にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

艶恋 :遠野春日

4799712497艶恋 (ビーボーイノベルズ)
遠野 春日
リブレ出版 2013-01-24

by G-Tools

ドラマCDで出ていた話の小説版。
加筆も多くその後の話も収録されていて、改めて楽しめました!
【艶恋/遠野春日/円陣闇丸/BBN(2013年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
弁護士の貴史は会ったその日に極道若頭の東原に奪われ、体を重ねながらも彼の気持ちを掴めずにいた。このままの関係でいいのかと悩みながら3年が過ぎたある日、貴史は旧友と再会する。旧友の存在が面白くないのか、2人の関係を見せつけるように友人の前で貴史を抱く東原。だが傲慢で非道い男と思いつつも、東原への想いを捨てきれなくて…。そんな折、組長の息子がある企みに絡んできて!?情熱シリーズ番外編が、新作書き下ろしで登場。

【あらすじ・感想など】
独立して小さいながらも弁護士事務所を始めた執行。
新しい事務所を構え、多忙な日々を送っている。
川口組の若頭・東原との関係は相変わらず続いているが、二人の間に確かなものは何もなく、執行は不安を抱えたままだった。
そんな中、アルバイトとして事務所に入ってきた大学時代の同級生・武嶋に、東原との関係を知られてしまう。
「以前から好きだった」と執行は武嶋に迫られるのだが…。
という、東原と執行の話。
先にドラマCDが出ていて、小説版はその脚本を元に加筆され、その後の話も収録されています。
ボリューム的にドラマCDの方はコンパクトにまとめられていて、当て馬・武嶋の件があって東原と執行の距離が近づいた形になっていました。
小説では、武嶋の問題よりも川口組内のごたごたの方に重心が置かれていて、2年半前に起こった執行の拉致事件(「艶悪」の事件)でやりあった宗親が再び動き始めたことが、東原が心を決める大きな切っ掛けとなっています。
この辺りはドラマCDだと全く触れられていませんでした。
ドラマCDは執行側の心理描写が中心だったのに対して、小説は東原の側の気持ちの変化がかなり入っています。
このふたりが好き合っていても距離があったのは東原の方の態度に問題があったわけで、執行が不安になるのは当然の成り行きでした。
東原としては執行を守るために距離を置いていたんですが。
だからふたりが上手くいく上で東原に何があって気持ちが変化したのかが重要だったので、武嶋の件だけでは説得力に欠けていたのです。
小説ではその辺りがしっかり補完されてる!
そうでなくちゃ!
宗親の東原に対する執着がうまく絡んでいました。
そして、ヤクザと付き合うという事はきれい事だけじゃなく、それ相応の覚悟も執行に必要ですよね。
それを試すようなエピソードもあって、これを読むと東原と執行が腹をくくって付き合っていくのだなという事がよく分かります。
ずっと悩んでいた執行が報われてホッとしました。

そして宗親と織!
小説版ではかなり重要なポジションです。
こちらもただ邪魔をしていただけじゃなくて、収まるところに収まっていました!
ひねくれていて素直じゃない宗親が、健気に付き従っている織に対する感情を認められるのかしらと思っていたら……。
宗親、可愛いやつめ。
宗親が攻で残念。
個人的には、宗親が屈強な男に押し倒される展開や、自ら東原を押し倒す展開が読んでみたかったです(笑)

ということで、情熱シリーズスピンオフの第二弾。
先行のドラマCDが2008年に出ていて、5年経ってようやく小説になりました。
ストーリー的には小説の方がしっかり書かれているので、ドラマCDしか聴いていない方でも十分読み応えのある内容だと思います。
時間はかかったけど、いろいろな事を乗り越え、覚悟を決めたからこそ気持ちが通じたのだなという事がよく分かる。
宗親と織を含め、満足出来る内容でした。
ドラマCDでは東原の告白を聴けるし、遙と佳人の夫婦っぷりも堪能できるので、それはそれで価値があると思います。
キャストも魅力的ですしね!
このシリーズはムービックから出ていたのだけれど、ムービックは撤退してしまって、この先どうなってしまうんだろう…。
いや、それよりシリーズ新作はいつですか…!!
2009年にゲンキノベルスからB-PRINCE文庫に移って第2部始まったと思ったら、そのまま続きが出ず、2012年になってBBNからすべて出直し。
B-PRINCE文庫で出た分まで…。
書き下ろし収録されていたし、全サもあったので全部買ってますが、待たされている上にこれは結構つらいです。
そろそろ第2部の続きをお願いします!

■情熱シリーズ
第1部
「ひそやかな情熱」遙×佳人
「情熱のゆくえ」
「情熱の飛沫」
「情熱の結晶」
第2部
「さやかな絆 -花信風-」
「たゆまぬ絆 -涼風-」
「ついの絆 -芝蘭の交わり-」

■スピンオフ
「艶悪」東原×執行
「艶恋」

■番外編集
「夜天の情事」

■ドラマCD
「艶悪(ドラマCD)」(スピンオフ)
「艶恋(ドラマCD)」(スピンオフ)
※感想上げた作品のみ。本編4作も出ています。

ひそやかな情熱 (ビーボーイノベルズ) 情熱のゆくえ (ビーボーイノベルズ) 情熱の飛沫 (ビーボーイノベルズ) 情熱の結晶 (ビーボーイノベルズ)
さやかな絆 -花信風- (ビーボーイノベルズ) たゆまぬ絆 ‐涼風‐ (ビーボーイノベルズ) ついの絆 -芝蘭の交わり- (ビーボーイノベルズ)
艶悪 (ビーボーイノベルズ) 艶恋 (ビーボーイノベルズ) 夜天の情事 (ビーボーイノベルズ)
関連記事
2013.03.02 15:39 | 遠野春日 | trackback(0) | comment(0)
            












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://macnyanko.blog22.fc2.com/tb.php/1182-f06086e2

最近の記事

プロフィール

Author:にゃんこ
漫画も読むけれど、やっぱり小説が好き! 小説を中心にBL本の感想を書いています。

このBlogについて:Read me

日記&一言感想
→ にゃんこ雑記
お知らせ用twitter
お知らせ
中の人はこちら
つぶやき

Twetter

RECOMMEND

参加させていただいています!

【このBLがやばい!2019年度版】
(漫画中心に小説、CD含めBL全般)

【はじめての人のためのBLガイド】
(ほぼ漫画のみ)
はじめての人のためのBLガイド

作家さん別感想記事リスト

Comment

Trackback

サイトリンク

BL Novels TB

BL Comics TB

BL×B.L.People


お役立ち


with Ajax Amazon

メールフォーム

基本的にレスは雑記の方でしています。数日経っても応答がない場合は送信エラーの可能性があります。「取扱説明書」を参照してください。

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSフィード

| ホーム |