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ダブル・バインド (4) :英田サキ

4199006338ダブル・バインド4 (キャラ文庫)
英田 サキ
徳間書店 2011-09-27

by G-Tools

次々と明らかになっていく真実に息をつく間もありませんでした。
読み応えたっぷり、大満足の最終巻!
【ダブル・バインド (4)/英田サキ/葛西リカコ/Chara文庫(2011年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
姿を消した葉鳥と祥を追い辿り着いたのは、山の中にある一軒の家。
上條、瀬名、新藤は、そこで連続殺人事件の真相を知るのだが…。

すごく面白かった…!!!
恋愛だけでなく、サスペンスとして読み応えのあるシリーズ最終刊でした。
以下、ネタバレを多く含みます。
直接的には言葉にしていませんが、事件の内容がこのシリーズの重要な部分で、予備知識なしで読む方が面白いと思うので、未読の方はこの先の感想を読まない事を強くオススメします。

上條と瀬名、新藤と葉鳥がそれぞれ別のルートで事件を追う中、ある日、葉鳥と祥が姿を消してしまう。
2人を追って辿り着いた先で新藤、瀬名、上條の3人は事件の真相を知る。
これにより事件は終わりを迎えるが、助け出された祥は「祥」でも「ヒカル」でもない人格「ケイ」に支配されていた。
「ケイ」を生み出すこととなった祥の過去とは…。
葉鳥と祥が犯人たちに襲われるところで終わってしまい、続きが出るまでドキドキでしたよ!
重要な鍵を握っていそうな祥はともかく、新藤のためなら命をも投げ出す覚悟がある葉鳥は見ていてとても心配でした。
このふたりが犯人と接触したことで事件は大きく動き出します。
犯人は誰なのか?
動機は何だったのか?
次々と隠されていた真実が明らかとなり、上條が抱いていた違和感の謎が解けていくのですが、同時にそれは上條にとって悲しい結末を迎えることに。
強い憎しみの中にあるのは、悲しみと悔恨です。
事件だけでなく、その後事件に刺激され記憶を取り戻していく祥の中にあるのも大きな悲しみと悔恨。
不条理な出来事により生み出された悲しみが憎しみとなって復讐の道を選ぶ事になったり、抱えきれない悲しみにより精神を病むことになったり、不幸という言葉で説明してしまうには重すぎる真実が隠されていました。
前半は次々と明らかになる内容と事件の緊張感溢れる展開に、息をつく間もなく一気に読んでしましましたが、意外にもページ数的にはそこまで多くありません。
そこから瀬名と上條の恋愛へシフトチェンジして、事件以外の人間関係もしっかり読ませる展開になっています。
新藤と葉鳥も…まさかそんな隠しネタが!
びっくりしましたよ!
それを知った後読み返すと、なんだかもう新藤の葉鳥を想う気持ちがそこら中に溢れていて、新藤の印象がかなり変わります。
怪我をした葉鳥の元に新藤が駆けつけたシーンも好きで、弱いところを見せず、新藤のためなら死ぬ覚悟だった葉鳥が、ギリギリの状態になってようやく自分の本当の気持ちに気付き、新藤に告げたセリフには泣かされました。
このふたりは好き合っていて、恋人同士だったのに、ここまで来るのに長い時間かかりましたね~。
ようやく気持ちが葉鳥に届くようになって、新藤ホントによかった!
一方、瀬名と上條は付き合うか付き合わないかという所でジタバタしてます。
瀬名がなかなか心を決めなかったのが原因なのですが、ここまで来ると瀬名のツンツンした言動の裏にある気持ちが読んでいて分かってくるんですよね。
臆病で、素直になれない瀬名は自分から上手く誘えないだけ。
上條が少し強引にいけば、瀬名も「しょうがないな」という形でガードを緩められるのに、上條も真面目だから…。
焦れったい!
だけど、そんなふたりがいい!
受け入れると決めたら懐の深い上條と、臆病で素直じゃないけど情の深い瀬名のふたりは、きっと喧嘩をしつつよい関係を築いていくのだろうなぁと思います。

ということで、ついにシリーズ最終巻でした。
ここまですごくおもしろ方このシリーズを読み終えるのが勿体なくて、少しでもワクワクを逃さないよう、いつもなら先に見る挿絵を全く見ず、他の人の感想も出来るだけ見ないようにするという気合いの入れよう。
こんなに期待しているとその反動も大きいので不安もあったのですが、その心配は全く必要ありませんでした。
期待通り、いやそれ以上の面白さ!!
BLとしてだけでなく、サスペンスとして読み応え十分。
読み終えてもしばらく興奮が収まりませんでした。
4巻は全体で200ページ程で、このレーベルの分量としては薄い方だと思います。
でも、すごく濃厚。
前半の事件の部分と後半の恋愛の部分がバランスよく繋がっていて、二組登場しているにもかかわらず、事件を軸にした人間関係と心理描写がうまくまとまっているなぁと思いました。
この巻は特に、悲しみが溢れています。
悲しみ、憎しみを乗り越えようとした結果は様々で、すべての人たちが幸せにはなっていないけれど、それぞれに新たな道を歩みだしているので読後感は明るい。
過去には戻れないけれど未来も予想できない、という言葉がとても印象的でした。
これで終わりなんて…。
寂しいです。
是非続編を!
新藤と葉鳥の甘いシーンも読みたいですが、私は瀬名が大好きなので、付き合い始めた後の瀬名と上條の話がじっくり読みたいです!
それまではこの4冊を読み返して待ってます。
ドラマCDも購入済!
そちらも感想が書けたらいいなぁ。
英田先生、ステキな作品ありがとうございました!



【とても余談】
某ヒーローアニメのキャラと上條と瀬名がシンクロしてしまうと前巻の感想で書きましたが、4巻は読んでいてそんなことはありませんでした。
その後、特に瀬名と似ていると思っていたアニメのキャラの方の印象が随分変わったので(笑)
瀬名はツン度高めのままでいてくれて安心しました~。
あ、アニメの方も大好きですよ!!ムフフフw


■シリーズ
「ダブル・バインド (1)」
「ダブル・バインド (2)」
「ダブル・バインド (3)」
「ダブル・バインド (4)」

■スピンオフ
「アウトフェイス」 新藤×忍

ダブル・バインド (キャラ文庫) ダブル・バインド 2 (キャラ文庫) ダブル・バインド3 (キャラ文庫)
ダブル・バインド4 (キャラ文庫) アウトフェイス  ダブル・バインド外伝 (キャラ文庫)

■ドラマCD
Chara CD Collection ダブル・バインド Chara CD Collection ダブル・バインド2
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2011.10.04 01:51 | 英田サキ | trackback(0) | comment(0)
            












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