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あいのはなし :凪良ゆう

4778115236あいのはなし (ショコラ文庫)
凪良 ゆう
心交社 2013-09-10

by G-Tools

重い展開がありつつも読後感はあたたかかったです。
年の差モノは、年下の一生懸命さがいいですね!
【あいのはなし/凪良ゆう/小椋ムク/ショコラ文庫(2013年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
愛する男を失くした岸本波瑠は、彼の9歳の息子・桐島椢とあてのない旅に出た。奇妙なことに、椢は自分の中に父親がいると言い、そして時おり本物の彼のように振る舞った。不思議で幸せな三人での生活。だが、幼い椢と他人の波瑠が長く一緒にいられるはずもなく、逃避行は悲劇的な結末を迎えた。――それから10年、あの日姿を消した波瑠を、椢はずっと捜し続け…。時をかけ、三人の想いが絡み合う不思議な愛の物語。

【あらすじ・感想など】
10年前、突然の事故で亡くなってしまった桐島裕也。
ずっと裕也に片思いしていた岸本波瑠は、現実を受け入れられないまま裕也の息子・椢と旅に出た。
ふたりにとってそれは大切な時間で、椢は波瑠を守ろうと必死だったけれど、誘拐の罪を背負った波瑠は実刑を受けることに。
その後伯父夫婦に引き取られ海外で暮らしていた椢は、帰国後も波瑠と会えないまま10年が経っていた。
裕也の携帯に届く、宛名もメッセージもないメールがふたりを繋いでいたが…。
という、年の差再会もの。
裕也が亡くなった時、裕也31歳、波瑠21歳、椢9歳です。
ちなみに波瑠が裕也と出会ったのはその12年前、裕也19歳、波瑠9歳の時。
複雑な家庭環境で育った波瑠は、ふとしたきっかけで出会った貧乏劇団員の裕也と知り合い、そこに居場所を見つけます。
いつしかそれは恋愛感情へと変化し、裕也の女関係に嫉妬したりするようになるけれど、結局は戻ってくる裕也から離れられずにいた波瑠。
椢はそうした中で出来た裕也の子供で、3人は穏やかな生活を送っていた。
子供ながらに椢は波瑠を守らなきゃという気持ちがあり、裕也の死後不安定な精神状態だった波瑠を放っておけなかった椢が自ら波瑠の手を取り旅に出ます。
事情がどうあれ、小学生の椢を保護者に何も言わず連れていた波瑠は誘拐の罪を負う事になってしまうのですが。
当時既に櫂は波瑠への恋愛感情を意識していますが、まだ子供だった椢にはどうにもならない事がいっぱい。
父親を亡くしながらも波瑠を助けたくて一生懸命な椢と、椢の優しさに助けられながらも裕也の喪失から立ち直れていない波瑠が切ない。
結局は破綻してしまいましたが、この旅でふたりの交流があったからこそ、10年後の関係があるんですよね。
椢が大人になり、名前を偽ってひっそりと生きている波瑠と再会した事で、とまっていたふたりの時間が動き出します。
波瑠はなかなか椢の気持ちを受け入れないのですが、そうならざるを得ない背景がしっかりあるので、その気持ちも理解出来ました。
裕也への想いが整理出来ていないという事もあるだろうけど、それよりも椢を受け入れる勇気や自信がないのかな。
自分の弱さや存在が椢の負担になる事が怖い。
そんな臆病さが見えてきて、なんだかどんどん波瑠が愛おしくなってきます。
椢の必死な想いが、ちゃんと波瑠の心を動かしていてホッとしました。
波瑠の心を動かしたのは、椢と、そして裕也の想いですよね。
最後、これは泣く…。

ということで、凪良先生の新刊は切ない再会もの。
重い内容がありつつも読後感はあたたかかったです。
椢のまっすぐさと、揺れる波瑠の心がいいバランスでした。
年の差モノは、攻にしろ受にしろ、年下の一生懸命さがいいですよね。
そんな一生懸命さにほだされる展開が大好き!
久しぶりの新刊ですが、やっぱり凪良先生の作品はいいなぁと感じる1冊でした。
面白かったです!
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2013.09.16 19:51 | 凪良ゆう | trackback(0) | comment(0)
            












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