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BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

弁護士は恋を自白する :榎田尤利

4813000967弁護士は恋を自白する (SHYノベルス)
榎田 尤利
大洋図書 2002-12

by G-Tools

何故私はずっと積んでいたんだろう…。
2編とも落ち着いた中に萌えがありとても好みでした!
【弁護士は恋を自白する/榎田尤利/茶屋町勝呂/SHYノベルス(2002年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
N.Y.でプロのダンサーを目指す潤也は、街角で通行人とぶつかり意識を失う。目覚めたとき、目に入ったのは財閥の御曹司でエリート弁護士アシュリーの冷たい美貌だった。ぶつかった拍子に怪我をした足が癒えるまでアシュリーの滞在するホテルのスイートで共に過ごすことになった潤也だが、夜の優しいアシュリーと昼間の尊大な態度の違いに戸惑いつつも惹かれる。少しずつ互いを知り、全てがうまくいくかと思えたある日、アシュリーの無器用さが招いたある事が、ふたりの間に大きな誤解をうむ。好きだったのに、信じていたのに…!!榎田尤利が贈るスイート・スイート・ロマンス登場。

【あらすじ・感想など】
『弁護士は恋を自白する』
プロのダンサーを目指し、日本からニューヨークにやってきた寿潤也。
憧れのバレエ団のオーディション当日、街角で人と衝突し、意識を失ってしまう。
そんな潤也をぶつかった相手であるアシュリー・ボールドウィンは自らのホテルに運び、足の怪我が治るまで世話をしてくれると言う。
弁護士で裕福なアシュリーに戸惑いながらも、次第に惹かれていく潤也だったが…。

潤也は大切なオーディションに向かう途中、アシュリーにぶつかり意識を失ってしまい、オーディションを受ける機会を逃してしまいます。
しかも足を捻挫してしまう。
そんな潤也の生活の面倒をアシュリーが見てくれることになるのですが、茫然としているうちに英語が話せないと勘違いされてしまい、本当の事を言い出す機会を逃してしまいます。
言葉が通じないと思っているアシュリーは、潤也に普段なら誰にも言わないような本音を声に出していて、アシュリーのことを金持ちの冷たい男だと思っていた潤也はその意外な内面に触れ気持ちが傾いていく。
アシュリーは裕福な家庭に育った弁護士で、父親との確執などから人との間に壁を作っているような男です。
潤也に対しても最初は硬い態度を取っているのですが、言葉が通じない異国の少年だからこそ警戒心が薄れ、その存在に次第に癒されていく。
こんなふたりの心は穏やかに近づいていくのですが、相手を想うあまりに気持ちがすれ違い、潤也はアシュリーの元を去ることに。
離れてみて、潤也はアシュリーへの想いを改めて思い知るのですが、再会したアシュリーはどこか様子がおかしくて…。
「ハーレクイン」を目指したとあとがきにあるように、お金持ちに拾われる青年という形の話です。
と言っても、アシュリーはお金持ちだけど精神的には弱いところがあったり、潤也はダンサーの卵とは言えそこまで切羽詰まっているわけではないし、自力で道を開けるくらいの才能はありそうなので、私はあとがきを読むまで「ハーレクイン」という言葉すら思い浮かんでいませんでした。
まぁそれは、私の中で「ハーレクイン」は、アラブものとかセレブものによくある、金持ち故の余裕が見方によっても傲慢にも感じるような攻と、そんな攻に見初められて愛されまくる受という関係が基本で、力関係的に攻>受なのかなという認識があったからで、そもそもそこがおかしい気はしますが…。
今回の話の中では、攻に甘やかされる受という場面があっても、愛玩ではなく親切に近くて、アシュリの潤也を喜ばせたいという気持ちが元になっている。
だからこそ潤也はその厚意を受け入れているのだろうなという事が伝わってくるので、読んでいて穏やかな気持ちにさせられました。
ただ、上手くいきすぎると、これから何か事件が起こってしまうんだろうなとドキドキしてしまいますね。
そんな緊張感がスパイスになっていました。
アシュリーは社会的な地位もあり、一見落ち着いた大人の男ですが、一旦気持ちが崩れると一気にダメになっていてびっくり。
でも、そんなアシュリーの弱さが親近感に繋がりました。
むしろなんだかんだ言いつつ天才肌の潤也の方が自分からは遠く感じますが、しっかり自分を持っている姿には好感が持てます。
知り合いもいない外国で頑張りながらも心細くなっていた潤也の心が、アシュリーと出会った事でほぐされていく過程が好き。

『眠れる森の王子』
リックの所属するバレエ団に新しく入ったショーンは、金髪で王子様のような雰囲気だが、口を開くと喧嘩腰で第一印象は最悪。
けれど、その強気な態度の裏にある繊細さや、バレエの才能に触れていくうち、リックはショーンに惹かれていき…。

表題作で潤也がオーディションを受けていたバレエ団の話。
リックは日本人とアメリカ人のハーフで、ショーンは白人です。
いかにも王子様のような容貌のショーンですが、口は悪くてけんか腰。
でもそれは野良猫が必死に威嚇しているようなものなのだと、リックは気付きます。
恋愛においても傷つくのを怖がっている。
ふたりは一緒に練習を重ねるうちに惹かれ合っていくのですが、思い込みで暴走するショーンにリックは振り回され気味。
短い話なので大きな事件が起こるわけではありませんが、ショーンが徐々に警戒レベルを下げていく様子が微笑ましいです(笑)
ツンとすましているのに恋愛の駆け引きに慣れていなかったり、考え無しに突っ走ったりするショーンが可愛くて仕方ない。
そんなショーンに甘いリックの気持ちがすごく分かる。
しかもそんなショーンがまだバージンだなんて…!
興奮しない人がいるだろうか!
萌え転げました…。

--
ということで、ずっと積んでいた榎田先生の昔の作品を掘り出してみました。
バレエダンサーの話2編。
2編ともJUNEっぽい雰囲気でとても好みでした。
短編だから余計にそう感じるのかも。
榎田先生の最近の作品はシリアスな話でもテンポのよい会話で明るい印象の作品が多いですが、この話は全体的にしっとり。
どの登場人物もキャラが立っていて、短い話でもしっかり心掴まれました。
特に、私はショーンがお気に入りです。
ツンツンしているのに寂しがり屋だったりするキャラに弱い…。
面白くて萌えもあり、大満足。
もう10年も前の作品なのですね。びっくり。
もっと早く読めば良かったです…!
まだ他にも積んでいる榎田先生の作品があるので、それも早く読まなければ!
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2013.06.20 00:20 | 榎田尤利 | trackback(0) | comment(2)
            

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2013.06.20 15:47  | # [ 編集 ]

K様、こんばんは!

この作品、雰囲気も内容もとても好みでした。
もっと早く読めばよかったです!

履歴の不具合というのはこちらのブログの不具合なのでしょうか?
もしそうであればご指摘いただければ幸いです。

2013.06.24 00:59 URL | にゃんこ #qOwEm20U [ 編集 ]













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