にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

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 :水原とほる

4914967707窓 (ピアスノベルズ)
水原 とほる
マガジン・マガジン 2004-08-06

by G-Tools

好きになったらどっぷりつかる、にゃんこです。
現在水原とほる祭真っ最中です。

前回とはうってかわって、短編集。
ですが、水原色は全開なので、ギュッと濃縮されて、いつも以上に濃厚?
奈良先生の絵も絶好調。
【窓/水原とほる/奈良千春/ピアスノベルズ(2004年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!!
高校2年の夏休み。誰もいない学校で、不良グループに絡まれ辱めを受けていた大庭保は、偶然通りかかった1年生・西村隆明の機転により助けられる。しかし、屈辱にうちひしがれている保に、なぜか追い討ちをかけるような言葉を浴びせ、力づくで躯を繋ぐ隆明。以来卒業まで、隆明に命じられるままに保は己の躯を捧げ続けることになる。大学進学を機に完全に切れたかに思えた隆明との関係。だがある日、保は自分のマンションの前に佇む大柄な男の姿を確認する。それはまぎれもなく、もう2度と会うことはないと信じていた隆明であった…。表題作のほか『温い血』『秘密』さらに書下ろし作『黄色い花』を収録。激しく切ない4つの愛のカタチ。『夏陰』『箍冬』が大ヒット中の著者待望の短編集。


【感想など】
収録作品は
『窓』
『温い血』
『秘密』
『黄色い花』の4編。

『窓』
レイプされたことから始まった、隆明の保への執着。
高校、大学、そして社会人になっても続く暴力と束縛で、いつしか逃れることをあきらめ従順になっていく保。
しかしある日、隆明が別れようと言い出して…。

『温かい血』
高校生の和己と、叔父の俊和のお話。
和己は叔父の俊和と身体の関係を続けているが、自分が愛されているか不安でたまらない。
ある日、叔父が他の男性と抱き合っている姿や写真を見てしまい、勢いで行きずりの人とエッチをしてしまうが…。

いやー、叔父さんの化けの皮がはがれ、本性が現れた後はすごいです。
いっちゃってます。
もちろん、和己は抵抗するのですが、最後にはそれを‘無償の愛’と受け止め、二人の愛を確認することになったのだから、必要なステップだったのですね。
多少普通ではないとはいえ…。

『秘密』
高校生の薫は、マゾヒスティックな嗜好を持っていることに不安を持っている。
ある日、公一と雅弘というカップルに出会う。
二人は恋人同士だが、サディスト同士であるため、身体の関係を持つことは出来ない。
薫は二人と関係を持つことによって、それを受け入れることが出来るようになるお話。

『黄色い花』
日本画家の水口を取材した隆一は、水口が養子の旭をモデルにしていることを知る。
旭を忘れられない隆一は、再度水口宅を訪れるが、水口は旭を抱けと言いだし…。
語り手は隆一ですが、水口と旭の結ばれることのない愛のお話。


短編ですが、水原色濃いです。

私は『秘密』が一番好み。
JUNEっぽい話で、短編らしいお話かなと。
短編は、先行きが不透明で、ちょっとモヤッとした読後感が好きです。
この話も『温かい血』も『黄色い花』も、将来的には全然明るくないです。
その先には破綻が見え隠れしていますが、短編ではそこまで踏み込みません。
長編だったら、その辺きちっとしていないと気になってしょうがない。

水原先生って、毎回基本テーマは‘執着’です。
『窓』は短編だけに、それが直球で濃厚です。
隆明の行動は正しいのか?とか、そういった疑問は抜きにして(それを言い出したら、やっぱ間違っているとしか言いようがない)、そこまで執着できるというのはすごい。
ある意味、賞賛にも値すると思う。
表現方法が屈折していますが、保を思う気持ちはまっすぐで熱いです。
そこまで求められる保は相当大変ですが。
その気持ちを受け入れることが出来るようになったら、これほど安心できる相手はいないのではないでしょうか。
隆明を理解できるかといったら、ちょっとムリですが、
‘執着’というテーマから見たら、この短編は秀作だと思います。
痛い場面もいくつかあったし、‘窓’に絡めて最後まとめてるのもよかった。

それにしても…
男相手とはいえ、レイプに暴力。はたまた軟禁?
リアル隆明がいたら、絶対犯罪者ですね。
実際、自分がこんな執着されたらきついな…。

言うまでもありませんが、エロは濃いです。
いつもより鬼畜度高いです。
暴力も満載。
心の準備をしてから臨んで下さいませ。
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2006.04.08 20:26 | 水原とほる | trackback(1) | comment(2)
            

にゃんこさんこんにちは
私はこの「窓」が初水原作品でした、もうほんと濃かったですね、でもなぜか引き込まれるように一気に読んじゃって、これならデビュー作もいけるだろうと思ったのですが、ー夏陰ーとー箍冬ーはなぜか駄目でした(笑
ー夏陰ーの方はそれでも何とか読み終えたのですが、-箍冬ーの方は拾い読みしただけで、あ~こんなラストなのね、ってそれが判ればもういいやって気持ちの方が先にたっちゃって読めないのですよね、窓はどうして大丈夫だったんだろ、短編だったからなのかなぁ

私もこの4篇の中では「秘密」が一番好きかなと思います。
ダブルでTBありがとうございました

ではまた~

2006.04.18 08:52 URL | Jura #l/VZmCVM [ 編集 ]

Juraさん、こんにちはー。

水原作品「窓」から突入ですかー、すごいです!
…いやでも、どれから入っても大差ないかもしれない(^_^;)
水原先生は個性が強烈で万人受けはしませんけど、ツボにはまるとでかい作家さんですね。

コメント&TBありがとうございました!

2006.04.18 14:14 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]













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歪んだ愛のある世界…あれは高校2年の夏、園芸部員の大庭保は部が管理する温室の中でタバコを吸っていたのを教師にばらした報いだと上級生達に陵辱されかけていた、そこを偶然通りかかった一つ年下の西村隆明に助けら...

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