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誓約の代償〜贖罪の絆〜 :六青みつみ

4344824954誓約の代償 ~贖罪の絆~ (リンクスロマンス)
六青 みつみ
幻冬舎 2012-04-26

by G-Tools

前作読んでいるとつらい展開を知っているのでドキドキでした。
葛西先生の絵が美しくて眼福!
【誓約の代償〜贖罪の絆〜/六青みつみ/葛西リカコ/リンクスロマンス(2012年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
皇帝の嫡孫・ギルレリウスを主とする最高位の聖獣・リュセランは、深い愛情を向けてくれる彼を愛し支えたいと願っている。しかし、生まれつき身体が弱いために思うように動けない自分を歯がゆく思っていた。あるとき、辺境にいた皇帝の四男であるヴァルクートが帰還し、初めて会うにもかかわらず本当の主が彼だと絆を通じて知る。信頼していた主との絆は偽りのものだと知ったリュセランは、ギルレリウスを問いただすが、激昂した彼に陵辱されてしまい…。

【あらすじ・感想など】
ラグナクルス帝国は聖獣と誓約を結び、魔獣と戦いながら暮らしている。
地位が高いほど力の強い高い位の聖獣と誓約を交わし、皇帝となるには最高位の聖獣・インペリアルを従えている事が必須。
皇太子の嫡男であるギルレリウスと誓約を交わしたインペリアル・リュセランは身体が弱く、過保護なまでのギルレリウスの愛情を受けていた。
そんなギルに信頼を寄せていたリュセランだったが、ある日、ギルの叔父・ファーレンの言葉によってその関係は揺らいでいく。
自分の主がギルではなかったかもしれない事に不安が募るリュセランに、ギルは何も説明しようとせず…。
代償シリーズ第二弾。
前作「忠誠の代償」に登場したギルレリウスとリュセランの話です。
世界観などは前作の感想に書いたので省略しますが、中世ヨーロッパのような舞台で繰り広げられる騎士と聖獣の物語。
聖獣は生まれた時から主に育てられるので、リュセランはギルに絶対的な信頼を寄せています。
しかしその関係は、リュセランが生まれる前に主を巡る争いがあり、そのゴタゴタで生まれたばかりのリュセランの命が危ない状態になっていた事を知り揺らいでいく。
ギルは否定はするもののリュセランの求める説明をしようとはせず、リュセランの不安は募るばかり。
そんな時、その争いの相手であったヴァルクートが帝都に戻ってきたことで、益々リュセランとギルのすれ違いは大きくなっていき、苛立ったギルはリュセランを力で抑え込もうとして決定的な溝が出来てしまいます。
ギルを信じたいのに信じることが出来ないリュセランも、リュセランを想うあまり間違いを重ねてしまうギルも、それぞれの気持ちが伝わってくるだけに切ない。
前作では暴君のような印象が強かったギルに、こんな事情があったとは。
ギルがちゃんとしっかりした人で、無礼な態度だったのはリュセとのすれ違いで苛ついていたからなんだと分かったら、印象が一変しました。
しかし、この二人の確執が深まっていた辺りから先の出来事が前作にもちらりと書かれていたのですが、最後は幸せになるだろうとは思っても、展開を知っているだけにつらかった…。
攻が打ちのめされて心を入れ替える展開は時々出会うし嫌いじゃないのですが、それはこちらが苛立つようなダメ男の場合。
ギルはリュセランへの対応を間違えただけで性格が悪いというわけではないので、ギルの不器用さに活を入れたくなる一方で、あまりに頑ななリュセランに「もっと信じてあげなよ」と言いたくなる気持ちもありました。
まぁ、すれ違いはもちろんギルの言葉足らずなところや臆病さが1番の原因なんでしょうけどね…。
自分をどんどん追い詰めていくリュセの様子にハラハラして、端で見ている私はやきもきしっぱなしでした。
そんなつらい過程があっただけに、その後おとずれた展開には胸一杯!
ホッとしました。

以下、ネタバレ含みます。
未読の方はご注意下さいませ。

生まれ変わったリュセランと出会い、新たな関係を築いていく中で、失意のどん底にいたギルが前向きになっていく様子がとてもよかったです。
リュセランもかわいかった。
…のですが!私はふたりの幸せなエッチが見たかった…!
それだけが心残りなので、同人誌や全サ小冊子でもいいので何か機会があったら是非ふたりの初夜が読みたいです!

ということで、代償シリーズ第二弾はギルレリウスとリュセランの話でした。
表紙の印象は前作よりこちらの方が明るいですが、内容的にはつらい展開が続き痛いシーンも多いです。
前作でふたりの関係の行方が分かっていたので、続編がこのカップルだと知ってびっくりしました。
案の定切ない話でしたが、読後感はとても暖かかくて面白かったです。
そして、何と言ってもリュセランが美しい!
葛西先生の挿絵が美しくて、前作に続き何度もなめるように見返してしまいました。
子供のリュセランもかわいすぎてやばい…。
前作のキリハの魅力が明るさや快活さだったのに対して、リュセランは繊細な美しさが魅力ですね。
もうすぐシリーズ第三弾が発売になるのですが、どんな話なのか気になります!
前作と今作が同じ時系列で国が立て直されていく過程だったので、その後の話なのかな?
聖獣と騎士の関係なども面白かったので、その辺りも楽しみです。

■代償シリーズ
「忠誠の代償〜聖なる絆〜」 ヴァルクート×キリハ
「誓約の代償〜贖罪の絆〜」 ギルレリウス×リュセラン
「奪還の代償〜約束の絆〜」 リグトゥール×カイエ
「彷徨者たちの帰還〜守護者の絆〜」 フェンリル×キース

忠誠の代償 ~聖なる絆~ (リンクスロマンス) 誓約の代償 ~贖罪の絆~ (リンクスロマンス) 奪還の代償 ~約束の絆~ (リンクスロマンス)
彷徨者たちの帰還 ~守護者の絆~ (リンクスロマンス)
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2013.04.20 19:59 | 六青みつみ | trackback(0) | comment(0)
            












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