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千 長夜の契 / 螺旋の錠 :岡田屋鉄蔵

4592720407千-長夜の契 (HANAMARU COMICS PREMIUM)
岡田屋 鉄蔵
白泉社 2010-09-17

by G-Tools

BLという括りにおさまらない作品ですね!
読み応えたっぷりの時代劇です。
【千 長夜の契・螺旋の錠/岡田屋鉄蔵/花丸コミックス(2010, 2012年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
願いを叶える代償に、その者の魂を喰う謎の座頭・千載。奇妙な縁で出会った剣豪・草薙とともに人々の命を賭けた願いと向きあっていく…。妖しく強く、BLの枠を超えた壮大な物語が始まる!!

【あらすじ・感想など】
輿入れのため草ノ国から坂ノ国へ向かう道中、菊姫を護衛する任を負った剣豪・草薙主税は、同行者の中でひとり目立っている、坂ノ国から派遣された千載という男が気になっていた。
そんな中、千載から謀に巻き込まれていると知らされるが…。
という、草薙と千載の出会いから始まるこの作品。
時代設定は江戸時代辺りの雰囲気で、牢人の草薙と座頭の千載が旅する中で関わっていく人たちの話が各話読み切り形式になっています。
その話の中で次第に千載の能力や背負っている業が見えてきて、同時に草薙と千載の距離も近づいていくという展開。
恋愛をメインにした話ではありません。
ふたりの関係がベースになっていますが、旅の途中で起こる事件の話が中心になっているので、アクションや人間ドラマ要素の方が全面に出ています。
そこで鍵となっているのは、千載の特殊な能力です。
千載は、人の魂を喰うことで願いを叶える能力を持っていて、その不思議な能力で未練を持った人や業を背負った人と契約をすることで事件を解決していく。
それは一見人を助ける素晴らしい能力のように思えますが、千載にとってはその契約者の苦しみと関わらなければいけないので精神的に負担が大きい上、不老不死であるために終わりがありません。
長く生きている間に、味覚や視覚など様々な感覚も失っている。
おそらくそれは千載が過去に犯した罪が元で背負っている業なのですが、千載はその記憶がなく、旅をしながら探しています。
そんな孤独な千載の旅に、草薙という同行者が現れた事で変化が訪れるのか?
草薙は腕の立つ剣豪で人情にもあつい人間ですが、心の機微に特別聡いわけではなく、千載のプライベートにズカスカ入り込んでいくことはしません。
でも、自然な態度で千載の側にいて見守っていて、事件解決の手助けもする中で、次第にふたりの距離は近づいていきます。
まぁ、恋愛感情に至っているかはハッキリしませんが。
互いを思い合う情が築かれているのは間違いないです。
年若く美しい千載と男らしく無骨な武士である草薙という見た目ですが、実際には千載は草薙より遙かに長い時間生きているので、千載は草薙に精神的に寄りかかる事はしていません。
物腰は柔らかくても、一筋縄ではいかない性格の千載。
一応肉体関係はありますが、それは精神的なはけ口のようなもので、セフレみたいな感覚だと思います。
そんな関係がどう変わっていくのか、この先が気になるところ。
時々デレる千載がかわいい!

ということで、岡田屋先生の「千」シリーズ。
1作目の感想を書くタイミングを逃していたので、今回2作目が出たのを機にまとめて上げてみました。
タイトルに巻数はふられていませんが、1作目を読まないと設定やふたりの関係が把握しきれないので、「長夜の契」からどうぞ。
一応主人公の千載と草薙は男同士で肉体関係もあるのでBLではありますが、恋愛感情という括りを超えた関係で、各話で語られる契約者の話が濃いので独特の雰囲気がある作品になっています。
それに加え、契約者たちの話は基本的に男同士の恋愛が関係しているものの最後には魂は喰われてしまう展開なので、悲しい話も多い。
死によって昇華されるエピソードが多いので、BLというよりJUNE的な印象が強いですね。
男たちの執着や情念が交錯する濃厚な時代劇です。
何はともあれ2作目が無事出て嬉しい!!
岡田屋先生の他のコミックスの感想にも書いていますが、肉体派の絵柄は得意ではない私でも岡田屋先生は別格で大好きです。
話がしっかりとしているので、どんどん惹き込まれるんですよね。
この作品は特に岡田屋先生の魅力が全面に出ていて、細部まで堪能出来ます。
しかし残念ながら、このシリーズの続編の予定はまだ未定のようなのです…(私が情報を追い切れてないだけの可能性もありますが)
まだ千載の過去が明らかになっていないのに!!
個性的な作品でBLのメジャー路線からは外れているかもしれませんが、力のある素晴らしい作品だと思うので、続編が読めることを心から願っています。
伏線の回収は終わっておらず未完の状態ですが、それでも十分楽しめる作品です。
オススメ!

■シリーズ
「千 長夜の契」
「千 螺旋の錠」

4592720458千 螺旋の錠 (花丸コミックス)
岡田屋 鉄蔵
白泉社 2012-04-27

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2012.05.13 18:55 | 岡田屋鉄蔵 | trackback(0) | comment(0)
            












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