にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

夜夜の月 :水原とほる

4812425107夜夜(やや)の月 (ラヴァーズ文庫)
水原とほる
竹書房 2006-01-25

by G-Tools

えー、前回の「駆け引きはベッドの上で」と一緒に購入しました。
そちらで軽くショックを受けていたので、不安を抱えつつ読みました。
「この表紙ヤバイだろ」と思っていたのですが…。
あ、アタリだー!
私、小説は暗い話が大好きらしい。(今更?)
エロもよし!(重要ポイント)
【夜夜の月/水原とほる/町田九里/ラヴァーズ文庫(2006年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!!
あらすじ
家庭の事情で美大を中退した神原亮は、生活のために仕事探しながらも、絵への未練を捨てきれないでいた。そんな時、業界でも有名な画商の澤と出会う。澤は亮が描きたいものを描き、画家として稼げるようになるまで生活費も含めて面倒を見てやると言う。その代わりに出された条件は、澤が望むときにいつでも身体を差し出す「愛人」になることだった。悩みながらも、どうしても絵を諦められない亮は澤と「愛人契約」を交わしてしまう。しかし、澤は画商として誰よりも優秀な目を持ちながら、絵をまったく愛さない男だった。そんな澤の中に、過去の暗い影を見た亮は…。絵を愛せない画商と、絵しか愛せない画家。それでも惹かれあう二人の狂おしい恋物語。

↑ラヴァーズ文庫のあらすじは、とても丁寧なのでうれしい


【感想など】
画家志望の亮(受)は、幼い頃両親を亡くし祖父母に育てられたが、絵を教えてくれた祖父も他界し、経済的な問題から美大を中退することに。
バイトをしながら路上で絵を売っていた亮は、ある日画廊のオーナー・澤(攻)と出会い、「愛人」となる代わりに援助をしてもらうことになったが…。


私は絵について詳しくありませんが、亮の絵に対する情熱や葛藤が丁寧に書かれていて、好感もてました。
澤も一見、亮にも、絵に対しても冷たい男なのですが、時々垣間見える優しさや、裏に潜む苦悩があり、惹かれます。
二人とも、もっとドロドロの過去があってもよかったのではないかと、個人的には思いますが。
澤が時折見せる優しさに、徐々に亮が惹かれ、愛していることを自覚する。亮は澤の心を救おうと、必死で絵に取り組み、澤はようやく過去に向き合うことが出来るようになる。
亮が、画家としても個人としても、徐々に強く成長していく様が好きです。
設定的に目新しいわけではありませんが、心理描写がしっかりしていたので、読み応えありました。

そして、何と言ってもエロかった(笑)
暴力的な攻、いいですねー。
「愛人」関係にあることもあり、亮は絶対服従なので、どんな仕打ちにも黙って耐える。
健気ね。
ラブラブカップルより、こんな関係の方が好み。
心の弱さが暴力に繋がっていると思うので、暴力振るわれる側も当然傷つきますが、振るう側の心の闇は深いのだろうな、と思うわけです。
水原先生、どうやら他の作品も暴力沙汰みたいですね。
痛い作家のニオイがするので、気になります。
関連記事
2006.03.30 20:35 | 水原とほる | trackback(2) | comment(4)
            

おはようございます、にゃんこさん。
TBありがとうございました。

私もこの作品大好きです。
以前ピアスから発行されてるやつを、
それでも頑張って3冊全て読んだときには
きっと今後この作家さんの本を読むことはないかな~と思ってました。
この本を手に入れたのもちょっとした手違いからでして・・・、運命に感謝!です。

コチラからもTBさせていただきました。
また、遊びに来てくださいね!

2006.03.31 08:03 URL | 櫻井サクラ #- [ 編集 ]

サクラさん、TB&コメントありがとうございます!
ピアスの3冊、なかなか痛そうですね(^_^;)
私は軽いノリより痛い方が好きなので(とはいっても気合いがいりますが)、読んでみようと思ってます。
怖いモノ見たさもありますが(笑)
レビュー拝見させて頂きます!

2006.03.31 14:46 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]

こんにちは、にゃんこさん。
暴力沙汰、というのに妙に笑えてしまいました。
そうか、そういう言い方もありますね。
この作品の『暴力』は理由があるけど、二人が思いを分かち合った後も『服従させる』ようなシーンというのは、う~ん…と私は思ったのでした。それまでの過程は好きなんですが。

他の3作も気になりました!情報ありがとうございました♪
☆こちらからもTBさせていただきました。

2006.06.19 17:30 URL | ナルミ #w6XFEYVU [ 編集 ]

ナルミさん、こんにちはー。

早速TB&コメントして頂き、ありがとうございます!
>『服従させる』ようなシーンというのは、う~ん…と私は思ったのでした
う、確かにそうですね。
うーむ、まあ、澤の心の弱さが、服従させていないと安心出来ないという事に繋がるということなんでしょうかねー…(く、苦しい解釈だ)
男は所詮弱い生き物なのだ!とも思うのです。(弱すぎ…?)
暴力も然り。
女の自分としては、それもどうかと思いますけどね。

ではでは、是非ピアス作品もネットリ楽しんで下さいませ!

2006.06.19 17:49 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]













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夜夜の月(水原 とほる/町田 九里)
購入を迷っていたのですが、表紙の重暗い雰囲気に惹かれて買ってしまいました・・・。初っぱなから亮を打つ澤に夏陰・冬陰のピアスシリーズに戻ったのか~---と幸先不安を感じましたが・・・。とにかく行がビッシリ、読み応えのある作品です。

2006.03.31 07:55 | 櫻井サクラの日々徒然・BL編

夜夜の月≪水原とほる≫
読了しました。挿絵に裸絵の絡みありの、汁とばしが結構ありまして。おかげで職場で読んでいたのに、途中から読めなくなってしまいました(^_^;)。そんなわけで自宅でちょっとずつ読む。自分的には印象に強く残らな

2006.06.19 17:24 | naruming Diary

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