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狗神の花嫁 :樋口美沙緒

4199006524狗神の花嫁【キャラ文庫】
樋口 美沙緒
徳間書店 2012-01-27

by G-Tools

和風ファンタジー大好き。
尻尾大活躍で、美味しくいただきました♪
【狗神の花嫁/樋口美沙緒/高星麻子/Chara文庫(2012年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
町から離れた山の中で祖母と暮らす鳥野比呂。
20歳の誕生日、倒れた祖母を心配していた所に突然現れた狗神によって、比呂は連れ去られてしまう。
10年前にした約束だと言う狗神に、強引に伴侶にされてしまうのだが…。

10歳の時、山で遭難した鳥野比呂。
助けに来た父は命を落としてしまうが、比呂はその時の不思議な体験を覚えていた。
銀色の狼との出会いと、『お前が20歳になったら、迎えに行く』という言葉。
その約束通り、10年後、20歳となった比呂の前にその狼・狗神が現れ、比呂は狗神の世界へ連れ去られてしまう。
しかし比呂はその直前に倒れた祖母のことが気にかかって仕方ない。
帰りたいと主張する比呂に狗神は怒り、力尽くで比呂と伴侶となるための儀式を行い、屋敷に閉じ込めてしまった。
状況が理解出来ず、狗神に対する反感を募らせる比呂だったが、狗神の怒りには何か理由がある事も感じていた。
そんなある日、屋敷に現れた八咫の神に唆され、比呂は屋敷から逃げ出すのだが…。
という、人間と神様の和風ファンタジー。
比呂は幼い頃に母親を亡くし、10歳の時に父親も亡くしています。
祖母に育てられた比呂はずっと通学するにも不便な山の中で暮らしていますが、その山も開発の波にのまれ、祖母が代々守ってきた狗神神社にも買収の話が持ち上がっている事で、比呂は無力な自分に苛立ちを感じています。
狗神に連れ去られたのは、そんな中祖母が倒れた夜。
約束だったとはいえ、こちらの言葉に耳を貸さず高圧的な態度で向かってくる狗神に対して比呂は苛立ちを隠せません。
比呂は当然のことながらそんな相手の要求を素直に受け入れられるはずがないし、狗神は狗神で、反発されて怒りが増す一方。
序盤、比呂と狗神はそんな調子で喧嘩してばかりです。
比呂の気持ちも分かるけれど、狗神の怒りの元は悲しみや人間に対する不信感から来ているのだろうということは読んでいて伝わってくるので、比呂の言動にモヤモヤとした気持ちがどんどん沸いてきました。
いい子ちゃんキャラかと思いきや、予想以上に比呂が分からず屋…。
こんな調子で一体どうなるんだろうと思いながら読み進めていたら、流からするとちょっと意外で、でもとても納得出来る着地点が見えてきてスッキリ。
人を信じるとか、理解しようとする気持ち。
それは信頼関係を築く上で基本的な事で、比呂と狗神に特別な事ではありません。
ファンタジーという非日常的な設定の中で、上手く絡めているなぁと思いました。
自分を理解して欲しいと思うなら相手を理解しようと努力すべきだし、愛されたいなら自分も相手に愛を向けないとですよね。
当たり前の事だけど、実行できているかと聞かれたら…自信を持ってyesとは言えないなぁと思います。
読んでいると序盤から狗神が抱えているだろう切ない想いが伝わってきて、中盤になってもなかなかそれを理解しようとしない比呂の態度に苛々させられましたが、最後はしっかりと共感出来るところに落ち着いてくれて、気持ちよく読み終わることが出来ました。
男同士であれ、男女であれ、はたまた友人であれ、他人と信頼関係を築くために必要な事は一緒ですよね。
だから、男同士の恋愛を読んで共感に繋げる事が出来る。
軸がしっかりあると、多少のモヤモヤは払拭されます。
樋口先生は、毎回そこが上手い!

さて、今回の設定は和風ファンタジー。
狗神様なので狗(狼)です!
ケモミミです!尻尾です!
もふもふがしっかり活用されていて楽しかったです。むふふふふv
狗神は九尾、つまり尻尾が9あるので、いろいろなことが出来ちゃうんですよね~。
それが活用されていたのは後半のエッチだけだったのが残念。
序盤から身体の関係を持っていたのに、最初の頃はふたりの心が通じていないのでわりとあっさりなんですよね。
まぁ全体のバランスから言ったらそれでいいんでしょうけど…。
辱めるシーンがもう少しねちっこく描写されてたら嬉しかったです。
(比呂に色気が足りないだけなのかも・笑)

そして、脇キャラが魅力的でした!
眷属(でいいのかな?)の藤や茜も可愛い~。
曲者だった八咫の神やその伴侶である鈴弥も存在感があって、なかなか美味しいニオイがしていたので、このふたりのスピンオフがあったら読みたいです!
挿絵もあったし、カラー口絵もあったので期待して…いいですか?

ということで、樋口先生の新刊は和風ファンタジーものでした。
私、ファンタジーは割と苦手なジャンルなんですが、和物は大好きです。
妖怪とか土地神とか、BLに限らずワクワクしちゃう!
なので、今回はまず設定からして好みでした。
途中、展開的にどうかなと思った部分もあったのですが、そこは樋口先生の巧さで最後は納得の着地点だったので、終わりよければすべてよし!
ケモミミ&尻尾も美味しくいただきましたv
高星先生の挿絵も美しくて眼福です。
スピンオフ、期待しています~♪

■シリーズ
「狗神の花嫁」
「花嫁と神々の宴 -狗神の花嫁2-」

狗神の花嫁【キャラ文庫】 花嫁と神々の宴 狗神の花嫁2 (キャラ文庫)
関連記事
2012.01.31 00:56 | 樋口美沙緒 | trackback(0) | comment(0)
            












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