にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

甘い水 (2) :かわい有美子

4344825233甘い水 2 (リンクスロマンス)
かわい 有美子
幻冬舎 2012-05-30

by G-Tools

徐々に見えてくる遠藤の隠れていた顔にやられました。萌える…!
表紙が素敵すぎて舐め回すように見入ってしまいました。
【甘い水 (2)/かわい有美子/北上れん/リンクスロマンス(2012年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
SIT―警視庁特殊班捜査係に所属する遠藤は、一期下である神宮寺に告白され、同僚以上恋人未満の関係を続けていた。母を亡くした際の後悔から、自分が自ら生きることも死ぬことも選べなくなった時には、生命維持装置を止めて欲しいと考えていた。そしてその役目を神宮寺に託したいと、次第に思うようになる。そんな中、鄙びた旅館で人質立てこもり事件が起こり、遠藤たちは現場へ急行するが…。

【あらすじ・感想など】
SITに所属している元SATの遠藤と神宮寺のふたり。
能力が高いことは認めるけれど自分とは合わないと距離を置いていた神宮寺に、遠藤は突然キスをされ、戸惑いながらも次第に受け入れていった。
恋人同士となって親しい関係を続けていたが、遠藤にはまだ本人さえも踏み込めない領域がある事が、ある言い合いをきっかけに露呈してしまう。
そんな中立て籠もり事件が発生し、SITは現場に急行する。
遠藤は一般人を装って潜入する任務を与えられるが、作戦は難航し…。
1巻で肉体関係も持ち、一応恋人同士となったふたり。
でも、それは遠藤が神宮寺に対して恋愛感情を自覚したからというより、勢いや感覚的な部分で神宮寺を受け入れたという側面が大きいです。
2巻は、そんな遠藤が神宮寺を本当の意味で受け入れる話。
遠藤は過去に両親を事故で亡くしていて、それが今の遠藤の性格に大きく影響を与えています。
大切な人を突然亡くし、ひとり残されてしまった。
明るくてあっけらかんとした性格は、寂しくて不安な心を他人からも自分からも見えなくするための無意識の心のガードです。
それに最初から気付いている篠口は、遠藤にストレスのかからない、居心地の良い関係を提供しているから遠藤が懐いている。
確かにそれは遠藤に近づくいい方法なのかもしれないけれど、それでは結局傷の舐め合いなんですよね。
神宮寺は篠口のように器用ではないので、遠藤の心の傷を知っていながらも、不用意に踏み込んでしまったりしてしまいます。
でもその計算のない真っ直ぐな気持ちが結果的に上手く働いている。
恋愛は一方通行ではなく、お互いの感情を受け取り発信することで成り立つので、心をガードしたままでは上手くいきません。
相手を理解しようと思うなら、まず自分を見つめ返さないといけないですよね。
特に、生死に関わる仕事に就いているふたりなので、神宮寺の事を考える時、遠藤はどうしても両親を亡くした時の自分に立ち戻り、その時は受けとめきれなかった感情を改めて見つめる作業が必要になってくる。
自分が神宮寺の事をどれだけ大切に思っているのか、どれだけ手放したくない存在なのかを遠藤が気付いた場面、文字なので実際には見えないけれど、不安と怯えが入り交じった感情が目に見えるように伝わってきて胸がギュッとなりました。
相手の死まで考える、そんな究極の判断基準で恋愛をしている人はそこまで多くないと思いますが(少なくとも自分は考えたことがない)、自分自身を振り返り相手と向き合うという過程はとても共感出来ました。
兎にも角にも、「猥談は出来ても恋愛談は出来ない」遠藤の中にいる、繊細で臆病な少年の顔がめちゃくちゃ可愛くてテンション上がった!
神宮寺に優しく受けとめてもらえばいいよー!

萌えもいっぱいありました!
何しろキャラに萌えているので、些細な事で萌えが刺激されて大変です(笑)
遠藤かわいいよ遠藤ーーー!
挿絵の相乗効果もあって、キスシーンにドキドキさせられまくり。
濡れ場は2回ほどありますが、相変わらず遠藤が積極的なのがいい!
BLだと受は精神的にも受け身である場合の方が多いですよね。
それはそれで美味しいけれど、男同士なのだからこのくらい受がやる気満々でもいいと思います。
あ、1巻を読んだあと「自分の気持ちを自覚して羞恥心とか芽生えてからの遠藤はさらに可愛いんだろうな」と期待していたのですが、残念ながら今回も羞恥心より性欲が勝っていました(笑)

ということで、心待ちにしていた「甘い水」の続編です!
舞台がSITなのでいろいろと大掛かりな展開もありますが、ふたりの関係の進展に合っていて面白かったです。
事件の描写は物足りなさもあるけれど、まぁそこがメインではないので。
不器用だけど一途な神宮寺の想いが遠藤の心を動かしていく、その過程に説得力があったし、何より徐々に見えてくる遠藤の隠れていた顔にやられました。
最後のシーンがすごく好き。
甘い水というタイトルがいいですね。
北上先生の挿絵もよかった!
表紙が素敵すぎて、何度見ても見入ってしまいます。
大満足!
シリーズは続くのかな?
とりあえず同人誌でいいのでいちゃいちゃしているふたりに会いたいです!

■平河寮シリーズ
「天使のささやき(全2巻)」 峰神×名田(挿絵:蓮川愛)
「甘い水」 神宮寺×遠藤(挿絵:北上れん)
「甘い水 (2)」
「Zwei」 山下×須和(挿絵:やまがたさとみ)
「墨と雪」 黒澤×篠口(挿絵:円陣闇丸)

天使のささやき (リンクスロマンス) 天使のささやき 2 (リンクスロマンス)
甘い水 (リンクスロマンス) 甘い水 2 (リンクスロマンス)
Zwei (リンクスロマンス) 墨と雪 (リンクスロマンス)
関連記事
            












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://macnyanko.blog22.fc2.com/tb.php/1103-5c450cf4

最近の記事

プロフィール

Author:にゃんこ
漫画も読むけれど、やっぱり小説が好き! 小説を中心にBL本の感想を書いています。

このBlogについて:Read me

日記&一言感想
→ にゃんこ雑記
お知らせ用twitter
お知らせ
中の人はこちら
つぶやき

Twetter

RECOMMEND

参加させていただいています!

【このBLがやばい!2019年度版】
(漫画中心に小説、CD含めBL全般)

【はじめての人のためのBLガイド】
(ほぼ漫画のみ)
はじめての人のためのBLガイド

作家さん別感想記事リスト

Comment

Trackback

サイトリンク

BL Novels TB

BL Comics TB

BL×B.L.People


お役立ち


with Ajax Amazon

メールフォーム

基本的にレスは雑記の方でしています。数日経っても応答がない場合は送信エラーの可能性があります。「取扱説明書」を参照してください。

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSフィード

| ホーム |