にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

erotica :榎田尤利

4799711709erotica
榎田 尤利
リブレ出版 2012-08-20

by G-Tools

エロはお好きですか?
私は大好きです!!ごちそうさまでした。
【erotica/榎田尤利/中村明日美子、今市子、えすとえむ、円陣闇丸、鬼嶋兵伍、腰乃/リブレ出版(2012年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
大人気小説家・榎田尤利が『エロティック』をテーマに描く、3P、SM、極道、●●●●など、いろんなHがたっぷり詰まった贅沢な【エロ特化】初短編集!! 中村明日美子のカバーイラストをはじめ、今市子、えすとえむ、円陣闇丸、鬼嶋兵伍、腰乃、豪華美麗イラスト陣が、華を添える★
弱みを握られ、脅され、ふたりがかりで辱められ――支配するものがその立場を奪われ、悦楽に跪くとき…。『10×3』をはじめ、書き下ろし含む全6編、密室、玩具、極道など、榎田尤利がこだわりぬいた極上のエロティック短編集


【あらすじ・感想など】
この企画を知ってからずっと、ワクワクしながら待っていました!
エロをテーマにした榎田先生の短編集。
以前「エロとじ」で読んだ『クリスタル』(今回再録されています)が私の萌えツボにクリーンヒットだったので、榎田先生ならマイナーなエロを素敵な萌えストーリーに仕上げてくれるに違いない!と、全力で待機していました。

以下、エロの詳細や全体の構成を含めて感想を書いています。
未読で先入観なく作品を読みたいという方は、ご注意下さい。

まずは簡単に各話の紹介。
『痛い靴』(イラスト:えすとえむ)
人とのコミュニケーションが苦手で、異動先の営業部で居場所がない日高。
そんな日高を、上司の久我だけはかばってくれる。
しかしある日、男と関係している映像をネタに、豹変した久我は日高にある行為を強要してきて…。

SMで足フェチ。
久我のドSっぷりにワクワクドキドキでした。
それにしても…靴擦れの痛さを知っているだけに、日高の感じている痛みが伝わってくるようでした。
そんな痛みと快感の中、今まで知らなかった世界の扉を開いていく日高に萌え。

『ストロベリー』(イラスト:腰乃)
密かに想いを寄せていた友人の館野に勢いで告白し、なんとか恋人同士となることが出来た篠田だが、ノンケの館野相手にずっと不安な気持ちを持ち続けていた。
そんなある日、館野が結婚するという噂を耳にして…。

リバですよリバーー!
ノンケの館野相手にずっと受だった篠田が、別れてしまうなら最後に思いを遂げようと、館野を攻めるという展開。
襲い受から攻に転じる流れがいいですね~。
泣きながらガンガン掘る王子様顔の篠田という絵面がかわいいです(笑)

『10×3』(イラスト:円陣闇丸)
刺激を求め、組長の愛娘に手を出したヤクザの辻。
しかしそれを組の顧問弁護士・財津に知られてしまい…。

3P!3P!
オレ様な辻が財津の手のひらで踊っているのがいい。
辻は男らしく女性にもてる容姿をしていますが、個人的には、辻がもっと小柄で可愛いタイプだともっと萌えます。
巨根の部下・菊池にやられちゃえばよかったのにー!
二輪挿しもなかったし、3Pとしてはゆるめの内容でした。

『カルメン』(イラスト:鬼嶋兵伍)
自分の体格にコンプレックスを持っている千歳は、新入社員の桐生の体格に劣等感を刺激され、優しく出来ずにいた。
しかしある日、桐生の本当の姿を知ってしまい…。

ドラァグクイーン攻。
女装…と言っていいのか分からないですが、一応女装攻。
小柄で鍛えても筋肉の付かない千歳と、ガチムチ体型の桐生という体格差も萌え要素ですね。

『クリスタル』(イラスト:中村明日美子)
若くして取締役となった篤樹だが、秘書である芳原との距離は縮まらない。
ある日、芳原とエレベーターに閉じこめられてしまった篤樹だが…。

主従関係。そして……失禁!
「エロとじ」で既読だったけれど、何度読み返しても萌え滾る。
最後に受が形勢逆転する流れも大好きです!

『書生の戀』(イラスト:今市子)
小説家の廿楽の元に、松岡という青年から手紙が届いた。
熱心で丁寧な感動を伝える松岡の手紙に廿楽は心を動かされ、手紙のやりとりをするようになったふたり。
趣味で書いているという松岡の小説は、小説家と書生の秘めた恋の話で…。

〆はプラトニックラブでした。
濃い肉体関係の短編が続いていたし、テーマもエロなので、まさかのプラトニックにびっくり!
エロはありませんが、しっかり存在感のある話です。
むしろ、エロがないからこそ萌える作品。
最後の走り書きにやられました…。

--
ということで、「エロス」をテーマにした短編集です。
短編6話中2話は同人誌とアンソロジー(「エロとじ」)で既読でした。
テーマとしては足フェチでSM、極道3P、リバ、放尿、ガチムチドラァグクイーン、作家と書生のプラトニックラブ等々幅広いラインナップ。
個人的に萌え満載で好きな話は断トツで『クリスタル』です。
ビバおもらし!もっとください!(余談ですが来月これがテーマのアンソロジーが出るようなので楽しみです)
他はエロシチュとしては好きでも、キャラ設定的に熱狂的な萌えはないので割と落ち着いて読めました。
でも、どれも普通のBLだと出会えないシチュエーションやプレイが登場していて面白かったです。
普通の長編だとなかなかこんなプレイを組み込めませんよね。
最終的に恋愛してハッピーエンドが基本なので、エロで暴走すると話をまとめるのが大変そう…。
そこを突き抜けていくのが山藍先生や西野花先生だったりするわけですが!(大好き!)
まぁ、個性的なプレイは読み手を選ぶので商業誌だと難しいという事もあるのかな。
萌えツボは人それぞれ違いますからね。
だから、今回のような「エロ」という大きな括りのアンソロジーの場合、アタリもあるけどハズレもあるのが普通だと思います。
でも、榎田先生はアンソロジーのテーマである「エロ」以外の部分もしっかりしていて、ストーリーというしっかりした骨格にエロで肉付けされている感じなので、エロが多少自分の萌えとは違っていても話を楽しめるんですよね。
流石です。
そして、短編の構成の仕方、というか最後にプラトニックな話を持ってきていて、うまくまとめているなぁと感じました。
その流れであとがきを読むと、なんだか考えさせられる。
エロって何だろう。何故エロに惹かれるんだろう?
赤裸々な描写で萌えるエロもあり、あえて描写されていない部分に想像力で萌えさせられるエロもあり、エロの形は様々。
私は日常の中では得られないワクワクやドキドキを求めてBLを読んでいますが、エロがその重要な一部である事は間違いありません。
もちろんストーリーに惹かれる事も重要なのでエロがすべてではないし、エロのない作品にも素敵なものはたくさんありますが、私は常に胸が熱くなるような萌えエロを求めてる!
そこに理由なんて必要ない。
だって、それが私にとって自然な心の動きなのだから。

兎にも角にも、こんな短編集を届けてくれた榎田先生と出版社に拍手。
榎田先生だからこそ出来た企画だと思います。
あとがきの言葉が胸に響きました。
10年後、BLを取り巻く環境がどうなっているんだろう…。
心配事は尽きませんが、まずはエロで心を活性化させましょう!
これからも、素敵なエロスに出会えますように。
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2012.08.22 01:20 | 榎田尤利 | trackback(0) | comment(0)
            












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