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いとしの猫っ毛 小樽篇 :雲田はるこ

4799712519いとしの猫っ毛 小樽篇 (シトロンコミックス) (CITRON COMICS)
雲田 はるこ
リブレ出版 2013-02-01

by G-Tools

いとしの猫っ毛、過去編。
こんなふたりならこれからもきっと大丈夫!
【いとしの猫っ毛 小樽篇/雲田はるこ/シトロンコミックス(2013年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
「いとしの猫っ毛」の主人公、幼なじみのみいくんと恵ちゃんの高校時代編。
小さい頃から恵ちゃんに抱いてた気持ちが、恋心だとはっきり自覚したみいくん。しかし完全にノンケの恵ちゃんに、気持ちを伝えて関係が変わるのを恐れ、絶対に言わないと心に決めたのだった。思春期の好奇心を丁度良く満たしてくれる大人な相手もいるし、恵ちゃんとは、このまま友だちのままがいいかもしれないと思い始めたみいくん。しかしある日突然、恵ちゃんに彼女ができたと告げられ心が乱れてしまう…。


【あらすじ・感想など】
隣の家に住む幼なじみ・恵に想いを寄せている美三郎。
彼女が出来たと喜ぶ恵を前に、美三郎は抑えきれない気持ちを持て余していた。
そんな時、母の仕事相手である清水がゲイである事を知り、流されるように関係を持つようになっていく。
しかし、ある日恵にそれを知られてしまい…。
「いとしの猫っ毛」の過去編、美三郎と恵が高校生の頃の話です。
まだ恋人同士にはなっていなくて、美三郎の片想い状態。
漠然とした「好き」という気持ちが、恵に彼女が出来たり、清水と出会った事で、次第に明確な恋愛感情に変わり、そしてそれがどれだけ手の届かない恋であるか気付いてしまう。
自分がゲイである事や、母親との関係を高校生の美三郎はまだうまく心の整理を出来ずにいて、時々不安定になる。
それを恵はやさしく癒してあげていて、恋愛関係以前に、ふたりにはお互いを大切にしています。
恵の支えもあって、不安定ながらも前を向いていた美三郎ですが、そんな美三郎に突然大きな別れが訪れます。
何だかもう切なくて胸が痛かった…。
憎らしく思っていても、やっぱり家族は特別な存在ですよね。
そして清水も、恵に対する好意とは別のところで、美三郎は好きだったのだと思う。
東京に引っ越すことになり、恵が好きだけど別れを予感して何も言えなくなっている美三郎の気持ちが痛いほど伝わってきました。
離ればなれになったのは、高校生の美三郎にはどうすることも出来ない事情で、自分の無力さを知る美三郎の顔が切ない…。
でもこの転機があったことで、恵が同情や友情だけじゃなく、自分の中にある恋愛感情を自覚し育てている。
この過程があったから、1,2巻で描かれていたような関係に至れたんだなという事がよく分かりました。
いくら恋人がいると言っても、小樽から東京出るのは相当勇気いりますよね。
1巻を読んだときは深く考えていなかったけれど、ふたりの気持ちが揺るぎなかったからこその行動でした。

ということで、「いとしの猫っ毛」過去篇です!
みいくん、いっぱい泣いてるなぁ(笑)
高校生のふたりも初々しいけど、子供の頃のふたりめちゃくちゃかわいい…!!
切ないエピソードが多いけど、ふたりの笑顔で心が癒されました。
最初は美三郎の一方的な片想いだったけど、徐々に恵の気持ちもしっかりしてきて、最後には恵の想いが美三郎の迷いを包み込んでいて私も一緒に泣きました。
美三郎は、フラフラしてるけど、早い段階からゲイであることを自覚しているので悩みも多いし、近しい人との別れが多い故にぬくもりに飢えていて、そんな不安定さが魅力です。
そして、恵の柔らかそうで実は芯が通っているところもいい。
みいくんと恵ちゃんのコンビ、大好きです。
1,2巻で感じたふたりの信頼関係の強さが納得出来る過去編でした。

■シリーズ
「いとしの猫っ毛 (1)」
「いとしの猫っ毛 (2)」

「いとしの猫っ毛 小樽篇」 過去編
「いとしの猫っ毛 (3)」
「まるごとねこっけ」トリビュートブック

いとしの猫っ毛 (CITRON COMICS) いとしの猫っ毛 2 (CITRON COMICS) いとしの猫っ毛3 (シトロンコミックス)
いとしの猫っ毛 小樽篇 (シトロンコミックス) (CITRON COMICS) まるごとねこっけ~雲田はるこ「いとしの猫っ毛」 トリビュートブック~ (シトロンコミックス)
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2013.02.13 23:44 | 雲田はるこ | trackback(0) | comment(2)
            

にゃんこさん、こんばんは!

新刊が出たのを知って早速購入したのですが・・・
本当に切なかった! 泣けました。

「恵の柔らかそうで実は芯が通っているところもいい」
というところ、本当にそうですね。そう思いました。恋愛以前にも、必要とし合っている関係性にぐっときました。恋愛だけって不安定だったり、信頼とは違いますもんね。どきどきする萌えツボのシーンもたくさんあるのに、泣けるし、考えさせられるし、最近、BLに少し飽きていたんですが(萌えられなくなっていました・・・波があるのでしょうか?)、ジーンとできる新刊でした。
素敵な紹介文をありがとうございました!

MOGU

2013.02.23 23:40 URL | #- [ 編集 ]

MOGUさん、こんばんは!

親のこととか、1,2巻でも触れられていたので知ってはいましたが、こうして改めてその時のことを読むと泣けます…。
そして、恵と美三郎がお互いにどれだけ大切に思っているかとか、ラブっとしているふたりの背景を知るとまた違ったものが見えてきますね。
切ないけれど、読み終わった時はあたたかい気持ちにさせられた1冊でした。

萌えはその時の自分のメンタルに影響されるな〜と感じています。
あと、私は年々萌えの範囲が狭くなっていて、以前より高揚する本に出会う頻度が減ったなぁと感じているのですが、時々やってくる大きな萌えの波が忘れられなくて読み続けているような気がします(笑)
きっと、またMOGUさんにも波がやってきますよ!
素敵な作品に出会えますように(^^)

コメントありがとうございました!
またぜひおいでくださいませ〜♪

2013.02.26 01:01 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]













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