にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

愛とは言えない (4) :榎田尤利

4799712195愛とは言えない4 (ビーボーイノベルズ)
榎田 尤利
リブレ出版 2012-11-19

by G-Tools

ノベルスサイドも完結。サガンの心が一番の難関でしたね!
幸せそうなふたりの笑顔が見れてホッとしました。
【愛とは言えない (4)/榎田尤利/町屋はとこ/BBN(2012年)】

オススメ:
理屈屋の大学准教授・サガンとやり手の実業家・橘高は、互いを想いつつも恋人がいると勘違いし、すれ違う。忘れようとするほど情愛が溢れ、切ない日々を送っていた。そんな中道路に飛び出した愛猫を救おうとしたサガンを橘高が庇い、事故にあう。その姿を目の当たりにし、自分の過去に向き合うと決めたサガンは仙台に向かうが…。大人なぶんだけ不器用な恋愛――珠玉のコラボ作がついに感動のハッピーエンド!! 描き下ろし漫画も収録。

【あらすじ・感想など】
好きだからこそ近づいてはいけない。
自分が幸せになる事を拒むサガンは、橘高と惹かれ合いながらも、ふたたび距離を置くことを決めた。
そんな中、大学時代関係があった河島が現れたことで不安定な精神状態に陥ったサガンは、橘高によってギリギリのところで引き戻される。
サガンは落ち着きを取り戻していくが、橘高と英が付き合っていると淳平から聞かされ心が揺れる。
英に想いを寄せている淳平と、成り行きで一緒に暮らすことになるのだが…。
全くなびかないサガンにアプローチをかけ続けていた橘高に自分から距離を置くと伝えたのに、橘高に恋人が出来て、しかもその相手はサガンにとっても身近な存在だった英だったと知って、サガンは覚悟している以上にショックを受けます。
そんな動揺を隠して落ち込む淳平と暮らし始め、淳平の存在によって以前のように表立って荒れることはないものの、心はどんどん落ちていく。
心に押し込めきれなくなった不安や寂しさや悲しさが溢れだし、淳平の優しさを求めてしまったサガン。
でも、淳平もサガンに同調することで癒されようとしていて、橘高と英も似たような状況に陥っていた。
一度は道を間違えていますが、4人とも、それにちゃんと気付きます。
本命じゃない人と傷のなめ合いのような関係を持つ事に抵抗がある人もいるかもしれませんが、でも、ここでこの展開があったからこそ、それぞれが居心地の良さに流されず自分の納得出来る道を選べたんじゃないかな。
この後、4人とも自分の気持ちを自覚して、スッキリした顔をしていたのが印象的でした。
とは言え、サガンには自分自身の問題が残ってますけどね。
それを知りつつ待つ道を選んだ橘高はすごいなと思う。
亡くなった妻への罪の意識はサガン自身が解決するしかないけれど、どう気持ちを整理すればサガンが自分の幸せを許せるようになるのか、この問題の着地点が見えなくてドキドキでした。
サガンはその罪を手放すことをよしとしないし、橘高にそれを負担させることもよしとしない。
サガンはひとりで背負いひとりで歩いていく道しか見えていません。
でも、同じ道を歩いて行くからといって、苦しみを共有する必要なんてあるのかな?
隣で一緒に歩いている人の手を握ってもいいんじゃないかな?
気持ちを整理するのは難しいだろうと分かってはいても、サガンを見ているともどかしくて、胸が痛くて、背中を叩きたくなりました。
サガンに橘高がいて本当によかった。

そしてやっと!
ようやく意地を張っていないサガンと橘高のいちゃいちゃがキター!
ツンツンしつつ身体は正直というエッチも美味しいけれど、甘いエッチも美味しい!
気持ちを確かめあいながら、じっくり味わう大人のセックスがふたりらしくてよかったです。
書き下ろしの短編『雨がやんだら』の、関係が安定してからのサガンの誘い受エッチも萌えました。

ちなみに、4感に収録されているのは雑誌掲載分の本編に加え、書き下ろしの後日談『雨がやんだら』と、町屋先生書き下ろしの短編漫画『あさなのにゃ』です。
やきのりの可愛さはもちろん、サガンの安心した寝顔がいいですね!

ということで、コミックスサイドの『恋とは呼べない』に続き、ノベルスサイドの『愛とは言えない』もこれで完結です。
サガンが橘高を受け入れるまで時間がかかったように感じたけれど、再会してから1年しか経ってなかったのですね。
読んでいるこちらは3年も経ってますが…。
長かった!でも面白かった!
心穏やかな事ばかりじゃないのに、やっぱり好きな相手を求めてしまう。
遠回りしても、乗り越えなければならない大きな山があるわけで。
ノベルスとコミックス両方で展開されていたこのシリーズ、橘高とサガン、英と淳平、それぞれのカップルが問題を乗り越えながら近づいていく姿がじっくり丁寧に書かれていて、読み応えのあるシリーズでした。
未読の方は是非英と淳平サイドのコミックスもどうぞ!


それにしても、やきのりは1歳になるのにどうしてあんなにかわいらしいんだ!
最近私の家は猫を飼い始めたのですが、半年にしてすでに貫禄ある体型…。
まぁ、どんな猫でも飼い主バカなのでかわいいんですが(笑)
表紙とか、やきのりの姿がかわいくてニヤニヤしてしまいました。

■リブレの特集ページ
http://www.b-boy.jp/hotnews/renai/

■シリーズ
コミックスサイド:淳平×英 / 町屋はとこ(原作:榎田尤利)
「恋とは呼べない (1)」
「恋とは呼べない (2)」
「恋とは呼べない (3)」

ノベルスサイド:橘高×サガン / 榎田尤利(挿絵:町屋はとこ)
「愛とは言えない (1), (2)」
「愛とは言えない (3)」
「愛とは言えない (4)」

恋とは呼べない 1 (ビーボーイコミックス) 恋とは呼べない 2 (ビーボーイコミックス) 恋とは呼べない 3 (ビーボーイコミックス)



愛とは言えない〈1〉 (ビーボーイノベルズ) 愛とは言えない 2 (B-BOY NOVELS) 愛とは言えない 3 (B-BOY NOVELS) 愛とは言えない4 (ビーボーイノベルズ)

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2012.12.01 10:38 | 榎田尤利 | trackback(0) | comment(0)
            












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