にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

神様も知らない :高遠琉加

4199006419神様も知らない (キャラ文庫)
高遠 琉加
徳間書店 2011-11-26

by G-Tools

一昨年、昨年に引き続き、BL読み初めは高遠先生でした。
続きが早く読みたい…!!
【神様も知らない/高遠琉加/高階佑/Chara文庫(2011年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
神奈川県警の刑事・加納慧介が担当することになった、女性モデルの転落死事件。
慧介と捜査を共にする先輩刑事・流は、捜査の過程で出会ったモデル事務所の社長・時永佐季の過去を探り始める。
一方、慧介の暮らす祖母の家の庭の手入れを請け負っていた花屋の青年・音澤司と、慧介は親しくなっていくのだが…。

慧介は所轄での勤務を経て県警の刑事部に配属された若手刑事。
若い女性モデルの転落事件をベテラン刑事である流と共に捜査していたが、その過程で出会った時永に何故か流は関心を持ち、密かに聴き込みを続けていた。
そんな中、慧介は以前から交流のあった司と親しくなっていく。
物静かな司の意外な一面を知り、心が揺れる慧介。
しかし、司は時永と知られてはいけない関係を持っていて…。
という事件モノ。
主要な登場人物は慧介、司、時永(佐季)の3人で、主に慧介の視点で話が進んでいきます。
転落死事件の背後にはどうやら司と佐季が関わっているようだという事は、途中に入る司の視点で徐々に見えてきます。
でも、佐季が何を考えて動いているのかは司にも分からないので、ハッキリしたところはまだ説明されていません。
タイトルからは分からなかったのですが、この作品は続き物になっていて、まだ完結していませんでした…。
事件についてはネタバレになりそうなので詳しく触れません。
何冊で完結するのか分かりませんが、この巻は3人の関係が動き出す序章部分かな?
慧介は一見健康的な若者ですが、シリアスな生い立ちを抱えています。
実家のある北陸を離れ、祖母のいる横浜の大学に入学し、就職したのもそうした背景があるからなんでしょうけど、普段は全くそんな顔は出しません。
でも、司と出会い、今まで他人に見せることのなかった内面を自然とさらけ出す事が出来、いつの間にか司に惹かれていきます。
それは司の不安定さに導かれた部分は大きいと思いますが。
一方の司は、何かしら大きな秘密を佐季と共有していて、隠れるように生きています。
佐季とは身体の関係もあり、心も預けているけれど、秘密を守るために佐季との繋がりを表に出す事は出来ません。
特別な関係で、信頼し合っているはずなのに、自分のことを話さない佐季の心も自分の心も見えなくなり常に不安を抱えている司。
そうした生活の中、どんどん心に澱がたまっていきます。
そんな司にとって慧介はまぶしい存在で、惹かれてはいけないと分かっていても心は止められない。
惹かれてしまう司の気持ちも慧介の気持ちもは痛いほど分かるけれど、慧介と普通の恋人同士にはなれない事も分かるので、読んでいて辛い…。
このふたりが幸せになるには、かなり大きなハードルがあります。
そして、佐季の存在…。
この巻では佐季の行動の理由がハッキリ書かれていませんが、間違いなく佐季にとって司は特別な存在なんですよね。
言葉にしないから司は不安になっているけれど。
表の世界では勝ち組な生き方をしている佐季の、不器用な愛情表現がもどかしくて切ないです。
はぁ…佐季はどうなってしまうんだろう。
それを考えると不安で仕方ない。
3人とも危うくて目が離せません。
そんな緊迫感漂う関係は読んでいて辛いけれど、このドキドキさせられる展開にすごくワクワクしながら一気に読んでしまいました。

濡れ場は何度かありますが、静かです。
静かな中に秘められた熱さに萌える!

ということで、2012年の読み初めは高遠先生でした!3年連続!
その期待を裏切らない面白さで満足~。
高遠先生らしい硬質な萌えが感じられる作品です。
今年もよいBL読み初めになりましたv
でも、まさか続き物だったとは。
タイトルで分からない事はBLではよくあるけれど、明らかに続くならタイトルに「1」とか入れてもらえると嬉しいです…。
こんなにドキドキしたのに続きがいつになるか分からないなんて…!
司と佐季の過去や事件の背景はなんとなく想像がつくのですが、どう考えても3人揃って幸せにはなれないですよね。
展開的には慧介と司の関係が進展しそうだけれど、じゃあ佐季は…?
切ない想像ばかりが頭に浮かんでしまう…。
脇の流の曲者っぷりも気になります。
早めに続編が出て欲しい…!!
高遠先生で刑事モノと言うとSHYの「世界の果てで待っていて」が好きなのですが、そちらもまだ完結していないんですよね。
どちらも好きなので、高遠先生、続編お待ちしております!

■シリーズ
「神様も知らない」
「楽園の蛇 神様は知らない2」
「ラブレター 神様は知らない3」


神様も知らない (キャラ文庫) 楽園の蛇 神様も知らない2 (キャラ文庫) ラブレター 神様も知らない3 (キャラ文庫)
関連記事
2012.01.05 01:40 | 高遠琉加 | trackback(0) | comment(0)
            












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