にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

ガラスの匣 :沙野風結子

486123171Xガラスの匣 (ローズキーノベルズ)
沙野 風結子
ブライト出版 2011-12

by G-Tools

まるでBLゲームのような設定と展開。
どのキャラももう少し先が知りたいです…!
【ガラスの匣/沙野風結子/稲荷家房之介/ローズキーノベルズ(2011年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
芸能プロダクションに所属して6年になる糸瀬紺。
綺麗な容姿でありつつも存在感を出せず伸び悩んでいた。
そんな時、紺の新しい担当マネージャー・真岡孝巳が持ってきたスポンサーを得るための選考に、紺は不安を抱えながらも参加することになるのだが…。

コンテストで準グランプリに選ばれ芸能界に飛び込んだものの、なかなか売れるきっかけを掴めないまま26歳の誕生日を迎えた紺。
そんな折、新しく担当マネージャーとなったのはやり手と評判の真岡だった。
真岡は、紺にスポンサーを得るためにあるテストを受けることを提案する。
枕営業など出来ないと拒絶するが、このままでは事務所を解雇されてしまう事は必至で、タレント以外に自分が出来る仕事があるとも思えない。
真岡の言葉に後押しされ、「女王様」と呼ばれる笹束那智の邸宅で真岡と共に1ヶ月を過ごしテストを受けることになった。
そこへやってきた、療養中のF1レーサー・グレン・早乙女、有名パティシエ・藤崎京、そして外科医の長田晋一郎。
共に過ごす事になった男たちの中から誰かを自分に夢中にさせることが出来たら、世界中の社交界に顔が利く笹束の後援を得られる。
真面目で優等生過ぎる性格の紺は、どうすればいいのか途方に暮れるのだが…。
という、色恋ゲームに参加することになる話です。
紺の視点の合間に、屋敷に仕掛けられた監視カメラの映像を見ている何者かの視点が挟まれている形で話が進行していて、ノベルスゲームのような感覚です。
やたらと濃いキャラの設定も同様。
主人公は、容姿は綺麗だけれど芸能界で生きて行くには存在感の薄い26歳の青年。
攻略可能キャラは、マネージャーの真岡、資産家の笹束、そして笹束が招いたグレン、京、長田の5人です。
基本的に主人公は受ですが、相手によっては攻もあり。
各キャラの特徴としては、真岡は年上の憧れ上司で、ゲームに参加する主人公を見守っているキャラ。
笹束は、女性と見まごうような容姿をした元モデルの男性で、画家としても名を馳せる資産家。
自分の仕掛けたゲームを面白がっていて、見るからに謎の多い人物です。
グレンは有名なレーサーだけあって自信に満ちあふれているような青年で、明るくフレンドリーな性格の中に激しい一面も持ち合わせています。
京は可愛い容姿の天才パティシエで、自分の可愛さを武器にして積極的にアプローチしてくる、小悪魔的なキャラ。
長田は優秀な外科医で、容易には周囲に心を許さないツンデレタイプ。
さて、誰から攻略しようかしら?
私ならまずは真岡か長田ルート、お口直しに京ルートで、その後グレンルート、そしてきっと最後にしか攻略できないであろう笹束ルートという順番かな。
きっと長田は変態プレイがあって、京には女装プレイがあって、グレンは情熱的だからお風呂でエッチとかありそうですね。
きっと笹束にはヘヴィーな過去エピソードがあって泣かされるんですよ!
…すみません、すべて私の勝手な妄想です。
こうやって書き出してみると、益々BLゲームっぽいですね(笑)
今作で紺が選択したのは真岡でした。
1番ノーマルでベストエンドであろう真岡ルート。
真岡に惹かれながらも、スポンサーを得るためにグレンに近づき、恋人同士のように振る舞っている紺は内心複雑な気持ちです。
グレンに近づけば近づくほど、真岡への恋愛感情を自覚していくことに。
自分を大切にしてくれるのは担当する商品だから、と自分に言い聞かせている紺ですが、最後に大きな賭に出ます。
ゲーム的に考えると、大きなルートの分岐は「誰とするか決めなさい」の所かな。
真岡ルートに入ってしまうと、その後、他のキャラはそれぞれ別のキャラとカップルになっていきました。
真岡ルートは1番ノーマルなだけあって恋愛感情の動きは分かりやすいのですが、登場人物の人数と存在感を考えると全体のボリュームが少なくて、肝心の紺の心理描写に物足りなさを感じてしまいました。
あんなに潔癖な様子だったのに、思っていたよりあっさりグレンや京を受け入れているし。
真岡の言動にも違和感があります。
これが本当にゲームだったらその隙間を他のルートで補完されたりするんでしょうけど(特に、真岡と笹束の関係辺り)、この小説だけでは全体像が掴めません。
それに、紺と真岡以外のカップルが気になって仕方ない!
特に長田…。
彼は絶対美味しいツンデレだと思うのです。
京の空白の時間も気になります!

真岡ルートで紺に起こるイベントは、媚薬、乱交くらいですね。
あ、これだけあれば十分ですかv
沙野先生特有のネットリした描写が美味しかったです。

ということで、沙野先生の新刊はゲームのような作品でした。
BLゲームに見立てた感想が多くなってしまい、ゲームをやらない方には分かりづらい所があるかもしれません。
兎にも角にも、設定が凝っている割りに掘り下げが足りなかったのが残念です。
小説ではゲームのように同じ主人公で別の相手とやり直すことは出来ないので、この1冊で完結させるには伏線が多すぎたように思います。
でも、脇キャラも個性が強く魅力的だし、カップルになりつつあったので、続編として伏線を回収しながら別カップルの話を読む事が出来たら面白そうですね!
カップリングは伏せておきますが、私は長田に期待しています~♪
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2012.01.24 01:07 | 沙野風結子 | trackback(0) | comment(0)
            












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