にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

男の花道 :木原音瀬

4799710621男の花道―Don’t Worry Mamaシリーズ (ビーボーイノベルズ)
木原 音瀬
リブレ出版 2012-01-17

by G-Tools

Don't Worry Mamaシリーズなので安心のラブコメ。
オタクとオカマは親戚みたいなものですね(笑)
【男の花道/木原音瀬/志水ゆき/BBN(2012年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
二丁目でバーを営んでいる井上友晴。
長身で筋肉の付いたいい身体とは裏腹に中身はオネエな友晴の好みは、マッチョでカコミ髭な男…だったのに、ひょんな事で知り合った松尾丞の世話をするうちに、いつの間にか惚れてしまい…。

友晴は表紙からも分かるように男らしい外見をしていますが、派手な服が好みで、口を開くとオカマ言葉といういかにも二丁目のバーにいそうなタイプ。
言い寄ってくる男もいるけれど、本気になるような相手には巡り会えないでいた。
そんなある日、普通の男に擬態している時に巻き込まれたトラブルで丞と知り合い、男らしい友晴に憧れた丞に「兄貴になってください」と頼み込まれてしまう。
「兄貴」と言っても、もちろんゲイ的な「兄貴」ではなく、舎弟関係的な頼れる兄貴分という意味での「兄貴」。
友晴を目標にしてダメな自分をどうにかして変えたいという丞の必死な頼みを断り切れず、ふたりは「友達」になることになるのだが…。
という展開で始まるこの作品。
と、これだけのあらすじなら、友晴が中身はオネエ系ゲイだけど一応見た目は格好いいので、BL本としてはそんなに奇抜ではないんじゃないでしょうか?
でも、丞のダメっぷりはすごいんです(笑)
かなりのオタクですが、オタクなキャラなら今までにも出会った事があるのでそこまで吃驚はしません。
でも、オタクである事を全く隠すことのない言動に加え、大の巨乳好き、壊滅的な服のセンス、さらに人を前にして緊張すると赤面症と吃音が酷くなって挙動不審になってしまうという外見も内面もいろいろと問題を抱えています。
そんな友晴の好みとはまるで正反対な丞と、一体何が起こったら恋愛に発展するのかしら?と思いながら読んでいましたが、意外とあっさり恋に堕ちていました。
友晴の心を捕まえたのはすごくシンプルな要素。
素直にこちらのアドバイスを受け入れてくれて、計算無しの笑顔を向けてくれる、頼ってくれる、そんな丞の姿に心撃ち抜かれています。
シンプルだけど、大人の男同士ではなかなかこんな事はないんじゃないかな?
普通に考えたら丞は恋愛対象外なのですが、状況的に友晴が丞に嵌まってしまう気持ちは分からないでもないので、違和感はありませんでした。
こうして丞に想いを寄せるようになった友晴ですが、気持ちをを伝えられないまま失恋してしまいます。
そしてそこから、惹かれる想いを秘めながら友人関係を続ける苦悩と葛藤の日々始まるのですが……。
もう、友晴がめちゃくちゃ健気なんですよ!
とは言ってもやっぱりそこは男なので、ジメジメせず、男らしい健気さ。
男らしいのに健気というギャップが面白かったです。
同人誌で出ていたのは前半の部分だけで、後半は書き下ろしになっているのですが、特に後半の暴走っぷりは予想の斜め上をいっていました。
読む前にパラ見して「???」となっていた挿絵…なるほど、そういうことですか!
吃驚しました(笑)
一方の丞もすごく濃いキャラでした。
名言の数々が忘れられません…!!!
「オタクとオカマは親戚みたいな感じ」って!
確かに腐女子を介せば親戚みたいなものですね(笑)
「ステーキと鳥のささみ」
例えが上手すぎて思わずフキました(笑)
そんなこんなありつつも、長い道のりを経てふたりは収まるところに収まります。
最初がかなりダメダメな丞は友晴のアドバイスによりどんどん垢抜けていきますが、友晴は片想いをこじらせてどんどんヘタレていますよ(笑)
恋愛はこんなに人を馬鹿にしてしまうのか…。
切なくも楽しいドタバタ劇でした。

ということで、木原先生の新刊はマッチョなオネエ系ゲイとオタク男の話。
Don't Worry Mamaシリーズの3作目でした。
このシリーズはそれぞれ別のカップルの話ですが、人間関係がリンクしています。
今作の主人公である友晴は、1作目の「Don't Worry Mama」の攻・裕一の友人で、2作目「脱がない男」にも存在感のあるキャラで登場していました。
インパクトのあるオネエ言葉のゲイゲイしいキャラなので、前作から時間が空いてもちゃんと覚えていましたよ!
しかしまさかこの友晴がメインの話があろうとは…。
初出は同人誌なので既に読んだことのある方も多いかと思いますが、私は全く読んでいなかったので吃驚しました。
まさかのオネエ攻。
1作目も2作目も癖のある性格の相手に嵌まってしまった男の話でしたが、今回もとてもインパクトのあるカップリングでした(笑)
近寄りがたい相手でも、近づいてみると意外な一面が見えてくる。
いつの間にか夢中になってしまい右往左往している様子が、滑稽であったり、切なかったり、そしてそんな男たちが微笑ましい。
木原先生の作品は気合いと心の準備が必要な事が度々ありますが、このシリーズは身構えずに楽しめること間違いなし!
シリーズ既刊を知らなくてもこれ1冊で理解は出来ますが、先に既刊を読んだ方がキャラの背景が分かってより楽しめると思います。
是非どうぞ~。

■シリーズ
「Don't Worry Mama」
「脱がない男」
「男の花道」

Don’t Worry Mama (新装版) (ビーボーイノベルズ) 脱がない男〈上〉Don’t Worry Mamaシリーズ (新装版) (ビーボーイノベルズ) 脱がない男〈下〉Don’t Worry Mamaシリーズ (新装版) (ビーボーイノベルズ) 男の花道―Don’t Worry Mamaシリーズ (ビーボーイノベルズ)
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2012.01.27 01:35 | 木原音瀬 | trackback(0) | comment(0)
            












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