にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

恋をするということ :凪良ゆう

4344827031恋をするということ (幻冬舎ルチル文庫)
凪良 ゆう
幻冬舎 2012-12-17

by G-Tools

今年のBL読み初め、感想初めは凪良先生!
かわいい話でした。
【恋をするということ/凪良ゆう/金ひかる/ルチル文庫(2012年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
月浦家は居酒屋を営むお父さんとアイドル好きなお母さん、長男・賢治の三人家族。お父さんの病気をきっかけに、家族は日常を維持しながらも心に緊張を抱えていた。そんなとき、店の常連客だったカメラマンの呂久さんと親しくなった賢治は、呂久さんの穏やかだが芯のある様子に惹かれていく。季節の移ろいとともにゆっくり進むふたりの関係は。

【あらすじ・感想など】
大学生の月浦賢治は、ある日父が経営する居酒屋の前に佇むカメラマン・名波呂久と出会った。
店は父が闘病中のため長期休業していたけれど、賢治は呂久を招き入れ、それ以来ふたりはしばしば夕食を共にするようになる。
容姿も性格もいい賢治はもてるのに、告白されても最後には振られてばかり。
恋愛に向いていないと思っていた賢治だったが、いつしか呂久に惹かれていき…。
という大学生と年上のカメラマンの話。
賢治は優しいくて性格もいいのに、女の子と付き合ってもうまくいきません。
それは本人には自覚がないけれど、相手に感心が薄いから。
そんな賢治が、呂久に対しては知りたい気持ちが募っていき、独占欲を抑えきれなくなり、呂久に対する気持ちが恋愛感情だと自覚していく。
でも、呂久の好みの男性が年上で、賢治の父に想いを寄せていた事を知っているから、8歳も年下でまだ学生の賢治は自分に自信が全く持てません。
嫉妬の勢いもあり気持ちを伝えて付き合う事になっても、一生懸命になるあまり賢治の気持ちは空回り。
女の子と付き合った事は数多くありますが、呂久は男だし、自分から恋に落ちたのは初めな賢治はどう関係を発展させていけばいいのか分からない。
一方の呂久は、ゲイである事で苦労もしてきたし、今まで幸せな恋愛をしてきた経験がないので、賢治のような若くてかっこいい男の子は自分にはもったいないと遠慮する気持ちが残っている。
互いに好き合っていても、悩み、右往左往しているふたりが微笑ましいです。
容姿のよさとか、年齢とか、経験の有無とか、世間一般から見た有利な条件がどれだけ揃っていようが、好きな人との関係が上手くいくとは限らないですよね。
不格好なところを見せてしまっても、そうやって互いの内面を晒しながら理解し合っていくもの。
何でも出来るスーパー攻様もそれはそれで好きですが、賢治のような、恋に堕ちてどんどん空回りしていく攻も身近に感じられて好きです。
こんな年下の男の子に惚れられて、呂久は幸せものだなぁ〜。
まぁ、賢治からみたらかなり年上でも、28歳なんてまだまだ若いですが…。
8歳という年齢差より、学生と社会人という人生経験の差が大きいですよね。
そんな人生経験の差があっても、恋愛で不安になったりするのは一緒。
端から見たら、みんなバカップル。
脇キャラたちのバカップルっぷりに呆れていたら、最後には賢治と呂久も似たようなバカップルになっていました(笑)

前半は恋人同士になるまでで、初エッチまでのドタバタが後半に書かれているので、濡れ場は少ないです。
それまでスマートに事を進めようと策を巡らせていた賢治が、結局最後には我慢の限界!となっていて微笑ましかったです(笑)
でももう少し我慢するか、上手くリードしてホテルに行った方がよかったのでは…!
獣になった賢治はよかったけれど、呂久の乱れた姿をもっと堪能したかったです〜。
それにしても、賢治は女の子相手には性欲淡泊そうだったのに、呂久相手にはがっつきまくり(笑)
やっぱりBLの攻はこうじゃないとね!

ということで、凪良さんにしては珍しく普通の、不幸の無いラブコメでした。
父親が病気だったり、寂しい学生時代を送っていたりする暗部はありつつ、それがふたりの間の大きな障害とはなっていません。
それよりも、必死になるあまり空回ったり、臆病になったりする等身大の恋愛を楽しむことが出来る作品でした。
ただ、ひとつ気になる部分があるとしたら、いつもの凪良先生とは違う文体…。
地の文で、三人称はともかく、一人称に「さん」や「くん」が付いていたり、親を会話では「父さん」と読んでいるのに地の文では「お父さん」だったりしていて、違和感いっぱい。
ラブコメだからあえてそうしているのかもしれませんが、私は最後まで慣れませんでした。
そんな違和感がありつつも、ストーリーはかわいらしくて面白かったです!
端から見たらバカップルでしかない事でも、本人たちは真剣そのもの。
初々しいドタバタが微笑ましい1冊でした。
2013年のBL読み初め&感想1発目は凪良先生。
今年もワクワクするBL作品に出会えますように。
凪良先生のステキな作品がたくさん読める事を願っています!
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2013.01.06 13:35 | 凪良ゆう | trackback(0) | comment(0)
            












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