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復讐は闇の果てに :矢城米花

4592850890復讐は闇の果てに (白泉社花丸文庫BLACK)
矢城 米花
白泉社 2012-03-22

by G-Tools

口絵のカラーイラストに心奪われ初矢城先生。
萌えたっぷりで、話も面白かったです~。
【復讐は闇の果てに/矢城米花/笠井あゆみ/花丸文庫BLACK(2012年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
病院でリハビリを担当している作業療法士の篠は、患者たちに悪戯されそうになったところを、外科医の苅谷に助けられた。腕はいいが気難しい性格の彼の家に居候することになった篠だが、それは戦慄の罠の始まりだった―。「お前の恥知らずな体に、俺の証を刻みつけてやろう」あるきっかけで豹変した苅谷は、篠を貶め、その肉体を弄び歪んだ情交を強要してきた。(なぜ、先生は僕を…?)ただならぬ官能に溺れそうになりながらも、篠は彼の矛盾だらけの行動に疑問を抱く。そしてついに、苅谷との思いがけない因縁を知った時…。

【あらすじ・感想など】
作業療法士の渡会篠は、ある日の夜、たちの悪い入院患者に襲われてしまう。
それを助けてくれたのは、院内で気難しく怖いと評判の脳外科医・苅谷。
関わり合いになったからには最後まで面倒を見ると言われ、篠は苅谷の自宅にしばらく保護される事になるのだが、篠は次第に苅谷の不穏な動きに気付き始める。
しかしその毒牙からは逃げられず、本性を現した苅谷に犯され、苅谷の過激な要求を受け入れざるを得なくなってしまい…。
という、無理矢理の関係から始まる話。
実際にあったら犯罪だし肯定できるものではないですが、BLだと珍しくない展開で、むしろ私は好物です。
とは言え、この手の話で面白かったと思える読後感に至る確率は高くありません。
エロに満足しても、話としてはどうなんだろう?と感じてしまう事が少なくない。
そもそも強姦するような相手を普通は好きにならないですしね…。
私の経験上、被害者が加害者の境遇に同情してそれが愛情になるか、もしくは、被害者の精神状態が限界を突き抜けてその状況を受け入れる、この2つのパターンのどちらかに着地する事が多いと思います。
今回は、前者のパターン。
ストックホルム症候群みたいなものですが、読み手としてそれを理解するにはそれなりにその状況に至る過程に説得力がないと、置いてきぼりをくらってしまいます。
その点、今回の苅谷は隙の無い鬼畜な性格かと思いきや、意外にも序盤から隙があるんですよね。
だから篠がそんな苅谷の言動に違和感を持ち始めるのが早いです。
脅されているから従わざるを得ないけど、ただ自分が憎いからだけが理由じゃないなと感じていて、さらに口では酷い言葉を浴びせているにも関わらず、篠を助けるような行動をする苅谷を憎みきれない。
篠の性格が優しいという事もありますが、こんな言動をされたら相手の考えている事が気になってしまうのは理解出来ます。
読んでいて、過去に何があったのか気になって仕方なかった。
しかも、その過去を知ってみると、苅谷の不器用さが可哀想になってくる。
分かりにくい性格だと思っていたら、意外にも考えている事は単純で、人間くさくて、頼りなくて、そんな苅谷の手を篠が取ったのは自然の成り行き。
童話の絡め方がなるほどなぁと思いました。

無理矢理から始まる話なので、期待通りエロがてんこ盛り!!
そもそも、私がこの作品を手に取った理由はカラー口絵の下着に萌えたからだったりするわけですが…。
下着のシーンの描写に萌え滾りました。
はみだす描写が!エロくて!
私、女装が萌えツボだと思っていたけれど、それに付随する女性用下着萌えの方がツボなんじゃないかと思い始めました。
どちらも大事なのは受の羞恥心ですね!!
あと、剃毛プレイもあるのですが、これも羞恥心がポイント。
いかに受の羞恥を表現するかにかかってます。
矢城先生の描写、好みだ…!!
ちなみに、卑猥なことを言わせるシーンがあるのですが、私は×××より×××××の方が萌える……(誰も聞いてない)
女性下着や剃毛以外にも、拘束したり、眠らせて犯してみたり、盛り沢山。
意識がない相手にイタズラする描写とか、苅谷の執着&変態性が遺憾なく発揮されていてよかったです。
それにしても、堅物そうな苅谷が、ネットでローターや女性用下着を選んでいる姿はなんだか…想像したら微笑ましくなりますね(笑)
通販サイトからその後もアダルト商品オススメされるんだろうなぁ(笑)
苅谷に限らないけれど、鬼畜な攻が受をどう責めるか想像しながらあれやこれや準備している姿を想像すると印象変わります。
もー、苅谷さんったら変態!
BLの世界の変態は愛すべき存在ですね!

ということで、矢城先生初体験。
挿絵買いでしたが、内容も萌えも満たされました~。
そして挿絵が素敵すぎて萌え転げた。
笠井先生の挿絵が萌えを加速させたのは間違いない!
私はBLを本格的に読み始めて6,7年で(それ以前は10年程ラノベからも離れていた)、普段雑誌を買わないので馴染みがなかったのですが、笠井先生は麗人の表紙の方ですね。
丸木先生の「罪の蜜」を読んだ時も挿絵が素敵だなぁと思っていたのに、今頃気付いた自分が恥ずかしい…。
矢城先生、名前は目にしていたけれど漠然と触手モノの方だと認識していて、今まで手に取る機会がありませんでした。
挿絵買いが当たりで嬉しい!
どうやら今回のような無理矢理ネタが大好きだと知り、既刊本を調べて見たら面白そうな本が何冊もあったので早速購入してみました。
ワクワク!
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2012.05.28 00:30 | 矢城米花 | trackback(0) | comment(0)
            












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