にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

かくりよの花 :夜光花

4813012760かくりよの花 (SHYノベルス308)
夜光 花
大洋図書 2013-08-30

by G-Tools

花シリーズがこれで完結。
前作で脱線していた流れがシリーズ本編に戻っていてホッとしました。
【かくりよの花/夜光花/水名瀬雅良/SHYノベルズ(2013年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
編集者の将将には弟がいる。ひとつ年下で、樹木医をしている幸司だ。幼い頃、将の家に引き取られたふたりは、特別な絆で結ばれていた。だから、夜、幸司が将にキスや愛撫の戯れを仕掛けてきた時も将は寝たふりをして、目覚めると何事もなかったように振る舞った。幸司もまた、熱い視線を向けながらも、昼は弟として行動した。けれど、赤い花の匂いを嗅いだ夜からすべてが狂い始めて!?

【あらすじ・感想など】
東京の出版社で編集の仕事をしている長峰将。
児童養護施設で育った将は、同じ施設にいた幸司と共に今は霊能者として活躍している養母に引き取られ、兄弟として育つ。
血の繋がりはないが、昔から霊感の強い体質だった将にとって、幸司は一緒にいると安心出来る大切な存在だった。
成長するにつれ幸司が就寝中にキスをしたりするようになり、自分を求めている事を感じていながらも黙認していた将だったが、ある時期からは幸司から距離を取るようになっていた。
その後社会人となり、樹木医として多忙な日々を送るようになった幸司とは会う機会も減っていたが、鬼沢村をめぐって関係に変化が訪れ…。
という、血の繋がらない兄弟の話。
花シリーズ完結編ということで、恋愛が絡みつつ、鬼沢村の忌まわしい過去がどんどん明らかになっていきます。
シリーズ未読の方は、是非1作目の「堕ちる花」からどうぞ!

将はシリーズスピンオフの「鬼花異聞」「神花異聞」の攻・衛の担当編集者として登場していて、結構目立つ存在でした。
鬼沢村や神谷村とは関係ないところで知り合った普通の人なのに、泰正の不思議ちゃんっぷりに馴染んでいたり、強力なお守りを渡したりしているのに少し違和感があったのですが、こうして人となりを知ってようやく納得。
将自身の特殊能力に加え、生い立ちや弟の幸司との関係など、実はいろいろ抱えていた人でした。
鬼沢村との関係は、泰正が二鬼山の御神木の治療を幸司に依頼し、それがきっかけで、生後まもなく病院に捨てられていた幸司の元に置かれていた赤い花が鬼喰い草だったことが分かったところから繋がっていきます。
そして、鬼沢村の忌まわしい過去や、鬼喰い沼に沈む数多くの死者たちの存在が明らかとなり、閉鎖的な鬼沢村で再び事件が起こることに。
将と幸司はお互いに必要とし、求め合っていますが、「兄弟」の関係以上にはなっていません。
思春期の頃想いを抑えきれず就寝中の将に幸司は手を出していたけれど、それはお互いに言葉にしない秘密の行為。
将は幸司が自分に向けている恋愛感情を見て見ぬ振りをしています。
そこへ鬼喰い草が登場したら……もちろん幸司は暴走しますよね!
ずっと抑えていた将への感情が決壊し、ふたりは暗黙の了解で心に秘めていた問題に向き合わざるを得なくなる。
兄弟モノとしてはよくある展開で、なかなか自分の気持ちを受け入れずハッキリしない将には焦れ焦れしますが、鬼沢村の問題が絡んでくるのでどんどん読み進めることが出来ました。
定番ではありますが、血は繋がっていなくても兄弟という家族の関係と恋愛感情で揺れる展開が好きで、しかも肉体関係先行というところがまた美味しい。
子供の頃にあった兄弟の間の秘密の行為…大好物です!
花シリーズは3カップルとも同じような執着展開ではあるけれど、それぞれキャラの個性もあるのでくどくはないと思います。
今回の将と幸司はこれまでの中では執着度低めかな。

萌えエロもいっぱいでした!
鬼喰い草効果で無理矢理やっちゃう流れ大好き。
現実では言語道断ですが、BLでは流血展開に萌え転げます。
具体的に書くのは憚られますが、夜光花先生の描写がいちいち素敵すぎる!
萌えツボ分かってますね!
夜這いは卑怯かもしれませんが萌え的には美味しいと思います!

ということで、花シリーズ完結です。
前作で脇役だった将がメインになるとは思っていなかったので吃驚。
まだ謎が残っているような気もしますが、前回鬼喰い草の件に深く関わらないまま終わってしまって物足りなさを感じていたので、今回そこがしっかり絡んだ話でホッとしました。
将が霊が見えると言っても泰正のように妖怪云々ではなく、ちゃんと(?)人間の霊で、その能力が鬼沢村の過去を明らかにするのに役立っている。
村の閉鎖的な雰囲気も伝わってきて、泰正の登場で脱線していた流れが、シリーズ本編に戻った感じ。
まぁ、本音を言えば本編カップルの尚吾と誠で完結して欲しかったのですが…。
一応今回チラリと登場はしていましたが、またあの執着しまくりな尚吾のネットリエロがじっくり読みたかった!
とは言え、兎にも角にもちゃんと鬼沢村の件が〆られていて、前回のように物足りない読後感でなかったので満足です。
シリーズ通して、執着兄弟モノかつ崔淫効果で無理矢理展開な花シリーズ。
ご馳走様でした!

■シリーズ
「堕ちる花」 尚吾×誠
「姦淫の花」 尚吾×誠
「闇の花」 尚吾×誠

「鬼花異聞」 衛×泰正
「神花異聞」 衛×泰正

「かくりよの花」 幸司×将

堕ちる花 (SHYノベルス) 姦淫の花 (SHYノベルス) 闇の花 (SHYノベルズ)
鬼花異聞 (SHYノベルス297) 神花異聞 (SHYノベルス305) かくりよの花 (SHYノベルス308)
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2013.09.08 20:40 | 夜光花 | trackback(0) | comment(0)
            












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