にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

4829625198だけど、ここには愛がある (プラチナ文庫)
栗城 偲
プランタン出版 2011-11-14

by G-Tools

面白かった~。読んでいてとても楽しかったです。
脇カプも気になる!
【だけど、ここには愛がある/栗城偲/笹丸ゆうげ/プラチナ文庫(2011年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
幼馴染みの佐宗光輝と付き合い始めて8年。
企業で働く鳴瀬悠馬は、スタイリストとなった佐宗の特殊な性格に時々振り回されながらも、順調に日々を送っていた。
しかしある日、佐宗の部屋に従弟の颯が居候し始めたことをきっかけに、ふたりの関係がギクシャクし始めるのだが…。

ふたりの出会いは中学時代。
当時、ある理由により浮いた存在だった佐宗に興味を持った悠馬が声をかけ、友人になり、悠馬のアドバイスによって佐宗は周囲に受け入れられていった。
でも、それにより本来の自分の性格を抑え込まなくてはいけない状態は佐宗にとって不自由であり、彼女が出来てもその性格が災いして振られてしまう。
そんな佐宗に、「どんな佐宗でもいいなんていうの俺くらいだから、俺にしておけば?」と悠馬は告白し、ふたりは恋人同士に。
それ以来ずっと上手くやってきたふたりだったけれど、颯の登場で変化が訪れ、そんな時現れた澪の甘い言葉に佐宗の心が揺れてしまうのだが…。
という、特殊な事情を抱えた恋人同士の話。
その特殊な事情というのは、ズバリ、佐宗が極度のナルシストであることです。
人目構わず手鏡で自分を延々と見つめているような子供は当然のことながら奇異の目で見られていて、悠馬がそんな佐宗にしたアドバイスは、そうした行動を人前でしないようにした方がいいというもの。
結果的にそれで周囲に溶け込むことが出来たけれど、性格が変わったわけではない佐宗にとって、本当の自分を見せる事の出来る悠馬は特別な相手になっていきます。
その特別が恋人へと発展して、気が付くと付き合いは8年。
ずっとナルシスト名部分を含めて佐宗に好意を持っていた悠馬は、自分が佐宗にとって2番目でもいいと思っている。
もちろん1番は佐宗自身。
佐宗は表向きの自分に惹かれて言い寄ってくる人には心が動かないので、ふたりの仲は安泰です。
でも、その安定した関係故に、佐宗は悠馬についてちゃんと考えたことが今までになく、今回ちょっとしたところから関係が不安定になった事で大きく揺らぐことに。
ずっと恋人同士だったにも関わらず、それまでの佐宗が意識していた気持ちは、悠馬に映る自分に恋していたみたいなもの。
無意識の中ではちゃんと悠馬を大切に思っているんですけどね。
それをようやく自覚し始めたというところかな。

それにしても、予想以上に斜め上のナルシストの思考に吃驚して、そして納得させられました(笑)
なるほど、そういう思考回路か!
途中、ようやく悠馬に惹かれている自分を自覚するようになるのかと感じる展開が訪れるのですが、そんな矢先に好きでもない澪と会うようになる佐宗…。
何故?!と、その流れに最初は違和感があったのですが、自分の心の揺れを認めたくない気持ちがそんな行動に繋がったのかと思えば分からなくもない。
悠馬を1番に考えてしまう自分自身に嫉妬しているなんて、もちろんそれは普通に考えたらおかしいんですけど…。
ナルシストの佐宗だからこその思考回路!
でも当然のことながら、それは佐宗の落ち着かない心の薬にはなりません。
佐宗と同じように自分大好きな澪にとっては、佐宗はあくまで2番目の存在。
同じように褒められても、そんな澪からの言葉と、佐宗を1番に考えてくれている悠馬の言葉が一緒なわけがないです。
バカだなぁ佐宗。
悠馬にとっては大迷惑でしょうが、無駄に足掻いて状況を悪化させているお馬鹿で不器用な佐宗が愛おしくなってくる不思議…。
悠馬のキャラもよかったです。
健気だけど譲れないところはしっかり持っているし、ダメな佐宗を本気で好きなんだという気持ちがちゃんと伝わってくるので好印象でした。
エッチも美味しい…!
図らずも言葉責めになっていて、恥ずかしがる悠馬に萌えます。
雨降って地固まったふたりが甘くて濃い時間を過ごしているのは、読んでいるこちらまでニヤニヤさせられますね(笑)

そして……脇カプも美味しいー!
佐宗の従弟である大学生の颯と、後輩であり恋人である流星のふたりの短編も収録されていました。
颯は生意気な発言をしつつも小柄で可愛い容姿。
本編の中でちらりと出てきていた通りマッチョで大柄な体格から想像されるイメージとは反して、性格は乙女思考なところがあり、攻なのに尻に敷かれている流星。
普段そんな流星に対して強気な姿勢の颯が、エッチになると大柄な流星に組み敷かれているという関係がすごく…すごく萌えツボでした…!!
体格差大好き。
このふたりの話がじっくり読みたいです。

ということで、栗城先生の新刊はナルシストな攻が繰り広げるラブコメディでした。
ナルシストを萌えネタとして使っているだけじゃなく、しっかりナルシストの思考を恋愛に結びつけているので、特殊な設定にも関わらずうまくまとまっています。
恋人が自分から離れていくことがあるなんて想像もしていなくて、優しい恋人の存在に甘えて相手を思い遣れていなかった事から訪れた危機。
佐宗の場合は極端ですが、普通の恋愛でも似たような状況はあると思います。
意外にも一般的な恋愛の話にも通じるところがあるので、すんなりと話を受け入れる事ができました。
萌えもあり、キャラも個性的で面白かった!
読んでいて楽しかったです。
脇カプもすごく美味しい設定だったので、続編希望~♪
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2011.11.18 19:18 | 栗城偲 | trackback(0) | comment(0)
            












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