にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

4829625295今日も明日も会いたくて (プラチナ文庫)
栗城 偲
フランス書院 2012-05-10

by G-Tools

ララ子先生の挿絵がピッタリな、かわいらしい話でした。
シリーズが続くといいなぁ。
【今日も明日も会いたくて/栗城偲/小嶋ララ子/プラチナ文庫(2012年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
ああ、可愛い俺の嫁……。たまらん、抱きしめたい!
弁当店の浅緋は、お客の黒崎が気になる。背も高く格好いいのになんだか挙動不審で、そのギャップが可愛く思えてしまうのだ。ある日、思いがけず黒崎への想いを自覚した浅緋は、彼がゲイで恋人でなくても体を重ねると知り、つい「俺でもいいじゃん」と誘ってしまう。なのに羞恥と混乱で泣き、逃げ出してしまった。傷ついたような黒崎の表情に、どうしていいか分からなくて……。


【あらすじ・感想など】
実家が営む弁当屋の1店舗を任されている根室浅緋。
ある日ふらりと弁当屋にやってきた疲れた様子の男・黒崎は、それ以来常連となり毎日のように弁当を買いにくるようになった。
栄養の偏った生活をしている黒崎を放っておけずつい世話を焼いてしまうのだが、マンガの話をして以来、何故かパタリと来なくなってしまった。
気になっていた浅緋は、偶然会った具合の悪そうな黒崎をマンションに送っていく。
そこで黒崎の正体を知り、それと同時に黒崎に対して特別な感情を持っている事を自覚するのだが…。
という、弁当屋の店員と謎の青年・黒崎の話。
浅緋は21歳、黒崎は32歳で結構歳の差がありますが、黒崎が社会人と言ってもサラリーマンのように外で働いているわけではなく自宅に籠もって作業をする仕事なので、実年齢より若い印象です。
食生活を把握している浅緋には、余計に頼りなく見えてしまっている。
仕事でヨレヨレになっている姿も目にしているので、世話好きの浅緋にとっては放っておけない存在なんですよね(笑)
そんなふたりの関係が変化するきっかけは、浅緋が黒崎のマンションを訪れ、黒崎の仕事を知った事です。
黒崎は売れっ子漫画家で、浅緋が大好きな漫画家だった。
特別な感情がなければそれは嬉しい驚きだけで済んだのだろうけれど、身近な存在に感じていたからこそ嬉しさと同時にもやもやした感情が浅緋の中に生まれてる。
浅緋は素直な性格なので過剰にツンツンするわけではないですが、これをきっかけに黒崎への恋愛感情を自覚した浅緋と、好きな相手に緊張気味の黒崎は、大きく揺れる感情に振り回される事になります。
話の展開は割とシンプル。
惹かれ合っているふたりを揺るがす出来事が起こり、それを乗り越えて落ち着くところに落ち着く。
客観的にみるとそこまで深刻な問題ではないけれど、ふたりにとっては冷静でいられないくらいの出来事なんですよね。
好きなのに素直になれない浅緋も、そんな浅緋の挑発めいた言動に気持ちを抑えきれなかった黒崎も、どちらの気持ちも共感出来ます。
ふたりとも、心の中ではダメだと分かっているのに、それをコントロール出来ずにいるのがなんだか微笑ましい。
特に、浅緋が素直になれなかった理由というか、その状況に至るまでの過程はいろいろな事が積み重なっているのですが、それが上手いなぁと思いました。
黒崎の友人でチーフアシスタントの廣瀬の存在とか、兄の事とか、それぞれそれなりに大きな事だけど、きっとそれだけだったら暴走しなかったんじゃないかな。
キャラが等身大で身近に感じられるところがとてもよかったです!
後半の話は、付き合い始めてから初エッチまでの話。
なかなか進展してくれないので焦れったいですが、オタクな黒崎の妄想爆発っぷりや、一生懸命好きな気持ちを伝えようとしている浅緋のエピソード、そして周囲の人たちのエピソードなどがいちいちかわいくて楽しかったです(笑)

濡れ場は、前半に未遂が1回と後半で1回。
浅緋の反応がかわいくて悶えます!
黒崎が年上だし、男同士の経験はないので基本浅緋は受け身なんだけど、健康な男の子なので自分から誘ったりもしちゃう。
そんな浅緋が好き。
ただ、残念ながら最後の初エッチが割とあっさりなんですよね。
私はじっくり慣らしてからいざ挿入!という展開が好きなので、その点では不完全燃焼でした…。
この2倍くらい描写があってもよかったと思うんですけど!
あ、でも裸の浅緋を観察する黒崎の様子はよかったです(笑)
攻視点のエッチは受を堪能できていいですね~♪

ということで、栗城先生の新刊です。
「恋をするには遠すぎて」のスピンオフでした。
と言うか、共通して出てくるのは脇キャラの片倉と前作の受キャラ・外舘で、浅緋と黒崎は今回初登場なので、ストーリーとしての繋がりは薄いです。
時間的には、「恋をするには~」の4,5年後かな。
今回の作品単独で読んでも話は分かりますが、今回脇で出てきた外舘の恋人の事を知りたい!という方は前作も是非どうぞ。
今回も前作同様、ララ子先生の挿絵がピッタリのかわいい話で面白かったです!
読みやすくて、気負わずほっこり出来る癒し作品。
前作は好きな話だったのですが、関連作が出るとは思っていなかったので嬉しかったです。
片倉メインのスピンオフが読みたいと思っていたので、その点はちょっと残念ではありますが(笑)
今作を読んで、今度は浅緋の兄・蘇芳と廣瀬のその後が気になり始めました。
ツンデレ廣瀬は絶対かわいいと思うので、シリーズ続編待ってます!

■シリーズ
「恋をするには遠すぎて」
「今日も明日も会いたくて」

恋をするには遠すぎて (プラチナ文庫) 今日も明日も会いたくて (プラチナ文庫)
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2012.05.17 00:58 | 栗城偲 | trackback(0) | comment(0)
            












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