にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

空の涙、獣の蜜 :六青みつみ

4773086068空の涙、獣の蜜 (クロスノベルス)
六青 みつみ
笠倉出版社 2012-04-11

by G-Tools

パンチのある萌えを求めて、久しぶりに六青先生の本を読みました。
ケモミミ異世界ファンタジー!
【空の涙、獣の蜜/六青みつみ/稲荷家房之介/クロスノベルズ(2012年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
山の主の人身御供にされたソラは、巨大な白虎と黒豹に組み伏せられ、凌辱されてしまう。白虎の珀焔、黒豹の黛嵐はソラの精を得て人型になるため、交替で彼らに抱かれることに。神獣達から求められ、次第に変化していくソラの身体。だが心は何故か、優しい黛嵐ではなく、自分に冷たい珀焔に傾いていた。ある日、敵対する胡狼と戦い傷ついた珀焔を治療するため、二人は宝剣に戻ってしまう。その留守を守っていたソラは胡狼達に捕らわれて―。

【あらすじ・感想など】
余所者で両親も亡くし、神喰邑の最下層で生きていソラ。
閉鎖的で排他的な集落である神喰邑は貧しく、ある時、途絶えて久しかった、神域である神来山の神に贄を捧げる儀式を行うことになる。
唯一自分に優しかったタケルを助けるため贄となったソラを迎えたのは、巨大な白い虎と黒い豹。
戸惑うソラを2頭は交代で抱き、ソラの精を口にする。
すると、2頭は人の形へと変わり…。
という、ケモミミが登場する異世界ファンタジー。
山を守っている白虎の珀焔と黒豹の黛嵐は、贄であるソラの精によって力を得、人の姿になったりソラと言葉を交わす事が出来るようになります。
そしてソラは、下界とは結界で切り離された神来山の神域で、2人に日々抱かれながら暮らす事になる。
最初は戸惑っていたソラも次第にその運命を受け入れていき、身体を重ねる事で特別な感情が芽生え始めます。
優しい黛嵐と、態度も言葉も冷たい珀焔。
当然、ソラは黛嵐に好感を抱いていて、珀焔には怯えているところがあるのですが、それと恋愛感情はまた別で、大きなトラブルに巻き込まれたことでソラはその気持ちを自覚する事になります。
そのトラブルというのは、神来山を狙う胡狼(ジャッカル)たちの襲来。
胡狼たちは群を作っていて、ソラはその群に囚われてしまうのですが……。
BLにおいて、この流れで起こる事と言えばひとつ!
輪姦です!
しかも胡狼なので獣姦で輪姦です!
この時点でネタ的にダメな方もいらっしゃるかと思いますが、この輪姦シーンがかなりしっかり書かれていて長いので、平気な方でも読む前に心の準備をしておいた方がいいと思います。
私はこの手のシーンは割と好きなのでワクワクしながら読みました。
が、私にとっての「萌え」は刺激されなくて残念。
濡れ場大好きだけど、エロいっぱいな事と萌えはイコールではないのです…。
「萌え」って難しいですね~。
複数モノ好きだし、無理矢理も好きだけど、そこに「羞恥心」とか「自分ではコントロール出来ない身体の暴走」のような要素が加わる事で「萌え」に繋がるんだなぁと今回改めて自覚しました。
そんな事がありつつ、話の方はしっかりハッピーエンドです。
トラブルによって珀焔への気持ちをソラは自覚し、珀焔もようやく本心を伝えることが出来るわけですが…そうすると心配なのは黛嵐ですよね。
神域にいるのは3人だけなのに、そのうち2人が好き合っていて、それでも力を維持するために黛嵐はソラと定期的に関係を持たなければならないという辛い状況。
私は珀焔より黛嵐が好みだったので、黛嵐が不憫すぎてどうなるんだろうと心配になってしまいました。
で、そんな黛嵐のその後の話が同時収録されている「神を抱く腕」。
黛嵐が間男のようになってしまっていた状況の中、神来山に迷い込んできた人間の少年・カイナを黛嵐が助ける話です。
カイナはソラと同様に不幸な生い立ちの少年なのでキャラが被りそうですが、人間の姿より獣の姿の黛嵐の方が安心するというところで違いが出ていました。
私はこちらの話の方が好みです~。
黛嵐がソラに対する時と違って、カイナに対しては優しいだけじゃなく、もっと感情を表に出して必死になっている姿が微笑ましかったです!
萌え的には、カイナの過去の話をもっと読みたかった。
ハヤトの友達云々のエピソードに密かに萌えていました。
…相手が人間の方が私は萌えるのかも。
全体的に、いろいろな要素が詰め込まれているので難しいかもしれませんが、恋愛部分をもっと読めたらよかったかなと思います。

ということで、六青先生の新刊はケモミミ異世界ファンタジーでした。
久しぶりにガツンとパンチの効いたエロ度高い話が読みたいと思っていたので、苦手意識のあるファンタジーものでしたが手に取ってみました。
リンクスでもケモミミ異世界ファンタジーものがシリーズで出てますよね。
六青先生、好きなのですがファンタジーものが多いので読んだ作品は少ないです。
もしかしたら、六青先生の商業本でファンタジーは初めてかも。
今回の話はファンタジーの割りには世界観の設定が簡単なので、ファンタジー苦手な私でもとても読みやすかったです。
ちなみにこの作品、初出は2010年に出た2冊の同人誌です。
秋山みち花先生との合同誌で、テーマが「獣姦」と「剣」でした。(言わずもがなそのテーマに惹かれて購入しましたv)
六青先生と秋山先生がご自身の萌えを詰め込んで、ノリノリで書いているのが伝わってくる同人誌だったなと記憶しています。
しかし実は私、同人誌読んでいたのに初出に気付かなかったという……(汗)
同人誌の方が割と途中で終わっていたから…かも?
ソラが助け出された後一応珀焔と気持ちが通じ合ってはいましたが、その辺りの詳しい内容は書かれておらず、再び珀焔と黛嵐との日々が始まった辺りで同人誌の方は終わっていました。
その内容に珀焔とのその後の展開を加え、さらに黛嵐の話が書き下ろされて今回のノベルスになっています。
細かい部分を比較していませんが、輪姦シーンなど痛い場面を含め、大きな描写の変更はないのではないかなと思います。
何はともあれ、黛嵐がちゃんと幸せになってくれてよかった!
ソラと珀焔のラブっとしたシーンも書き下ろされていたし、同人誌を読んでいる方も楽しめる内容になっていると思います。
同人誌のあとがきから抜粋すると「不遇な少年が、カッコよくてちょっと酷い大人に酷いことをされる」+「無理矢理」「攻複数」「長髪萌え」という要素が盛り込まれている話です。
この要素が苦手!という方は避けてくださいね。
稲荷家先生の表紙イラストは美しいですが、内容は肉体的に痛くて受が可哀想な展開なので、苦手な方は避けた方が無難だと思います。
私はむしろ、この容赦ない展開は大歓迎!
続けて読むのはつらいですが、甘い話が続いた後はパンチの効いた話が読みたくなります。
でも、肉体的にハードな展開の作品は少ないんですよね…。
今回は残念ながら私の萌えには合致しませんでしたが、六青先生のように痛い展開を盛り込んだ話を書いてくれる作家さん(と、それにゴーサインを出してくれる編集さん?)が増えてくれるといいなぁと思います。
ハードな萌えエロが読みたいです!
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2012.04.30 22:34 | 六青みつみ | trackback(0) | comment(0)
            












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