にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

4799710702≠ノットイコール 2 (スーパービーボーイコミックス)
池 玲文
リブレ出版 2012-01-10

by G-Tools

面白かった!
読み応えのある最終巻でした。
【≠ ノットイコール (2)/池玲文/SBBC(2012年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
離婚後九州に住んでいる父親・末続果に会いに行った芦塚凉。
10数年ぶりの再会にお互い戸惑う中、突然凉は22年前にタイムスリップしてしまい、そこで出会った14歳の果と恋に落ちてしまった。
しかし、再び凉は現在に戻ってしまい…。

いなくなった凉が戻って来た事で、果は過去に出会った「りょう」が自分の息子の「凉」だった事を再確認します。
17歳の凉を見て「もしかしたら」と思ってはいたけれど、現実を目の当たりにしてショックを受ける果。
凉は父親だと知った上で、それでも抗えない気持ちに押されて行為に及んでいるけれど、果は何も知らないまま22年間心に傷を抱えて生きてきたので、心の整理が出来ないのは仕方がないですよね。
しかも、果は元々愛されない自分の存在に苦しんでいたのだから尚更。
気持ちが通じ合ったと思った相手が突然消えたことが大きな心の傷になっています。
2巻では、「りょう」が消えてしまった後の果の事も描かれていて、「りょう」の存在がどれだけ大きかったのか、どうやって果が「りょう」がいないという事実を整理してきたのか分かります。
だからこそ、今になって現れた凉をどう受け入れたらいいか分からないし、何より血の繋がった親子という関係が果を頑なにさせてる。
「親子」は果にとって鬼門なんですよね。
果が苦しいのは、それでも凉が好きだから。
受け入れられないけれど、拒むことも出来ないから動けない。
一方、凉は凉で苦しんでいます。
父親だと知っていて15歳の果と関係を持ったものの、その後現在に戻った時どうするかまで考えていたわけじゃない。
凉の中で、果=「父親」という意識は薄いだろうし。
それが現在に戻ってみると、自分が思っていたよりその事実が大きい事に否応なく気付かされます。
気持ちを伝えることで果を苦しませてしまう。
好きだけれど、側にいるために気持ちを抑え、親子としての距離を取らざるを得ない状況が続いていく。
ふたりの気持ちが痛いほど伝わってきて、読んでいて切なくなりました。

さて、ここからどう気持ちの変化が起こるのかが1番のポイントですよね。
結果的に抑えきれなくなった気持ちが爆発して関係が動くのですが、内心、こんな後ろ向きな気持ちで大丈夫なのかな?と心配になりながら読んでいました。
でも、最初は逃げ込んでしまったという意識があったかもしれないけれど、触れてみたらそこはやっぱり大切で手放せない場所だと再確認した果。
男同士の恋愛は明るいノリでもやっぱり閉鎖的な関係であることが多いですよね。
この作品はそこを正面から突いているので少し重い印象はありますが、私はそこが魅力だと思います!
あ、エロも美味しかったですよv
(1巻と比べると修正多いのがすごく分かって切ない気持ちにさせられますが…)
池先生のエロ描写好き!
果は年取ってもかわいいなぁ。

ということで、ノットイコール完結です。
タイムスリップというファンタジー要素を取り入れながらも、男同士かつ血の繋がりというハードルを乗り越える部分がしっかり描かれていて、全体としてはシリアスな作品でした。
面白かったー!
シリアス大好き!
あとがきの「倫理観には常に懐疑的でなければならない」という言葉が、すごく印象的でした。

■シリーズ
「≠ ノットイコール (1)」
「≠ ノットイコール (2)」

≠ノットイコール 1 (スーパービーボーイコミックス) ≠ノットイコール 2 (スーパービーボーイコミックス)
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2012.01.15 16:16 | 池玲文 | trackback(0) | comment(0)
            












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