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ミクとネオ :阿仁谷ユイジ

4863493657ミクとネオ 上巻 (EDGE COMIX)
阿仁谷 ユイジ
茜新社 2013-05-31

by G-Tools

好みが分かれそうな話ですね。
もっと重い方が好みですが、面白かったです!
【ミクとネオ(上下巻)/阿仁谷ユイジ/EDGEコミックス(2013年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
自殺未遂で記憶をなくした青年・ミク(仮名)は、第一発見者でお寺の坊守・涅生(ネオ)に保護される。その時、ミクが持っていた幼稚園バッグの中には大量の札束があって…? 記憶が戻るまでの間、ミクはお寺の居候になってお気楽な毎日を過ごす一方、ネオはミクの過去の暗部を知ることになる…。阿仁谷ユイジの新境地! 御仏&ミステリBLで登場!!

【あらすじ・感想など】

首をつって死のうとしていたところを寺の坊守に助けられた男。
記憶をなくしていた男が持っていたのは、「みく」と書かれた子供用のキーホルダーと、札束の入っている子供用のカバンだけ。
「ミク」と呼ばれることになった男は、坊守・涅生と涅生の弟であり寺の僧である槃比と暮らすことになった。
涅生たちとの生活で元気を取り戻しながらも、「みく」、そして「りかこ」という人物の記憶の断片を取り戻し不安定になるミク。
そんなミクの様子を見て、涅生は手がかりを探そうとするのだが…。

という、寺を舞台に繰り広げられる話です。
記憶喪失で訳ありの男の話ですが、序盤の雰囲気は明るくて、涅生(ネオ)と槃比(バンビ)という名前からして個性的なふたりの兄弟とのやりとりもコミカル。
脱線も多いので、「これはコメディだったのかしら?」と感じ始めたら……気を緩めた途端に重い展開がちらりと垣間見えてドキッとさせられます。
阿仁谷先生はドロッと病んでいる感情を盛り込んでくる作家さんですよね。
違うタイプの作品もあるのでつい油断しちゃうのですが…。
今回はミクの抱えていた事情に加え、軽そうなノリの涅生もミクと出会った事で本人も目を逸らしていた感情に呑み込まれそうになっています。
そしてお互いに影響を与えつつ、惹かれ合っていく。
記憶喪失のミクが時々スイッチ入ったようになった時の顔にドキッとさせられます。
ミクは何故自殺しようとしたのか。
キーホルダーに書かれていた「みく」という子供の事が徐々に分かっていくのですが、過去が垣間見えれば見えるほど話の着地点が見えなくなっていきます。
いや、見えてはくるのですが、嫌な予感がして直視したくないと言った方が正しいかも知れない。
衝撃的な結末があり得る作家さんなので最後までドキドキでした。
オチを知ってしまったら面白さが激減してしまう話なので、ネタバレ気味な感想は最後に書いておきます。

ということで、阿仁谷先生の新刊。
久々にブラック系の阿仁谷先生の漫画が読めて私は満足です!
「刺青の男」の路線に近いですね。
今回はその時ほどの衝撃はないし少し方向性は違いますが、時々垣間見えるミクや涅生の心の深淵に惹き込まれました。
こういうゾクゾクする感覚が味わえるのが、阿仁谷先生の魅力だと思います。
ちゃんと最後はハッピーエンドで読後感は重くないのでご安心を。
上下巻同時発売になっています。
これは2冊一気に読むからこそ面白い話だと思うので、是非まとめてどうぞ!
阿仁谷先生、今回の話も面白かったですが、「刺青の男」のようなJUNEっぽい路線の話がまた読みたいです。


--ネタバレ気味なので注意--
ひとりでは出られないというところでもしや…とは思っていたのですが、そうきたかー!という印象。
もっとドロドロした感情が出てくるかと思いきや、そのオチ故にいろいろな問題を飛び越えてソフトランディングしましたね(笑)
「刺青の男」のような刺激を求めていると物足りなさがあるかも。
それにしても、この寺はミクみたいな人が迷い込んできやすかったりするのかな?
槃比にも誰か来てくれたらいいですね!
ミクもそうですが、この場合相手が攻だったらずっと精力の問題はなさそうなので、それはそれで幸せなんじゃないかなと(笑)

ミクとネオ 上巻 (EDGE COMIX) ミクとネオ 下巻 (EDGE COMIX)
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