが、そんなファウジが滑稽で哀れになりました。
ファウジの言動が浅すぎる…。
そんなファウジとハッサンが両思いになるなんていったい何が?!
序盤はカップリングすら想像できない愛のない展開なので、どう動くのか疑問だらけでした。
ハッサンは世話係なのでファウジの事をいつも近くで見ていて、性格に問題ありなことは十分知っているだろうに、何故惹かれてしまったのか。
いたぶられるファウジを見て、眠っていたハッサンの中のドSの血が騒いだのか。
それとも、プライドの高いファウジの強気の姿勢と、身体を弄ばれて屈辱と快感にまみれて理性を失って泣いている姿のギャップにやられちゃったのか…。
ハッサンと同じく私も何故かファウジを可愛く感じるようになっていたのですが、あんなに性格の悪さに苛立っていたのに一体何故なんだと考えた結果、そんな結論に達しました(笑)
極限まで追い詰められて泣いているファウジが可愛いくて萌える。
プライドの高いドMは美味しいですね!

とにかくエロがすごいです。
愛がなさ過ぎて…。
そしてまさかの大型動物登場による獣姦…!
蛇は見たことあるけど、ラクダやダチョウはびっくりです。
まぁ、ファウジは快楽に弱いので、泣き叫んでいても結局身体は喜んでいますが。
なので悲壮感や残酷な印象はなかったです。
酷い事されながらも、奴隷の割には身体は労ってもらえているし。
個人的には、勢いのあるマニアックなプレイが満載で楽しかったです。
常に衆人環視状態で、拘束、獣姦、輪姦、ピアッシング。
毎回ガッツリ描写があるので読み応えたっぷり!
笠井先生の挿絵がステキなので、萌え倍増!!
悲鳴上げながらも勃ててるファウジ可愛い。
恐怖と快感がごっちゃになって失禁しちゃうファウジに萌え(←オイ

ということで、木原先生の新刊はアラブです!
3章で構成されていますが、1,2章は6年くらい前「冷血」というテーマの同人誌(合同誌)で発表されていて、そのテーマ通り救いのない終わり方をしていました。
私は同人誌で読んでいたので、あれを商業本として出すなんて一体どうやってまとめるのか気になりながら読み進めたのですが…。
力業ながら、意外とうまくまとまっていてびっくり。
あんなに可愛げがなく性格的にかなり問題のあったファウジが、こんなに可愛いく思えるようになるなんて…!
ただまぁ、3章でいきなり話が飛び、ふたりが再会した時には既にファウジの性格が少し丸くなっていて、その過程が詳しく書かれていないので少し戸惑いました。
ファウジのハッサンに対する感情の変化についても、もう少し描写があるとよかったかなと思います。
いや、でもあれだけやりたい放題だった事を考えると、よくソフトランディングしたなと感心してしまいました。
初回封入特典のショートはびっくりするくらい甘い!
エロが特殊なので覚悟は必要ですが、最後はちゃんとハッピーエンドですのでご安心下さい。
戦々恐々としながら読みましたが、思いがけず楽しかったです。
萌えもたっぷりで大満足!
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2013.09.28 00:36 | 木原音瀬 | trackback(0) | comment(0)
            












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