にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

もったいない! :凪良ゆう

4041001838もったいない! (角川ルビー文庫)
凪良 ゆう
角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-12-28

by G-Tools

なんだかとてもレーベルカラーを感じたのは歳を取ったからなのかしら…。
タイトルの由来にびっくり(笑)
【もったいない!/凪良ゆう/カワイチハル/ルビー文庫(2012年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
画家の父の不安定な収入により困窮する家計を支えるため、日々切磋琢磨している大学生・藤原日向。
父が背負ってしまった借金が原因で、姉の成子に婚約話が持ち上がった。
しかし、その相手は日向が片想いしている有川圭吾で…。

才能はあるけれど、俗世に疎い父の収入は不安定。
そんな藤原家の家計を支えるため、日向はバイトに励み、節約を徹底する日々を送っている。
ある日、父が多額の借金を背負ってしまったことが発覚。
それを助けてくれた父の友人の息子と、姉の成子が結婚することになった。
でもその相手は、日向の初恋の相手で密かに片想いをしていた圭吾と知って日向はショックを受ける。
しかし結納の前夜、大人しかった成子が突然家出をしてしまった。
その事態を解決すべく、日向は圭吾の元を訪れるのだが…。
という、ラブコメです。
日向とふたつ年上の圭吾は幼馴染みで、同じ大学に通う大学生。
おっとりした両親と姉を持つ日向は、気苦労の絶えない生活を送っています。
藤原家の窮地に、日向は失踪した姉の代わりに自分が圭吾の身の回りの世話をすると提案し、圭吾のマンションに居候する事に。
序盤を読んでいると、日向は健気で生真面目な大学生で、バイトもたくさんしているから割と常識人なんじゃないかと感じていました。
だから圭吾の世話をすると言い出した時も、想いを秘めながら尽くすのだけれど徐々に苦しくなってきて…という展開を予想していたのです。
が、そんな私の第一印象はガラガラと音を立てて崩れ落ちました…。
日向……まともそうに見えてもやっぱり一般人とは少しずれている両親の性格を受け継いでいるようで、私の予想の斜め上をいく子でした。
「一見まともっぽいが、根っこが浮き世離れしている」という圭吾のセリフに深く頷かざるを得ない!
強引に居候したあげく、健気に尽くすというより無理矢理尽くしてます。
「風呂は水が勿体ないから半身浴出来るくらいの量しか入れない」とか「入浴剤代わりにヨモギ入れる」とか…それ、人の家でやることじゃないからね!
よかれと思っても、それはあくまで藤原家の常識ですから。
居候するなら相手の生活ルールはちゃんと把握しなさいよ…!
いろいろ突っ込みどころ満載です(笑)
それが天然だからやっかいで、圭吾はその押しの強さに負けて受け入れるはめに。
まぁ、結局それがあったからこそ圭吾の心は開いていくわけですが。
相手がはちゃめちゃだとこちらも素を晒せちゃったりしますよね。
そんな日向が圭吾への想いを隠し通せるはずがなく、あっさり見抜かれています。
童貞くんが色仕掛けで落とそうなんて無謀にも程があるわけですが、そのバレバレな行動で、ドタバタしながらも進展していくのでした。
一方の圭吾。
日向に比べたら全然大したことないレベルですが、外面と内面を使い分けている曲者です。
ハンサムで優しい王子様キャラを演じながらも、実際はごく普通の、だらしないところもいっぱいある大学生。
父親や周囲が求める理想の跡継ぎ息子であろうとする事でストレスを溜めています。
素をさらけ出せる相手なんてそう簡単には出会えそうにない状況にあるので、日向との出会いはよかったんだろうなぁと、圭吾の事を考えると思います。
割れ鍋に綴じ蓋。
結果オーライかな?

恋愛面はドタバタしてましたが、濡れ場はしっかりありました~。
普段からこのくらい日向が可愛らしかったらいいのにね…。
圭吾が手が早くてびっくりです(笑)

それにしても、今回久しぶりにルビー文庫を読んだのですが、とてもルビー文庫な作品だったなぁと感じました。
なんだろう…対象年齢が他のレーベルより若いのかな。
少女漫画的なノリだから?
ドジッ子とか無茶をする女の子がドタバタしながら格好いい男の子と結ばれる展開。
私はBLに限らずひとりで突っ走って無謀な事をする、自分からトラブルに飛び込んで行くような主人公キャラが苦手なので、今回の日向になかなか慣れませんでした。
うーん、JUNEと呼ばれていた頃はルビー文庫ばかり読んでいたのですが、ブランク明けてからは手が遠のいていたルビー文庫…。
ルビー文庫でここ数年の間に読んだのは崎谷先生と高遠先生の作品くらいで、その時は作家さんの個性がレーベル色を超越していたのか、今回のような印象は受けませんでした。
でも、思い返してみると、昔のルビー文庫にもこのノリはあったんですよね。
その頃は自分も中高生だったから違和感がなかったのかもしれません。
はっ…!!この違和感は自分が歳を取ったせいということか……!

ということで、久しぶりに手に取ったルビー文庫は凪良先生の新刊でした。
面白くないというわけではないのですが、少々消化不良。
レーベル色のせいか、主人公の言動になかなか慣れず…。
凪良先生の魅力は心理描写の掘り下げだと思います。
ラブコメ(「すべての恋は病から」とか)も面白いのですが、それはキャラが魅力的だからこそ!
もう少し日向が馴染みやすいキャラだったら印象は違ったかもしれません。(節約云々じゃなくて思考の展開的に)
私は苦手なのですが、はっちゃけた性格の主人公が好きな方は楽しめるんじゃないかなと思います。
あ、タイトルの「もったいない!」は「こんな相手自分にはもったいない」という意味かと思ったら全然違いましたね!
節約が趣味(?)な受の話でした(笑)
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2012.01.08 01:01 | 凪良ゆう | trackback(0) | comment(0)
            












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