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鬼花異聞 :夜光花

4813012655鬼花異聞 (SHYノベルス297)
夜光 花
大洋図書 2013-01-31

by G-Tools

花シリーズと同じ世界観の話。
近親相姦ものは、兄×弟も弟×兄も、どちらも大好きです!
【鬼花異聞/夜光花/水名瀬雅良/SHYノベルス(2013年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
四国の神谷村で暮らす三門泰正には、自慢の弟がいる。ひとつ年下で、東京で会社勤めをしながら、人気ミステリー作家でもある衛だ。山が大好きな泰正は暇さえあれば山へ遊びに行っていた。けれど、衛は泰正が山へ行くのをよく思っていなかった。それは過去の体験のせいでもあった。中学生だったふたりは、ある花の匂いのせいで理性を失い、禁じられた行為をしたことがあり…衛はそのときから、兄である泰正に劣情を覚えるようになって!?もうひとつの花シリーズ、誕生。

【あらすじ・感想など】
実家でみかん作りを手伝っている三門泰正。
でも、25歳の泰正の精神年齢は幼いままで、両親は自分たちがいなくなった後の事を心配している。
四国の実家を離れ、東京で働きながら小説を書いている弟の衛は自分が面倒を見ると言っているが、いつまで経っても半人前にしか扱われない事を、泰正はもどかしく思っていた。
山が好きでいつも走り回っていた泰正は、山にいる不思議な人たちと親しくしていたが、ある日現れた首なし男に「首を探してくれ」と頼まれ…。
花シリーズの番外ですが、泰正に人ならざる者が見える能力があったりするので、「不浄の回廊」を思い出しました。
泰正は25歳ですが精神年齢的には小学生くらい。
7歳の時失踪するまで、感情が欠落していたけれど天才と評判の男の子だった泰正。
失踪後何もかも記憶をなくし、感情は豊かになったけれどすっかり勉強は出来なくなってしまっていた。
ひとつ年下の弟・衛はそんな泰正の変化を近くで見ていて、自分が守らなきゃという気持ちがどんどん膨らんで、兄に対して行きすぎた執着心を持つようになります。
無邪気な泰正は全く気付いていませんが。
このふたりの実家がある神谷村は花シリーズの舞台となった鬼沢村の隣の村で、泰正が遊び場にしている二鬼山は鬼沢村と接しています。
鬼沢村側には例の鬼喰い草が栽培されている沼があり、ふたりは子供の頃に鬼喰い草に惑わされて性的な接触をしたことがある。
これだけで十分弟が兄に堕ちる下地整ってますよね(笑)
悶々と兄への執着を抑え込んできた弟は耐えきれず実家を離れ東京で暮らしているけど、でも兄が気になる気持ちは抑えきれないので頻繁に実家には帰ってきています。
そんな弟の気持ちを兄は全く気付いていないので、無防備な姿をさらしたり、好き(家族愛)だと言ったり、振り回しまくり。
その上、首なし男の件にからんで、泰正を助けようとした衛は鬼喰い草に再び惑わされることになってしまう。
これはもう衛止められないですよね。
ついに泰正に手を出してしまった衛は関係に溺れていきます。
でも、泰正は拒まないけど気持ちを返してはくれません。
泰正の「好き」は家族愛を超えることはないし、泰正は衛の恋愛感情を理解していないので、衛がどれだけ執着しても気持ちは素通りしてしまう。
泰正相手だから当然の結果とは言え、さすがに衛が可哀想になってきました…。
ほぼ全編泰正視点なので、衛の気持ちが通じていないことが分かるのが切ない。
果たして、泰正が衛の感情を理解する時がくるのだろうか。
泰正の目線で書かれていても、精神的に幼く、無邪気すぎるので感情移入しづらくて、逆に振り回されっぱなしの衛に同情してしまいました。
まぁ、これが衛視点だとさらに泰正の事が理解出来なくなりそうだし、首なし男の事件は泰正じゃないと動かないので、泰正視点なのは仕方がないですが。

噛み合わないふたりの気持ちはもどかしいですが、身体の関係は美味しかったです!
泰正の無邪気さがやばい。
何でもしてくれそうだから、衛はもっといろいろ要求してもよかったんじゃないだろうか(笑)
この先、恋愛感情を理解した泰正に羞恥心が芽生えたら益々美味しいなぁ。

ということで、花シリーズの番外編。
と言っても世界観が同じなだけで前作の主人公・誠と尚吾は登場していないし、直接話が繋がっているわけではないので、前作読んでいなくても理解出来ます。
ただ、「堕ちる花」の少し前の話ということなので、この先鬼沢村の事件が関係してくるかもしれないし、前作も読んだ方が世界観も含めさらに楽しむことが出来ると思います。
前作が兄×弟だったのに対して、今回は弟×兄。
私は近親相姦好きですが、受攻に関してはこだわりはありません。
ポジションよりもキャラの性格の方が重要で、自分が近親相姦ものに求めているのは「執着」なんだと思います。
前作は兄で攻の尚吾がすごかったですが、今回は弟で攻の衛の執着が大暴走!
でも、普段だったら執着された側が不憫になるのに、今回は執着している衛の方が不憫になってしまいました…。
まぁ、泰正相手じゃ仕方ないですが。
ふたりの恋愛も、鬼喰い草を巡る事件もまだこれからというところ。
今回、前作ラスボス的存在だった薫(尚吾の母親)が姿を消した際沼に上がった死体の女性が関わっていますが、その背景も明らかになっていません。
泰正の失踪の事も気になる。
精神年齢の低い泰正のままで話は進むんだろうか…。
出来れば、年齢相応の精神年齢に戻ってハッピーエンドを迎えて欲しいなぁ。
萌えまくって何度も読み返しているシリーズなので、期待も膨らみます。
この先の展開が気になる!

■シリーズ
「堕ちる花」 尚吾×誠
「姦淫の花」 尚吾×誠
「闇の花」 尚吾×誠

「鬼花異聞」 衛×泰正
「神花異聞」 衛×泰正

「かくりよの花」 幸司×将

堕ちる花 (SHYノベルス) 姦淫の花 (SHYノベルス) 闇の花 (SHYノベルズ)
鬼花異聞 (SHYノベルス297) 神花異聞 (SHYノベルス305) かくりよの花 (SHYノベルス308)
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2013.02.17 13:08 | 夜光花 | trackback(0) | comment(0)
            












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