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金のフォークに銀の匙 :かわい有美子

4896018354金のフォークに銀の匙 (ルナノベルズ)
かわい 有美子
ムービック 2012-04-06

by G-Tools

大人の男がいつの間にか恋に堕ちている話はいいですね~。
エピローグの甘さが微笑ましかったです(笑)
【金のフォークに銀の匙/かわい有美子/麻生海/ルナノベルズ(2012年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
有名な監査法人の看板公認会計士・不破はルックスもよく肩書きだけなら満点だが、性格は合理的で冷たい「観賞用」の男。ある日、交通事故に巻き込まれ、はずみで顔見知りの大学生・三谷に怪我をさせてしまった。世間体から仕方なく彼の面倒をみることになった不破。そんな裏など読みとれず、不破の社交辞令を優しさと勘違いする三谷の鈍さに初めは苛立っていたはずが、いつしか可愛く思えてきて―!?腹黒公認会計士×天然大学生。

【あらすじ・感想など】
監査法人に勤める公認会計士・不破克彦は、ある日、車を運転中に接触事故を起こしてしまい、自転車に乗っていた男性に怪我を負わせてしまう。
その大学生・三谷煕武は不破が時々行っていたカフェのアルバイト店員で、腕と足の怪我は生活に支障を与えるようなものだった。
顔見知りであったために保険会社に丸投げすることも出来ず、面倒に思いながらも不破は三谷と関わり合いを持つことに。
怪我について文句を言う事もなく、社交辞令の言葉さえも真に受けるような素直で天然な三谷は、不破のペースを乱してくる。
成り行きで不本意ながらも、週に数回三谷を自宅に上げて夕食を共にするようになってしまったが、いつの間にか不破は三谷の存在を心地よく思うようになり…。
という、エリート公認会計士と普通の大学生の話。
不破は30代前半(34,5歳くらい?)で三谷は21,2歳くらいなので、歳の差はかなりあります。
でも、歳の差や社会人と学生という違いよりも、不破にとっては三谷のフワフワした性格が理解出来ない事が1番の問題で、最初はかなり戸惑っています。
いや、戸惑いというより、苛立ちの方が正しい。
職場はドライで個人主義な人たちが集まっているし、同年代の集まりに出ても、そこにあるのは化かし合いばかりと打算ありきの人間関係。
男女の関係も、純粋な感情では成り立っていない事が当たり前。
そんな世界を楽しむわけでなく、冷めた目で見ていながらも慣れてしまっている不破にとっては、三谷の素直で優しすぎる性格に居心地の悪さ感じてしまっています。
距離を開けようとしても、遠回しな言葉や嫌みは素直に受け取られてしまうので、結局三谷のペースに巻き込まれてしまっている。
どちらも極端ではあるけれど、三谷の方が健全な感覚である事は間違いない。
でも、私が共感出来るのは不破の方でした。
それは自分の年齢や環境がどちらかと言えば不破に近いからだろうと思います。
視点が切り替わりながら話が進んでいきますが、不破視点が中心。
序盤の不破の苛立ちも、そこから恋愛感情に移行していく過程も理解出来るので、なんだか読んでいて少し気恥ずかしかった(笑)
ビジネスライクな世界にどっぷり浸かりながらも、不破はそちらに馴染みきれていなくて、その歪みによって本人が自覚していない部分できっと心が疲れてる。
それを三谷が癒しているんですよね。
三谷は無自覚ですが。
凸凹コンビのように見えて、お互いにないところを補っているので、くっついてみたらピッタリ嵌まっています。
それがエピローグを読むと伝わってくるのですが…。
不破さんの甘い言葉と優しい表情に私が照れました(笑)
エッチが攻視点なので余計に恥ずかしい…!
でもそれが美味しいです!!

三谷はお気楽な大学生をしているように見えて、実は大きなものを背負っています。
その意味において、三谷にとって不破はいろいろ考えさせられる存在。
ボンヤリしている三谷が恋愛感情を割と早い段階で自覚しているのですが、そうした背景を考えると、不破に惹かれていく事は理解出来ます。
この辺りがタイトルにある「金のフォーク」と「銀の匙」に関係していて、これによって恋愛とその背景にあるものがうまく繋がっているなと思いました。
なるほど、と思うと同時に、三谷の性格の良さがよく分かります。
フワフワしていて天然キャラですが、人の感情に鈍いのではなくて、おおらかさ故なので好感が持てました。
恋愛感情を自覚したあと、挙動不審になっている様子が可愛かったです。

ということで、かわい先生の新刊です。
不破の性格が帯やあらすじに「腹黒」とありますが、そこまで悪意のある人ではないですよね。
むしろ、自動車事故のエピソードは共感(同情?)したし、独身でバリバリ働いている30代前半の男性ならこんな人多いんじゃないかなと思います。
そんな仕事の出来るドライな性格の攻には、こんなかわいい受がピッタリですね!
でも、お金と肩書きがある人の周りには、なかなか打算のない人はいないし、いたとしても疑う心を持って見てしまう。
三谷が女性だったら、こうはいかなかったんじゃないかな。
男だったから不破は恋愛面で警戒していなくて、気付いた時には三谷が深いところまで来ていたのだと思います。
異なるステージを生きていた不破と三谷が出会い、徐々にその距離が縮まっていく過程が面白かった。
恋愛を含め、世の中を斜めに見ているような人が、意外なところから攻め込まれていつの間にか恋に堕ちている話は微笑ましくてよいですね!
無自覚に甘くなっている姿を、友人に生ぬるく見守られたらいいと思います(笑)
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