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シュガーギルド :一穂ミチ

4403522874シュガーギルド (ディアプラス文庫)
一穂 ミチ
新書館 2011-10-08

by G-Tools

面白かった…!!
おじさんに想いを寄せる若者受に萌える事を自覚しました。
【シュガーギルド/一穂ミチ/小椋ムク/Dear+文庫(2011年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
8年間の海外赴任から戻った清坂達生。
久しぶりの所属部署に顔を出すと、そこには思いがけない人物がいて…

大手商社の食品を扱う部署の課長である達生は、ロンドンでの8年の海外赴任を経て東京に戻ってきた。
その所属部署での挨拶回りの最中、ひとり素っ気ない態度で名刺を受け取った男。
それはかつて達生が一度だけ関係を持った事のある、白石和だった。
意識されている事を感じ、そして自分も和を意識している事を自覚しながらも、上司と部下という関係がぎこちなく続いていく。
そんな中、和に達生の元同期で友人でもある仁科の会社への引き抜き話が持ち上がるのだが…。
という、歳の差カップルの再会もの。
出会った頃は、達生30歳、和19歳。
8年後に再会しているので、38歳と27歳になっています。
11歳差ですが、このくらいの年齢になるとそんなに無理はないですね。
8年前、海外赴任前に達生がふらりと行った紋別でふたりは出会っています。
その頃、達生は仁科が企業したベンチャーへの誘いを振り切って海外赴任へ向かおうとしていて、大きく心が揺れています。
ライバルであり仲間である仁科に対する憧れと嫉妬。
自分には出来ない事をする仁科へのそんな感情は、30歳という年齢だったからこそ達生を揺るがせていて、38歳となった今では、仁科を才能を認められる友人として受け入れられています。
30歳前後は大きな節目がありますよね。
仕事を含め、人生の方向性が今まで同じ道を歩んできた周囲の人と違ってくる。
ここでは会社に残るか独立するかという選択肢ですが、例えば女性として身近な事に置き換えると、結婚して子供を産むか独身でいるかという選択肢も似たようなものだと思います。
どれだけ仲がよくても、子供中心の生活になる人と、独り身で仕事している人とではそれまでと同じような価値観での関係は続けられない事が多いですよね。
自分自身、それは特に30代になってからとても感じています。
でもそれはどちらが正しいとか正しくないとかそういう問題ではなくて、異なるステージでお互いに頑張っているんだなと私は思ってる。
達生と仁科も、8年前は互いの主張をぶつけあっているけれど、今ではそれぞれに選んだ道を認め合って、友人関係が続いているんでしょうね。
恋愛とは関係ない部分ですが、こうした心理描写が話全体の説得力に繋がっているなぁと思いました。
あ、もちろん勘違いという恋愛のスパイスにも繋がっていましたが!
一方、和も達生と出会った時、情緒不安定になっています。
それは故郷の紋別に対する感情。
可能性を求めて東京の大学に出てみて初めて、故郷を自分がどれだけ大切にしているかを感じ、でもそこには戻れないとも感じている自分に落胆してる。
流石にここまで都会と距離があるわけではないですが、私も地方出身者なので、和の複雑な感情に切ない気持ちにさせられました。
8年前、こうしてお互いに精神的に落ちている時に出会って、刺激を受けて、それが恋愛感情へと結びついていく流れが読み進めると分かってきます。
身持ち軽く無さそうだし、歳の差もあるふたりが何故8年前に関係を持ったのか。
互いに意識し合っているのは間違いないので、その背景が重要だと思うのですが、それが無理なく理解できました。

達生はそこまで大きく変わっていませんが、学生から社会人になっている和はかなり精神的にも成長しています。
和がかわいくて仕方ない!
達生を意識しすぎてツンツンしている今の和と、素直に笑顔を見せていた8年前の和のギャップがすごくいいですね~。
好きな達生の前で昔のように素直になりたいのになれなくて、素っ気ない態度の裏でいろんな感情が吹き荒れているのだろうなぁと思うと、ツンツンしている和がめちゃくちゃ愛おしくなります。
惜しむらくは、最後気持ちが通じ合ってからのエッチシーンが急ぎ足だったこと…。
待ちに待った濡れ場が始まったけど残りこんなページ数少ないってどういうことだ?!と焦っちゃいましたよ!
流石にフェイドアウトはしてませんが、もう少しじっくり溶かされていく和を堪能したかったです…。
勿体ない!

ということで、一穂先生の新刊は歳の差&再会ものでした。
大人同士の話でしたがとても初々しい雰囲気で、お互いを意識しまくっているのになかなか進展しない関係が焦れったかったです。
そんな中、8年前の出来事が上手く絡んでいて、どんどん話に惹き込まれました。
ふたりの年齢設定がすごくしっくりきます。
一穂先生は高校生くらいの若いカップルの方がしっくりくるなぁと思っていましたが、おじさんもいけますね~。
そして、年上の男性に想いを寄せる若者という構図がとても美味しかった…!
所謂「おっさん」萌えはない私ですが、「おっさん」の包容力に堕ちる若者受には萌えるのだと自覚しました。
とても面白かったです!
その後の2人の話が読みたいなぁ。
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2011.10.17 01:32 | 一穂ミチ | trackback(0) | comment(0)
            












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