にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

彼氏とカレシ :水原とほる

4199007083彼氏とカレシ (キャラ文庫)
水原 とほる
徳間書店 2013-04-27

by G-Tools

三角関係に惹かれて久しぶりの水原先生。
もっと3Pいっぱいでもいいんですよ?
【彼氏とカレシ/水原とほる/十月絵子/Chara文庫(2013年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
十年来の恋人か、四歳年下の後輩か―デザイナーの啓は、事務所の社長・芳樹と公私ともにパートナー。そんな中やってきたのは、新入社員の昌弘だ。端正な顔立ちに人懐っこい性格の昌弘を可愛がる啓と芳樹だが、ある晩情事を見られてしまう!けれど昌弘は「俺も啓さんが好きです」と切羽詰まった様子で抱き締めてきて!?洗練された恋人と未完成な後輩に愛されて―究極の三角関係。

【あらすじ・感想など】
戸田芳樹が起こしたデザイン事務所で、デザイナーとして働いている堀口啓。
芳樹とはプライベートでもパートナーであり、一緒に暮らしてもう10年になる。
恋愛に以前のような熱さはないけれど、仕事は順調で、相手に不満もなく過ごしているふたりだったが、新入社員の諏訪園昌弘の登場で関係が変わりはじめるのだが…。
という、公私ともにパートナーとして順調に10年間やってきたカップルの話。
若い頃はいろいろあったけれど、今ではお互いになくてはならない存在となっている啓と芳樹ですが、10年という年月で恋愛の面ではすっかり落ち着いています。
安定は大事だけれど、それはつまり刺激がない状態。
仲が悪いわけではありませんが、所謂倦怠期に突入しているふたり。
そこへ、ふたりにとって刺激を与える存在・昌弘がやってきます。
昌弘は若くて人懐っこい、ワンコのようなキャラ。
啓の好みのタイプでもあるし、芳樹にとっても弟分として可愛がりたいタイプで、啓が一緒に行ってくれないスポーツ観戦などに昌弘を連れていったりしている。
啓に昌弘を近づけるような芳樹の言動に、昌弘が自分に気があると分かっていながら、啓も思わず挑発してしまい、身体の関係を持ってしまいます。
芳樹がいるときだけ許される、昌弘の参加。
でも、芳樹は忙しく不在がちで、そんな中かわいい年下の昌弘に甘えてこられて、啓はつい流されてしまい……それを知った芳樹は激怒し、ふたりの心はすれ違ってしまうのでした。
まぁ、当然の成り行きですよね。
もっと啓が昌弘に対しても芳樹に対しても自分の戸惑いを含めた気持ちを伝えていたら、こんな事にはならなかったのかも。
そうじゃなかったからこそ、昌弘の入りこむ隙があったわけですが。

以下、少しネタバレ含みます。
3人の関係の着地点を知りたくない方はご注意下さい。

タイトルや表紙から分かるように三角関係ものですが、今回のような出来上がっているカップルに1人加わる形は珍しい気がします。
受1人に攻2人が同時にアプローチして、過程はいろいろなパターンがありますが、結局どちらも受け入れるという展開が一般的なのかな。
そういえば、攻2人のカップルが受に目を付けて引き入れるという珍しい話もありましたね。
…ってそれも水原先生だ(「窓」に収録されている短編)
今回は相思相愛なカップルの間にかわいい年下ワンコが迷い込みます。
好き合っているけど、10年が経ち気付かないうちに出来ていた心の隙に、若くてふたりの好み(恋愛としてもそうでなくても)なワンコが現れて、お互いに相手の考えが理解出来る前にそのワンコとの肉体関係が出来てしまう。
恋人の事を大切にしている気持ちは変わらないし、そんなイレギュラーを割り切って考えていたハズが、自覚している以上に心を乱されていたという展開。
全編受視点で少々心理描写がくどく感じるところはありましたが、話の持って行き方は新鮮で面白かったです。
ただ、攻の考えがいまいち掴めない。
芳樹の気持ちが分からず戸惑っている中で、啓に想いを寄せている昌弘の誘惑に負けてふたりだけで関係を持ってしまうのは、当然の流れですよね。
そこで怒るくらいなら、何故昌弘を引き入れたの?
3人でエッチするように仕向けたのは芳樹なのに、自分の知らないところで啓と昌弘がエッチした事にそこまで激怒するのはどうなんだろう…。
優柔不断で曖昧な態度を取っていた啓も問題はあると思いますが、芳樹の言動はちょっと勝手すぎないか?!と思ってしまいました。
まぁ、でも結局一番可哀想なのは昌弘ですよね。
それでいいの?と心配になります。
啓と芳樹の間に入り込む事は出来たけれど、このまま平和な関係を続けられるのかは疑問…。
啓の中に昌弘のことを好きな気持ちがあるのは間違いないですが、啓にとってはやっぱり芳樹>昌弘になってしまうんじゃないかな。
最初はそれで満足していても、それに慣れてしまうと寂しくなってくる気がする。
その頃の話が続編で出たら面白そうですね〜。
昌弘視点や芳樹視点でこの関係を味わってみたい。

濡れ場はそれなりにありますが、3Pは思っていたより少なかったです。
もっと濃厚な3P描写が欲しかった…!!
3人というだけで内容的にはノーマル。
もっといろいろやってくれていいんですよ…?
そんな意味でも、その後の3人の関係が知りたいです!

ということで、久しぶりの水原先生の作品は三角関係ものでした。
水原先生は前回感想書いたのも三角関係ですね(笑)
割と3P率の高い作家さんな気がします。
今回は、既に出来上がっていて長年連れ添っているカップルに1人追加される展開。
倦怠期の話は他でも読んだことがありましたが、こんな形は珍しいですね。
それぞれのキャラの行動に多少苛立ちを感じながらも、関係性が新鮮だったし、3P大好きなので全体としては楽しく読めました。
その後の関係が気になるので、続編是非読みたいです!
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2013.06.01 00:55 | 水原とほる | trackback(0) | comment(0)
            












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