にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

4781607292ふたご~緋牡丹と白百合~(アズ・ノベルズ)
丸木 文華
イースト・プレス 2012-01-29

by G-Tools

久しぶりに萌え悶える作品に出会えてとても嬉しいです!
近親相姦モノが大好きな自分を再確認しました。
【ふたご~緋牡丹と白百合~/丸木文華/丸木文華/アズノベルズ(2012年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
露西亜との戦争に軍医として出征していた双子の兄・永之助。
生まれつき身体が弱い弟の直次郎は、両親と共に自宅で兄の復員を待っていたのだが、戻って来た永之助は人が変わったように塞ぎ込んでいた。
互いを大切し、思い遣ってきた兄弟だったのに、今では笑顔すら見せてくれない。
そんな永之助の態度を不審に思っていた直次郎だったが…。

男らしい容姿で頭もよく、医者となった永之助を双子の兄に持つ直次郎は、兄とは対照的に生まれつき身体が弱く、大人しい性格をしていた。
両親からも、妹からも、そして永之助から愛され大切にされている直次郎。
小説家としてそれなりに人気もあり、控えめながらも穏やかな生活を送っていた。
そんな中、永之助が軍医として戦地に赴くこととなる。
永之助は出征前に直次郎へ秘めていた想いを告げ、直次郎は驚きながらも受け入れ、ふたりは身体の関係を持った。
しかし、復員した永之助はどこか様子がおかしい。
明るく大らかだった永之助は神経質な様子で、特に直次郎に対する態度は冷たく、直次郎は不安な心を抱えたまま日々を送っていた。
そんな中、女性が殺され、肉を剥ぎ取られるという猟奇殺人事件が起こる。
一抹の不安を覚えた直次郎は、事件を調べ始めるのだが…。
という、明治時代の日本を舞台にした双子の話です。
出征前、兄の永之助に告白されて身体の関係を持ったのに、戦争から帰って来たら嫌われているかのような態度を取られて戸惑う弟の直次郎。
元々慕ってはいても恋愛感情には至っていなかった直次郎の気持ちは、離れている間に育っています。
今まで恋愛経験もなく、激しい感情に呑み込まれたこともない直次郎の心が、永之助の態度に振り回され、生々しい感情を知っていくことに。
悶々とした気持ちを抱えたまま「もしかしたら永之助の変化と関係あるかもしれない」と追い始めた猟奇殺人事件。
調べていく中で、直次郎は永之助の苦悩を知る事になります。

アズノベルズの前作は義父との近親相姦でしたが、今回は双子の兄弟で近親相姦!
ハッキリ書かれてはいないけれど、体格も体質も違うので、きっとこのふたりは二卵性双生児ですね。
サブタイトルにもあるように、華やかな緋牡丹としっとり美しい白百合のような対照的なふたりです。
永之助の方は序盤から直次郎に対して並々ならぬ執着を持っている事が感じられるので、後半、抱えていた感情が爆発しても驚きは無いのですが…。
大人しくて儚げな直次郎がまさかの大化けでした。
双子なので潜在的にはそうした本質を持っていたんでしょうけど、永之助に負けず劣らずな激しい執着を静かに育て上げていて吃驚。
特に最後に収録されていたふたりの蜜月の短編の直次郎は、スイッチが入るとすごいです。
たおやかな白百合という印象は変わらないけれど、それが持つ強い香りを認識させられたような…。
話の持って行き方が巧いなぁと思いました。
粘度の高い近親相姦というネタと猟奇殺人事件の内容がとても合っていたし、それによって永之助の心情に説得力があってよかったです。
大人しく見えた直次郎の中の眠っていた激しさを表現する上でも、効果的に使われています。

以下、多少ネタバレ含みますのでご注意くださいませ。

今回、鍵となっていた要素はカニバリズムです。
カニバリズムはかなり特殊な嗜好なので、苦手な方もいると思います。
メインカップルの間では行われていませんが、そうした描写がどうしてもダメという方は避けた方が無難だと思います。
個人的には、そこに至る感情が話に馴染んでいれば気になりません。
むしろ、こうしたドロドロと濃厚な執着は嫌いじゃ無いので、今回は美味しくいただきました。
食べちゃいたいくらい、食べられたいくらいの執着。
日常の中でそこまで考える事はなかなかないでしょうが、近親相姦である事や時代背景の効果もあって、違和感なく話に絡んでいました。

そんな濃厚な感情と比例して、濡れ場も濃いです!
めちゃくちゃ萌えた…!!
擬音語が卑猥でよいですね(笑)
喘ぎ声より擬音語や描写の方が萌えツボに響き渡ります。
最後、二人の世界にいってからのエッチがエロすぎてどうしようかと思いました!
端から見たらきっと滑稽だけど、本人たちは全力で盛っていて、そののめり込みっぷいが存分に感じられるエロでしたv

ということで、丸木先生の新刊は双子の近親相姦モノ!
丸木先生大好きですが、最近は不完全燃焼が続いていて、読み始めるまでは不安も感じていました。
が、めちゃくちゃ萌えた!
面白かったです!!!
時代設定もよかったし、今回は文体が堅めになっていてそれが余計にジワジワとくる萌えに繋がっていました。
そして何と言っても、テーマがとても好み。
近親相姦モノだったからこそ説得力があって、萌えました。
久々に萌え転がる作品に出会えてとても嬉しい!
テンション高くワクワクするというより、ジワジワきて何度も読み返してしまうタイプの萌え!
そういえば、丸木先生、アズノベルズから出ているのは近親相姦モノいっぱいですね! 「兄弟」「義父」、そして「ふたご」
っていうか、振り返ってみると私が大好きな丸木先生の作品はどれも近親相姦…(一部義理の兄弟ですが。「あんたとお前と俺。」
……自分がこんなに近親相姦萌えだったとは!
近親相姦がお好きな方には全力でオススメします♪


余談ですが…
図らずも今日は2月3日、兄さんの日でしたv
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2012.02.03 00:48 | 丸木文華 | trackback(0) | comment(0)
            












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